裏アカで友達の悪口を書いてるの、それ全部バレてるからな!
プロ野球DeNAに所属している井納投手が、ネット上の匿名掲示板にて自身の奥さんがブスだと書かれたので、その悪口を書いた女性に対して約200万円の損害賠償を請求しました。
今回の件を通して、ぼくたちが考えなければいけないのは
「現実世界とのネット世界境界線なんてもうない」
ということです。
(みなさん、SNSで芸能人や友達の悪口を言ってないですか!?)
(鍵アカや匿名にしてるから何言っても大丈夫と、安心してないですか!?)
もう今の時代、ネットだからとか鍵アカだからとか匿名だからとか、そんなことは全く関係ありません。
実際、今回井納投手に訴えられた女性も、匿名で書き込んでいました。
ただ、皆さん疑問に思っているかもしれません。
「なんで匿名なのにバレたんだろう?」と。
悪口書いた女性が井納投手に訴えられるまで
今回、井納投手が悪口を書いた女性の個人情報をゲットするため、まずは「IPアドレス」という「インターネット上の住所」のようなものを入手しました。
その女性が悪口を書き込んだ匿名掲示板の運営者に聞けば、「IPアドレス」は入手できます。
これでまず、その女性の「インターネット上の住所(IPアドレス)」を突き止めます。
次は「プロバイダー」という、先ほど入手した「インターネット上の住所(IPアドレス)」を管理している業者のもとへ行きます。
この「プロバイダー」は「インターネット上の役所」みたいな感じです。
そして無数にある「インターネット上の役所(プロバイダー)」の中から、先ほど手に入れた「インターネット上の住所(IPアドレス)」を使って、悪口を書いた女性が住んでいる「最寄りの役所(特定のプロバイダー)」を見つけ出します。
つまり、大まかな流れとしては
1.匿名掲示板の運営者に、悪口を書いた女性の「IPアドレス(住所)」を聞く
2.その「IPアドレス(住所)」を手がかりに、それを管理している「特定のプロバイダー(最寄りの役所)」を見つけ出す
3.「プロバイダー(役所)」から悪口を書いた女性の個人情報を聞き出す
ということになります。
そんな小難しい仕組み以上に大切なこと
けっこうな紙幅を費やして仕組みを説明しましたが、そんなことよりとにかく大事なのは、
「ネット上や匿名、鍵アカにもはや意味はない」
という認識をぼくたち一人ひとりが持っておくことです。
あなたが裏アカで書いたその暴言は全部記録されているし、いざとなったら全部バレます。
企業によっては、最近の採用担当者は、内定出す前にその人のSNSを見るようです。
ネット掲示版やSNSは、もうあなたの掃き溜めではありません。
あなた自身を映す鏡です。
自戒の念も込めてですが、そういったことを念頭に置いて、ネットやSNSは使っていきたいですね。
最後に、記事の元ネタとなった週刊誌に掲載されていた、訴えられた女性のコメントを引用して終わりにしたいと思います。
「軽い気持ちでした書き込みで、まさかこんなことになるなんて…」
「200万円近いおカネも払えないので、どうしたらいいのか途方に暮れています」
▼はてなブログ時代に書いた、また違った角度からの「ネットマナー」についての記事
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