妄想ランニング雑誌企画『INTERVAL』


•コンセプト
『ハウツー本でないランニングマガジン』
日本国内のランニングに関する情報発信は、ほぼ二つに分類されます。一つはメーカーが新製品発売の際にメディアが発信する公式情報です。もう一つはYouTubeやSNSの個人発信です。前者は、ファクトのみで製品がユーザーや市場にもたらす影響を語らず〈モノ〉に閉じている。後者は、発信者個人の固有の体験に基づく発信が強く〈ヒト〉に閉じている。そこで、〈モノ〉と〈ヒト〉の間を描く誌面を考えました。


•雑誌名『INTERVAL』
①〈モノ〉と〈ヒト〉の間を考える
②ランナーにとっての小休止
という意味で誌名をつけました。

•版型  A5  
•価格  ¥1500
•刊行頻度  不定期

◯目次
【特集1】
「NaviTabi徹底取材」
〜ナビゲーションから考える「個人」と「都市」の接続

【対談】
RUNARX RUNNING CO.代表 佐藤秀人×(私)
「ランニング•スペシャリティショップの条件」
〜ローカルのサードプレイスとしての可能性を考える

【エッセイ1】
あしラボ 小野寺清人
「僕と、僕の骨と100マイル」

【エッセイ2】
トレイルランナー 丹羽薫
「山と犬」

【特集2】
「鈴廣かまぼこ徹底取材」
〜サカナのちからが出来るまで〜

【巻末インタビュー1】
バランストレーナー•まるみつ代表 小関勲
「〈ニュートラル〉をいかに開くか」

【巻末インタビュー2】
ネオディレクション 齋藤道生
「斎藤さん、〈糖〉との付き合い方を教えてください」


以下、目次を解説。

【特集1】
「NaviTabi徹底取材」
•2018年にリリースされた国内発のオリエンテーリングアプリ。都市部で多数のプレイヤーを動員するオリエンテーリングはコロナ禍との相性は非常に良くない。だがナビタビは、運営側がプレイヤーの動きを探知出来ることでプレイヤー間の距離を把握出来ることから、オリエンテーリングだけに留まらず、フィールドワークの引率にも活用され、2020年のコロナ禍においてダウンロード数を多く伸ばした。スポーツの枠に留まらない、「ナビゲーションをする、される」遊びが都市の風景をどのように変えるか、ナビタビのコース作成者やナビタビ代表への取材をベースに特集を組む。

【対談】
RUNARX RUNNING CO.代表 佐藤秀人×(私)
「ランニング•スペシャリティショップの条件」

川口のローカルランニングショップ
ルナークスランニングカンパニー
https://www.runarx.jp/
•国内では唯一といっても良いランニングに特化した専門店。店の内装から商品の選定まで、こだわりが凄まじい。代表の佐藤氏は、輸入代理店業の面も持ち国外のランニングブランドやカルチャーのパイプも太く、ルナークス指名で卸したいという、海外ブランドをある程。
佐藤さんが敬愛するアメリカのランニング雑誌が掲げる「ランニング・スペシャリティショップの10か条(細かくは20か条)」は、ルナークスのコンセプトにも参照されています。日本の都市、日本の地方におけるランニング•スペシャリティショップの「条件」と「可能性」を話し合います。

【エッセイ1】
あしラボ 小野寺清人
「僕と、僕の骨と100マイル」
•カイロプラクティックドクターの小野寺氏。
彼は、山と渓谷社「TRAIL RUN」の誌面で巻末の短期連載で寄稿していました。内容はトレーナーとして選手の海外遠征に帯同した時のヨーロッパ人と日本人の骨格と、その使い方に関するエッセイ。今回は「今年ノリで宣言してしまった、走行距離0からの100マイル(160キロ)完走への取り組み」を、ランナーとカイロプラクティックドクターの両者の目線を往復することで、一般ランナーに対しての問題提起をして貰います。

【エッセイ2】
トレイルランナー 丹羽薫
「山と犬」
•トレイルランナーの丹羽薫さん
https://www.finetrack.com/funtotrack/post-13003/
彼女は身長は152㎝で陸上経験や山の経験は皆無で、30代後半からランニングを趣味として始め、競技成績を伸ばし、一時はフルタイムでの仕事をこなしながら海外の表彰台にも上がっていました。そんな丹羽さんが、遅咲きながら競技成績を伸ばすことが出来た要因は、冷静に自分を観察する能力に長けているからです。事実、近年は海外遠征費用をクラウドファンディングで集めていますが、毎年高い目標金額を達成しているのは、彼女の自己分析に基づいた発信能力の高さにあると思います。
https://kibidango.com/1730
そんな丹羽さんの強さの秘密を、山に行く時も一緒の愛犬との関わりから探りたいと思います。

【特集2】
「鈴廣かまぼこ徹底取材」
〜サカナのちからが出来るまで〜
•一見ネタでは? と思われるかもしれませんが、大真面目の企画です。鈴廣かまぼこは、箱根駅伝にも由縁があり『サカナのちから』は魚肉由来の天然アミノ酸サプリとしてランナーの評価は非常に高いです。『サカナちから』の製造工程を見学(単なる興味)、インタビューで成功の秘訣を伺いながら、『サカナのちから』に続くNext国内サプリの可能性を探ります。

【巻末インタビュー1】
バランストレーナー•まるみつ代表 小関勲
•まるみつ バランスボードの創業者である小関さん。
小関さんは、自社製品の普及活動をセミナーや書籍の出版などで、ボディバランス能力の言語化を推進してきました。コロナ禍によって家中トレーニングの需要が増し、日々の身体のマネージメントにも注目が集まっていることから、今が解剖学的な考え方が浸透する契機になるのか伺ってみたいと思います。

【巻末インタビュー2】
ネオディレクション 齋藤道生
•齋藤さんは、エンデュランススポーツにおける補給食の概念を普及させたパイオニアです。栄養学と内臓系のトラブルに精通されている齋藤さんに、近年血糖に関するソリューションが増えて来ている背景を整理して頂き、生活者目線での〈糖〉との付き合い方を伺いたいと思います。


☆PLANETSCLUB

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