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2019 日日是好日 「立 」

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#日日是好日

目盛りやスーパーボールや鏡のような。

タイトルだけじゃわからない、一見関係のなさそうな三つの言葉がある。

今年に入って「ほぼ日手帳」でほぼ毎日日記を書くようになった。最近はnoteも書くようにしている。これはもう少し考えてのことだけど(今年のやりたいこと100にも書いていたし)、日記はもっと気軽に書くようにして、三日坊主的な自分が、めずらしく半年くらいは続いている。

関係のなさそうな三つのことは「日々書く文章」について思ったものだ

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能動的5分間のすヽめ

能動的5分間のすヽめ

考えているようで、考えていない時間がある。

スマホを開いて目の前の記事を眺めている自分は、たしかに考えている。自分で読みたいと思ってタップして、文章を読む。そう、ほんとうに思えるのだろうか。

今は手元で簡単に調べることができる。調べたいことにキーワードを入れれば、ひゅっと検索結果にそれらしいものが並ぶ。実際それに助けられることはあるし、いいこともたくさんある。ただ、調べながら、つい、ついね…と

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「ことば」についての雑感。

「ことば」についての雑感。

あれ?もしかしたらそうかもしれないな、という考えを書いてみたい。

「ことば」についてのこと。それは話すときに交わす言葉よりももう少し広い、何かを伝えたり感じるときのものだ。

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きっかけになったのは、ある番組で特集されていた天才学生の話からだった。彼はIQが180を超え、普通では考えつかないことが浮かんでくる。学力はもちろんのこと、ピアノは独学で弾けたり作曲もする。絵も

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空っぽな時間をつくるために。

日々忙しくても頭はいつも働いている。

スマートフォンが手元にある今、ある程度ならどこでも繋がることができる。仕事ならどこにいても相手先と電話をしたりメールを返したり、書類のチェックもできる。友達や家族との会話もLINEをはじめとして、いつでもできる。ゲームも読みものもそこから始められるから、空いた時間はそれに費やせば埋まっていく。

このいつでもどこでも出来ちゃうモノに、慣れて使い倒してきたわけ

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習慣に必要な、「組み」の時間。

習慣に必要な、「組み」の時間。

今日一日のことを寝る前に少しだけ振りかえってみる。

疲れてしまえばそんな余裕もなく、気づけばベッド中…なんてこともしばしば。ある本で読んだ「一日に使える意志力(選択力?)には人それぞれ限度がある。」という言葉を思い出すと、その通りかもなぁと思えてくる。

そうすると、意志をもって選択できることには限りがあるのだから、無意識でも取り組めるような習慣を間に挟んでおくのがいい、という考えに行き着いた。

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山登り型の文章と、散歩型の文章。

山登り型の文章と、散歩型の文章。

友人が月刊発行する通信『まなびおむすび』に、今月の考現学というコーナーがある。日常であった一つのできごとから考えを深めていくコラムに、いつも楽しく読ませてもらっている。そのコーナーの紹介文に書かれたものが気になっていた。

「今ここ」からはじめる考現学。(書ける・書けない)を考えず書いているうちに、未知なるものが見えてくる。

文章の書くにはいろんな方法がある。

細かく言ってしまえば人それぞれだ

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オトナになるってどんなこと?

オトナになるってどんなこと?

大人とは一体なんなのだろう。何をもってそう言えるのだろう。

それは年齢的なものだろうか。それともある一定の経験をすればいいのだろうか。きっと、明確な基準はないのだろう。聞く人を変えれば、人の数だけ大人像がある。

例えば、そもそも「子どもから大人になる」も正しいとは限らない。子どものようで大人びた人はいるし、大人のようで子どもみたいな人もいる。自分という一人の中に「大人の自分」も「子どもの自分」

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備忘ログ「優しくある。」3/4-10

備忘ログ「優しくある。」3/4-10

想像してみよう。

相手は何を考えていて、どうしたら喜び、楽しめるのか。想像して相手の心に自分の心をなるべく近づけようとする、それは優しさの一つの形だろう。

ふと、優しくあるには「慮る」と「思いやる」二つの段階があると思った。

「慮る(おもんぱかる)」は、よくよく相手のことを考えることであるが、これは言葉の音を考えると「思い計る」が形を変えたもののようだ。つまり、考慮や遠慮、配慮にみられるよう

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備忘ログ「時間との付き合い方。」2/18-24

備忘ログ「時間との付き合い方。」2/18-24

季節外れのインフルエンザになった。思い返せば予兆はあって、あぁ、あそこでもっと気をつけておけばなぁとか、友達の言ってたことを思い出せば良かったとも思っていたが、防ぐことはできなかった。

なってみれば、外には出れないし、大して動くこともできないしで不便だ。手元で本を読んだりスマホをさわってみるも疲れは早めにやってくる。自然と、ぼーっと考えることが多くなった。もっと早めに更新する予定だったけれど、少

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備忘ログ「自分であること。」2/11-17

備忘ログ「自分であること。」2/11-17

僕たちは1日にたくさんの情報にふれる。

ネットが見れるようになってからは、それはもうあふれんばかりの情報に。まるで駅のホームで電車が過ぎ去るかのように情報を眺め、朝のラッシュ時の人混みのように巻き込まれていく。

本が好きで日に一冊読むか読まないかのペースだけど、ネットの記事も同時に読む。ただ本とは違い、読んでいてもまた同じ記事を読むことはそうそうない。本は何度も読み返すのに、同じ文字でもネット

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「いい!」の循環。

「いい!」の循環。

大事なことはシンプルなことだった。

僕の出発点は、「自分が幸せであること。自分と関わる周りの人が幸せであること。」である。シンプルだがそれが答えだ。自分だけが幸せではダメで、人は環境や人間関係など様々なものから影響を受ける。だから周りを大切にし幸背であることで、自分にも良い影響がくる状態になる。

そこに新たな一文が加わった。「自分が幸せであること。自分と関わる周りの人が幸せであること。そのため

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夢や理想よりも、愛は大切なものかもしれない

金曜ロードショーで『LA LA LAND(ララランド)』が放送されたことを受けて、周りの友人では「幸せについて考えさせるなー」という声が目立って見えた。僕は映画館で観ていなかったから、なんだいなんだいそんな映画なのかいと、じっくり観ることにした。

ミュージカル映画ということで、全体は音楽とともに盛り上がりながら楽しみ、後半にかけて押し寄せてくる展開には、たしかに考えさせられるものだった。

考え

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鏡をみるように、自分の言葉を眺めること。

自分のことは、思った以上に見えない。

相手の気持ちがわからないという言葉をみると、自分のことすらもわからないだろう、と思う。逆に自分が見えるようになることで、相手のこともわかるという話もある。自分を知るにはどうすればいいのだろう。

こんなことを考え出したのにもきっかけがある。少しずつ考えていたけれど、今日読んだこの記事の影響が大きい。

後半にある言葉にスイッチが入ったようだ。

人は自分では

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運が、偶然ではないとすると。

「あの人って運いいよね。」と言われる人がいる。やたらにいいことが起きている人を目の前にすると、自分と比較して、ついそんな言葉が滑りだしてしまうのだろう。

確かに良さそうな人はいる。これはたまたまそうなっているのだろうか。星のもとに決められていて、しょうがないことなのだろうか。僕は違うと思う。運がいい人には何かそれなりの理由があると思うのだ。

「運 本」と検索をかけるだけでたくさんの本がヒットす

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