「ソラニン」

今日はボロ泣きした。というか涙もろすぎるせいか、映画を見てる最中は三回ぐらい泣いているような気がする。男のくせに情けないって?こういう時ぐらいしか泣けないんだからいいじゃないか。

「二人で乗り切っていけばいいじゃん。それじゃあダメかしら。」

そう言ってくれた人がいなくなったらどうするだろう。

そんな事象へのアンサーというか、アンサーとは行かずまでもヒントというか。「始まりがあれば終わりがある」なんて言葉、ベタだ。でもそれは本当かもしれなくて、そのきっかけは本当にあっけない。ほつれてしまった糸を引っ張ってしまった時のようにずるずると解けていくんだなって。

じゃあその糸を引っ張らなければよかったとか、ほつれていることなんて知るんじゃなかったとか、そういうことではないんだなと思い知らされる映画だと思う。

大切な誰かが行って(逝って)しまったら、

「さよなら。どこかで元気でやれよ。」

って叫んでしまえばいい。そうしたら、そいつはきっと自分の知らないところで、自分の知らない幸せを掴んでいる。人ってそんなもんだったっけ。


着なくなった服のような扱いを受けるだろう思い出は、ふとした時に脳裏にでてくる。思い出した時に、それが苦かろうが甘かろうが素晴らしいなって思えれば案外たいしたことないんじゃない??

「どうにかなるさ。」

って主人公も言ってた。まあ死んでしまうんだけれどもね。

三か月前にものすごく大事にしてた彼女と別れて、その別れた一か月後にはその子には新しい彼氏がいて

「あァ!!こんなもんか!!人生!!」

って嗤った。清々しかったよ。辛かったけど。

リスタートって難しいけど欠かせない。なかなか先に行けないときに見るといいよ。ぜひ、見てみてください。ソラニン。

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