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寝ても取れない疲れの原因はサバイバルモード 


8時間以上ぐっすり眠っても疲れが取れない。栄養バランスの良い食生活を送っていてもエネルギー不足を感じる。適度な運動をしても慢性的な疲労が解消されないと感じたことはありませんか。

私は日々、この「慢性疲労」に悩まされています。自分なりに「慢性疲労」について勉強した結果、原因として「副腎疲労」を疑いました。副腎疲労に関する動画をたくさん見て勉強し、副腎疲労を改善する為の食生活について書かれた本を熟読し推奨される食生活を実行しました。けれど大きな改善は見られませんでした。


私の人生は20代後半、アメリカでの出来事がきっかけで一変しました。その出来事によりPTSDと診断され、それ以来フラッシュバックと不安発作との戦いが続いています。今年はそれらの症状があまりにも酷く困り果てていました。そんな時、フラッシュバックに効果があるとして有名な日本の漢方薬「神田橋処方」を勧められ試してみることにしました。驚くことに、この漢方薬によってフラッシュバックや不安発作の症状が和らぎ、生活が少しずつ改善されました。しかし慢性疲労が改善することはありませんでした。


私のようにPTSDに苦しむ方の多くが、サバイバルモードで生きているそうです。カウンセリングを受けた際に、カウンセラーからハッキリとこう言われました。



「あなたはずっとサバイバルモードで生きている。」
と。



このモードで生きていると毎日危機的状況に置かれているような感覚があるそうで、いくら休んでも休んだ気がしないのだそうです。まさにそれは私のことでした。いつも肩に力が入っていて緊張している、心配と不安でいっぱいで「安心感」とは無縁な生活を送っている。


ヨガやマッサージ、温泉など、リラックス出来そうな事はなんでもやってみましたが、何をしてもリラックス出来ません。緊張がほぐれることがないのです。休んでも休んでも休んだ気がしない日々が長年続いているのです。


サバイバルモードは過去に経験した事がある危機的状況を予測して、もし再びそのような状況に陥っても生きていけるように本能的に体が準備しているのだそうです。そのせいで「毎日がまるで戦場にでもいるような気分」がします。一日の終わりにはグッタリと疲れていて何もする事が出来ません。


「ポリヴェーカル理論」によれば、サバイバルモードは人間が危険やストレスにさらされた際に自動的に発動する生存本能の一環と言われています。


では、「サバイバルモード」とは一体何なのでしょうか?


サバイバルモードに入る原因や理由とは:

  1. 物理的な脅威や危険: 最も直接的な原因として、身体的な危険や脅威が存在します。例えば、災害、事故、暴力などが挙げられます。このような状況では、生存本能が働いて身体は即座にエネルギーの保存と生命維持のための機能に切り替わります。

  2. 心理的なストレス: 環境への適応が求められるストレスや、精神的な負担もサバイバルモードに入る要因となります。例えば、過去のトラウマ、仕事の圧力、人間関係の問題などが挙げられます。

  3. 社会的な状況: 社会的な状況や圧力もサバイバルモードを引き起こす原因となります。例えば、戦争や経済的な不安定、社会的な孤立などがこれに該当します。

  4. 感情的なストレス: 強い感情的なストレスもサバイバルモードにつながります。恐怖、不安、怒り、悲しみなどがこれに含まれ、これらの感情が持続的に高まると、身体は常に備えをし、緊張した状態を維持しようとします。


私は「慢性うつ」や「気分変調症」も患っているので疲れの原因は「うつ症状」も関係があるかもしれません。またHSP(ひと一倍敏感で繊細な人気質も関係があるとも思います。けれど根本原因は、この「サバイバルモード」で生きている事なのだと思います。


残念ながら、サバイバルモードから抜け出す為の方法はまだ見つかっていません。私の願いはただ一つ、それは「何も心配せず、緊張もせずに眠る事」です。私は就寝時、歯を食いしばって寝ている為マウスピースが手放せません。そしてついにそれが原因で、顎関節症になってしまい口腔外科のお世話になりました私の当面の目標は「体の力を抜いて、ただぼーっとする事」ですが、



脱力すら出来ない私にとって、ぼーっとする事は夢のまた夢です。けれど、自分が疲れ切っている現実を忘れるために「没頭療法」を実行しています。とにかく何かに没頭するんです。私はインテリアについて考えたり、インスタグラムに投稿するショート動画について考えている時は、「自分が疲れ切っている」という現実を忘れる事が出来ます。好きな事に集中しているからだと思います。

築古の我が家のインテリア



必ずしも「創作」に関することばかりではありません。何か没頭出来そうなゲームをするとか映画を見るなどでも良いと思います。1日の中にほんの一瞬でも「疲れ切っている現実を忘れる時間」を作ってあげることが大切だと思います。




↑YouTubeではHSP気質や持続性抑うつ障害(気分変調症)などについて発信しています★



Keilani





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