テレビでほとんど流れない面白いニュース【5/25〜5/31】
1. 面接もAIの時代に
ソフトバンクは今年度から、採用面接にAIを取り入れる。リモートでの説明会や面接が浸透し始めているように、AIが面接を実施するのは、そう遠くない未来なのかもしれない。
エントリー後、企業から出された課題に対し、動画を撮影してアップロードする動画面接の合否をAIで判断するものだ。AIが合格と判定した動画の応募者は次の選考に進み、不合格の場合は人事担当者が動画を確認し、最終判断する。
最終面接は対面を取り入れるが、それ以外はすべてWebで完結させる企業が増えてきている。新型コロナウイルスの感染防止対策だけでなく、選考会場への移動にかかる時間や費用を軽減できる、などメリットはたくさんある。
私も説明会、面接を受けているが、今のところすべてWebで完結している。私がWeb説明会で感じたメリットは
・別の事をやりながら耳だけ傾ける事が出来る
(本命の会社でも、知ってる事を長々と話す時間がある場合)
・チャットを使う事により、質疑応答がかなりスムーズ
・「違うな」と思ったらすぐに退出できる
・1日に参加できる回数が増える
などだ。
コロナ時代の一時で終わるのではなく、この先Webを用いた就活方式は継続するべきである。
2. 農業もライブコマース
ライブ配信で物を売る「ライブコマース」。日本では馴染みがないかもしれないが、中国では注目されている販売手法だ。
販売者がライブ配信で商品を紹介するだけでなく、リアルタイムで質問に対応することが出来る為、直接手に取ることはできなくても、店舗に直接行った時と同じ体験が出来る。また、インフルエンサーを利用すれば、認知の拡大やコアなファンからの購入を見込める。それらの店で、通信販売とは異なる。
アパレルやコスメ等のライブコマースは主流である。中国の老舗靴店は、ライブコマースを用いて、昨年同月の半分程売り上げることができた。
また、今回面白いと感じたのが、農村でのライブコマースだ。お茶を手に取ることがあっても、お茶の生産現場はあまり馴染みがない。ライブコマースによって、農村のリアルを知ることができる。農村で採れた作物で料理している様子をライブ配信で流すとか、これから色々な展開がありそうだ。
3. タクシーの食品配達の検討
全国的に輸送業者のドライバー不足は人手不足が続いている。その背景としては賃金の低下だ。30年ほど前は年収1000万超えのドライバーもいたが、1990年の規制緩和によって平均年収は約500万円まで低下した。一時トイレットペーパーの売り切れが続出したのも、それが背景にある。
一方でタクシードライバーは新型コロナの影響を受けて多数の人が解雇されている。(正確に言うと、一時解雇に近いものだが)
また私が以前、ある広告会社の方から聞いた話によると、自動運転レベル5(完全自動運転)までいくと、例えば赤坂〜池袋間(約10km)の送迎が200円程度で実現可能になるのではないか、と言っていた。
そのような状況において、タクシー業界も変わらなくてはならい。先々のことを考えたら、日本国内の人口は減り続ける。人だけを運ぶというモデルは変わらなくてはならない。
4. ABEMAの迅速な行動
誹謗中傷をきっかけに亡くなってしまったとされる木村花さんの事件を受け、ABEMAでは誹謗中傷の相談窓口を開設した。
今回の事件がきっかけとなったのは、フジテレビが制作するリアリティ番組「テラスハウス」だった。同じく恋愛リアリティ番組で大きな視聴者数を獲得しているABEMAにとって重要なコンテンツである。事件4日後にこのような措置を取ったのは良いことだ。
5. アマゾンが映画館事業に進出?
Amazonが映画館チェーンを買収するとの噂。Amazonが展開するプライム・ビデオ作品を上映することが予想される。
動画配信サービスには、プライム・ビデオやNetflixといったオリジナル作品を制作する会社があるが、これらの作品はアカデミー賞を受賞できないことが問題となっている。
<アカデミー賞選考条件>
・米国ロサンゼルス都内の映画館で、連続7日以上にわたって有料上映
・長さ40分以上
・劇場公開以前にテレビ放送、ネット配信、ビデオ発売などで公開されていない
など、ネット配信のオリジナルコンテンツ作品が選ばれる為には、劇場公開が必須条件となる。
また、一部のオリジナル作品には、アカデミー賞狙いのために1週間だけ劇場公開を行っている作品もあるようだが、選考を行うアカデミー会員から敬遠される傾向もある。
そのため、オリジナル作品のアカデミー賞受賞はまだまだ議論が重なる気がするが、可能性としては一歩近づくのではないだろうか。
また、Amazonが映画館を買収することにより、プライム・ビデオが保持している作品を放映することが可能になるのではないか。
今でも昔の古い作品が「特別鑑賞」として放映されていたりするが、Amazonが買収した映画館では常時、何かしらの過去の作品を映画館で楽しむことも可能になるのかもしれない。
6. 身に着けるエアコン
携帯扇風機が昨年ヒットしたが、数年後にはこういったデバイスも発売されるのかな。夏の需要を見込み、サブスクで発売ということもありえそうだ。
7. 学生はLINEで給付金を申請可能
特に一人暮らしの学生は必見のニュースだ。既に学校からメールが届いている学生は、それを利用すれば良いと思うが、まだという学生は使った方が良いと思う。
ただ、問題は大学が日本学生支援機構にリストを提出し、その対応がどれくらいかかるのか、という不安は、昨今の遅い給付金問題から出てくる…
8.ヴィッセル神戸の営業収益
イニエスタ効果でJ1トップの収益を得たヴィッセルの営業収益は100億円でJリーグ断トツの結果だ。それに対し、惜しくもトーレス効果はあまりなかった鳥栖の赤字利益は、J1全体の赤字に相当影響を与えている…
9. Instagramで直接稼げるように
これまでのInstagramでのビジネスは、ブランド企業とパートナーシップを結んでPREMIERE PROするインフルエンサーの働き方が主だった。
SHOWROOMや17live、YouTubeのスパチャなどが展開する投げ銭ビジネスがInstagramの生配信でも可能になる。また、長時間動画を投稿するインスタの「IGTV」には広告も展開する。
ますます個の時代が問われる世の中…
10. Uber配達員への保険サービス 活動してなくても補償!?
『提供する「損害補償付きベネフィットプラン(障害プラン)」は24時間365日補償で、配達員が待機中も対象とする。』とのこと。o
この保険サービスの価格が適性かどうかは分からないが、待機中も補償となると、とりあえずUber配達員に登録するっていう人も出てくるのでは…
11. テイラー・スウィフトがトランプ大統領に物議
「11月の選挙で落選させる」
なかなかインパクトを与える投稿だ。黒人男性が白人警官の取り押さえつけられ死亡。白人男性は殺害罪で逮捕された。
この事件に対して投稿したトランプ大統領のツイートが物議を醸した。
黒人を「THUGS(悪党たち)」という人種差別的な発言を用い、「略奪が起きれば銃撃も辞さない」と武力制圧も辞さない考えを示した。
これに対して、テイラー・スウィフトを初めとする多くの名だたる著名人がTwitterで非難している。
また、この事件を受け、アメリカでは大規模なデモが起こっている。
まさに昨年公開された「ジョーカー」が描くように、差別がデモを引き起こした。
また、日本でもなぜか同タイミングで同じようなことが起こった。
この出来事に対し、日本の著名人からは声が挙がる気配は今のところない…
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