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勝手にふるえてた

6月の中間の日曜日、
映画を観に行ったのだがいくつかの角度からえぐられて、揺さぶられて、震えたのでそれを伝えたい。

観た映画は、
勝手にふるえてろ
だった。

内容はこう

大まかに言うと
とある現実が嫌いで絶滅危惧種が好きな主人公の女の子が、想いを募らせるほぼ話したことのない思い出の男の子と、自分のことを好きだと言ってくる男の子の間で揺れるという
理想を詰め込んだ妄想VS悪くはないけどそこまでときめきもしない現実系のストーリーだ。

ちなみに、主人公がこの2人と付き合ってる気でいるという設定が、理解を諦めたくなるこじれた女の子感が溢れ出ていて素敵だ。
好きな子が実際にこんなんだったらマジで嫌だけど。

雑なあらすじになってしまったが
つまり今まで主人公は、現実や他人と本当の気持ちを持って話したことがないガールなのである。

そんな彼女が、久々に行動を起こし
妄想と現実のギャップにノックアウトし、
死にそうになる中で、それでも好きだと向き合ってくれる人に"初めて出会う"のだ。

これはとても感動的で、
こじらせた自分にはかなり響いた。

妄想は楽しいけど、いつかは現実を見なければいけない。
根っこから楽しめればいいけど、
不安だらけの、間違えたりした分だけリアルに傷付く現実は怖いのだ。

主人公の気持ちはとてもよくわかる。
同時に、主人公と向き合おうとする男の気持ちも地味にわかった。
男は、不器用なんだよな。
この映画の男は不器用が気持ち悪く見えたりするけど、でも好きな女の子と向き合おうとすると、変に格好なんて付けてられないのはかなりわかる。

僕はこの映画を観て本当の愛とか恋とか、あるのかわからないし、大切ななにかを失うかもしれないけれど、それでも現実に向き合わないと、そもそも愛は手に入らないんだなと思った。

震えるほど怖くても、怯えていても変わらない。いつかは震える気持ちすらたしなめて、僕らは現実と仲良くやっていかないと
本当に素敵な未来にはいつまでも届かないということを思い出した。

最後に、主題歌のベイビーユー
めちゃくちゃいい曲。
松岡茉優
とてつもなく可愛いし、演技が合いすぎている。

こじらせてる人に見てほしい。
こじらせていないあなたも、見てみるといい。

ありがとうございました。

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