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ぼくたちがその記事をクリックした理由は?

京都での瞑想の日々を挟んだこともあって、前回の更新から1ヶ月以上たってしまいました『海外メディア動向』

あと単純に、ぼくが普段書いてる本の感想とか、世の中の出来事に対する考察のほうが『書きやすい』んですよね。

しかもそっちのほうが、海外のメディア動向よりも『読まれやすい』。

なので、目先のことだけを考えれば、わざわざ苦労しながら英語の記事を読んで海外の動向なんか取り入れなくもいいんですが、この種まきは絶対5年10年後に生きてくると信じてます...!

半年くらい続ければ、専門用語も染み付いてくるだろうし、ひとつひとつの記事が『点』ではなく『線』になって入ってくると思うので、いまはグーグル翻訳使いながら誤訳もいっぱいしまくってますが、根気よくやっていきます。


①人々がその記事をクリックした理由は?

この記事では、ユーザーがその記事を読むかどうか(クリックするかどうか)の判断軸を、5つに分解して解説してました。

1.News Story Topic

見出しと導入って感じですかね。

2.Promixity

近接性。関係の近さであったり、物理的な土地の近さなんかを指してると思われます。

3.Sociability

世間で話題になってる度合い。

4.Privius Knoeledge

そのニュースに対してどれくらい、読み手の事前知識があるか。

⑤Brand

どのメディアの記事か、誰が書いたか、とかですかね。


②サブスクリプションへ本気出す

日本でも、スタートアップやエンジニアの人が使ってる印象のあるブログサービス『Medium』ですが、アメリカの『Medium』では他のメディアを買収して、サブスクリプション(定額課金)によるマネタイズを目指す方針。

つまり、プラットフォームとしての機能だけでなく、自社(オリジナル)コンテンツを作って、付加価値を出していこうということだと思うんですが...。

これって、もうNewsPicksがやってますよね?

しかもそのNewsPicksはすでにアメリカ進出してますし、二番煎じ感も否めないような....。

ただ、現時点でのアメリカでの信用度で言えばNewsPicksよりもMeidumのほうが大きいと思うので、そこらへんに勝算があるのかもしれません。


③巨大プラットフォームの宿命

卑猥な動画に自社の広告が載っかていたとして、DisneyなどがYouTubeに対して対応を求めました。

これはもう、FacebookやTwitterもそうですけど、巨大化したプラットフォームには一層倫理観が求められるという宿命ですね。

最近、YouTubeに挙げる動画への規制がどんどん厳しくなってるのも、そういった”外圧”とは無関係ではないはずです。

若干イタチごっこのようなところもありますが、ここはもう、とりあえずは根気強くやっていくしかないんですかねえ...。


④2019年メディアビジネスの注目ポイント

2019年、アメリカメディア業界にとってのキーポイントが6つ挙げられていました。

1.有料課金の壁

最近は日本でも『サブスクリプション』という単語をよく聞きますが、アメリカでも各メディアがどんどんサブスクリプションへと舵を切っています。

ただ、いくら流行っていると言っても、そんな簡単に人が課金してくれるようになるわけではありません。

傾向として、人々がデジタルコンテンツにお金を払う心理的な抵抗は小さくなってきているようですが、それでもまだまだ大半に人にとっては『課金』は大きな壁です。

2019年、メディアでどれだけ『サブスクリプション』が浸透するのかが、1つ目のトピックです。


2.オールドメディアはまだまだ強い

『時代はネットだ!』とは言うものの、まだまだオールドメディアだって力を持っています。

スマホの普及によって、逆にテレビや雑誌のコンテンツに触れる機会が多くなった人だっているかもしれません。

これからますますスマホシフト、デジタルシフトが進むのは不可避の流れですが、その過程でオールドメディア(マスメディア)の存在は無視できません。


3.Instagramの勢いが止まらない

ぼくたちの生活に、SNSはもはや必要不可欠になりました。

その一方で、一部の先進国などでは『SNS疲れ』などという言葉とともに、SNSと距離を置き始めている人がいるのも事実です。

ただ、全体の傾向として世界規模で見るとやはりSNSの浸透は進んでいて、特にInstagramの伸びがすさまじいようです。

Facebook、本当にInstagramをあたかも別ブランドのように打ち出していって良かったですよね。。。

もし同じブランド傘下のように展開していたら、いまごろFacebookが直面している個人情報の管理やメディアとしての倫理などで、一緒に批判されていたかもしれません...。


4.スマホシフトが顕著

一口に『ネット』と言ってもそれを使うデバイスはいろいろあって、いまはやっぱりスマホシフトがどんどん進んでいるようです。

最近はプログラミングもスマホでできるようなサービスが出てきているらしいですし、この流れも不可避だと思います。


5.”音声”は注目

スマートスピーカーの登場などで、ここ2~3年ひときわ注目を浴びている『音声』。

ただ現状として盛り上がっているのは事実ですが、その一方で『キラーコンテンンツ』が出てきていないのもまた事実です。

天気やニュースを読み上げてもらったり、音楽を流してもらったり...その程度のものなのか!音声の可能性は!というところですかね。

テキストや動画とはまた違った魅力が音声にはあると思うので、そこにパチっとハマる『何か』が出てくるかどうかが、注目ポイントです。


6.信頼感の回復を!

メディアへの信頼感が揺らいでいます。

最近は特に『フェイクニュース』や『ポストトゥルース』なんて言葉もあるように、その流れてきた情報がウソなのかどうかというのがたびたび話題になりました。

ただ、『情報』という実態のない商品を扱っているビジネスとしては、『信頼』を失うことはそのまま産業の『死』に直結します。

これはもう、愚直に誠実に、淡々とやっていくしかありません。


ということで、今週の海外メディア動向でした。

冒頭の長くなってしまった前置きにも書きましたが、これからも定期的に更新していきます!

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!!!すこしでも面白いなと思っていただければ「スキ」を押していただけると、よりうれしいです・・・!