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「コメント欄」が正常に機能するには

『メルマガ』や『ニューズレター』の価値が見直されているという話は、ここ2~3年くらいでよく聞くようになりました。

SNSフィードの波に埋もれてなかなか読者の元まで届かないが、メルマガやニューズレターなら他のメディアがSNSに注力しているいま、逆にチャンスだと。


とりあえず登録だけして(させられて)、全く開封しないメルマガなんてのももちろんありますが、自分から読みたいと思って個人情報を登録した場合には、もちろん開封率も上がります。

それにそうやって受け手側から関心を持って購読してくれているメルマガやニューズレターは、エンゲージメントが高いのはもちろん、発信者の文脈を知っている人が多いので、的外れな炎上をしにくいのもメリットです。


というか、メルマガやニューズレターなら、そもそも拡散性がないので、例え無料のそこまで閉ざされたコミュニティでなくても、発信者側もいい意味で尖ったオピニオンを出しやすいという側面もあります。

そういう意味で、今回のこの施策は、アリかもなと感じました。


>Substack expands its subscription platform with discussion threads


ニューズレター配信プラットフォームのSubstackが、新機能として読者のコメント欄を設置するという記事です。


話を戻すと、とあるニューズレター配信プラットフォームが、コメント機能を追記するそうです。

彼らはこの機能を『community』と呼んでいて、狙いのひとつとしては読者のエンゲージメントを高めることがある模様。


それで、ぼくは基本的にはコメント欄にあまり肯定的ではないので、最初この記事を見たとき、施策としてどうなのかなと一瞬思いました。

けど、よくよく考えてたら、ぼくが良くない印象を持ってるコメント欄って、フォロワーの多いTwitterのリプ欄であったり、YouTuberのコメント欄であったり、ヤフーニュースのコメント欄などです。


それらの共通点って、そのコメント欄が開かれすぎているがあまり、情報の受信者が発信者の文脈を知らなかったり、受け手同士もお互いのコンテキストを共有してないことによって謎のバトルが勃発したりする点です。


そういう意味で、メルマガやニューズレターでのコメント機能は、参加者みんなが共通言語を持った上でのコミュニケーションになるので、建設的な議論になりやすいかもしれないなと思いました。


ということで、久しぶりの『海外メディア動向』はニューズレターについて取り上げました。

ニューズレターはけっこう可能性を感じてるので、なんかいい配信の仕組みを思いついたら、ぜひやりたいんですよね〜。

もうちょっと考えます。


というかめっちゃ本題とは関係ないですが、『news』の『s』の発音って『s』じゃなくて『z』なんですね。

つまり、カタカナ表記すると『ニュース』ではなく『ニューズ』です。

Newspicksって、なんでカタカナ表記『ニューピックス』なんだろうってずっと思ってたんですが、本来の英語の発音に忠実なだけだったという今日のプチ気付き。


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