「探偵に向いてると思うんだよなぁ」

奈良ならは、高校のときのクラスメイトで片想いしていた楓かえでのこの一言で探偵になったが、仕事のない日々を過ごしていた。

そんなある日、楓が奈良の仕事場にやってきた。
高校卒業して以来、会っていなかった楓の来訪に驚く奈良だったが、楓が理事長をやっている学校の先生にならないかと言われさらに驚いた。

突然の話に戸惑う奈良に、楓はある調査を依頼する。
学校を辞めた先生が、教室の黒板に意味不明なメッセージを残しており、その謎を解いて欲しいと言うのだ。

こうして奈良の学校での探偵生活が始まったが、調査を行っていくうちに意外な事実が分かってきた。