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「旅するサラリーマン」

お久しぶりです。
投稿のない間何をしていたかというと
仕事が忙しくなり元気に働いておりました。

2022年コロナ禍から海外での生活に興味を持ち始め
色々と方向性を模索してきた2年間でしたが
当面、とりあえず2年くらいは
海外移住ではなく「旅するサラリーマン」を継続することに決めたため
報告というか自分の足跡として残しておこうかなと思います。

初めましての方、私はこういうものです。
少し前のものになりますが。


1. 目指していた海外生活

私が目指していた海外生活は
なるべく現地に馴染める生活であり
キラキラした生活がしたいというよりは
日本以外の文化圏で生活するという経験を経て
新たに感じる刺激を楽しみたい
というのが第一でした。

それ故旅人としてではなく
かといって日本が嫌いで移住したいということでもなく
イメージとしては2-3年その土地で
可能な限り現地との関わりを持てる過ごし方をして
自分のホームのような場所を日本以外にも持てたら
素敵だなと考えていました。

そんな前提で考え始めた海外生活です。

2. 検討していた選択肢

2022年の初めにはそんなことを考え始めていた気がします。

まず海外で生活を営むにはどうすれば良いのか?
ということを考えました。

元々転職経験もなく、
まだ先が長いしポータブルなスキルを身につけて
将来の選択肢を増やしておきたいな
というモチベーションも当時はありました。

ここでは、これまで検討してきたものと
結論をサクッと整理しておこうと思います。

◼️COOP留学

まず検討したのはカナダのCOOP留学でした。
これは大人の学び直しですね。
普通の留学にインターンシップがついてくるもので、
有償のインターンシップも多くあるのが魅力です。

当時すでに30代でしたので
ワーホリ等は選択肢になかったのですが
その文脈で見つけた制度であった気がします。

結論からすると
資料を取り寄せ留学相談もしてみたのですが
コレという学びたい分野が決まらなかったので
情報収集に留まりました。

ちなみにこの検討開始段階から
会社の人にはほんのりと相談をしていました。

◼️フリーランス

2つ目に検討したのはフリーランス。

海外ということを置いておいたときにも、
自分には会社を出たときに何かできることがあるだろうか?
という問いは自分の中にあり
まずは副業を始めるのはありかなと考えました。

そこで出会ったのがNomadnia。
元々かなり忙しい時期が続いていたので
まとまった休みを取りたいということもあり、
海外旅行をしたいなーと考えていたときに
ちょうどよく出会ったのでした。
2022年6月頃だった気がします。

結果、ジョージアが好きになりました。笑
その後度々訪れている魅力的な国です。

Nomadnia自体はそれを卒業したから何かになれる
というものではありませんが
フリーで働く選択肢の一部を知り、人脈を得て
何度か副業的にお仕事をさせていただいたりもしました。

私の中では
コレはコレとして1つの収入を得る選択肢として
ストックが増えたという感覚です。
何か1つの職種をできるようになったというよりは
開始するにあって必要な準備や
案件を取るためのツールや考慮事項等を把握できた点が有益でした。

体験記はこちらに一応残していますが、
検索するとたくさん出てくると思います。

もう1つ、以前から教育には興味があったので
出身大学で開講している日本語教育の受講を受講しています。
コレはどちらかというともう少し歳をとってから
使っていきたいスキルだなと感じたので
細く長くキャッチアップしていきたい領域として
また1つ蓄積している状態です。

ただ、実績があった方が良いので
ボランティアくらいは30代のうちに経験できることを目標に
アクションができると良いかなというところです。

◼️フォルケホイスコーレ(北欧)

コレは掠めたくらいです。
Nomadniaで知り合った方から聞いたもので、
たまたまその後近くの部署に入られた方が
参加経験のある方でしたので話を少し伺いました。

こちらは学校選びが大事ということで
現地の方は結構若い世代が多かったという話もあり
COOPと同様学びたいことをはっきりさせていかないと
30代で行くには物足りないものになりそう
というのが率直な印象でした。


◼️JICAの青年海外協力隊

コレはきっかけがあったわけではないのですが、
たまたまTwitter(X)の広告をみて
なんとなく応募してみたのがきっかけです。

2回長期案件にチャレンジしており
2回とも同じ案件で2次まで進み
2次で落ちるという。笑

自分の中では2回の受験の心持は多少違っており、
1回目はどちらかというとジョージアに行きたかったのですが
メキシコ案件で通っており(ジョージアには対象職種がなかった)
面接でもジョージアを推していました。
実施する内容は似ているので、職種違くてもダメかな?
ということで。
ダメでした。笑
職種が決まってしまうともうダメなようです。
面接官の方とのお話はとても楽しかったです。

2回目はジョージア以外でも良いかもな
という気持ちで応募しました。
結果同じメキシコ案件だったのですが、
この応募については正直なところ
応募した時がモチベーションのピークで
そこから徐々にモチベーションが下がってしまいました。

会社の仕事にまた少し関心が向いたことが理由かなとは思いますが、
協力隊の選考はとにかく期間が長く、
その間にいろんな心境の変化があるというのは
割と多い例なのかもなと思いました。

ただ、協力隊の活動自体は、
私が思う海外生活に非常にマッチしていて、
現地のために何かができるという点はとても魅力的なので
また将来的にチャレンジする可能性はおおいにあるな
と思っています。

わかったのは、意外と落ちるということと、
マーケで出すのはやめよう、ということです。笑
職種自体がどうということではなく、
マーケは第三希望だったのですが、
毎回結局マーケになってしまうので。
(希望順に評価してそうなっているのかはわかりませんが)

◼️会社の海外出向(欧州)

計画性があまりないので、
コレも思いつきというか、偶然の出会いではありました。

私の勤めている会社では、
年に2回公募で募集されている案件に応募ができます。
対象には、グループ会社や海外の事業会社も含まれます。

ちょうど秋にもそのタイミングがあり
そういえば海外出向てどんな案件が出てるのかなー
とみていたところ
応募できそうな案件があったので応募をしてみました。
(締め切り日でした。笑)

書類選考が通り、年明けに面接を受けたのですが、
結果が出てしまうと辞退ができず、
JICAの結果も待っている状況ではあったので一旦辞退をすることに。

面接時から、
よりスキルに合った別のポストを用意した方が良いかも
といったようなコメントもいただいていたため、
今後海外出向公募も増えるのであれば
ここで決めなくてもまたチャンスはあるか
くらいの気持ちでした。

辞退を伝えた後に個別に面談したい旨
面接官の方からご連絡をいただき、
今回の案件でなくても今後の可能性について
継続的にコミュニケーションをとりたいとおっしゃってくださり、
来日の際にも対面でお話をさせていただきました。

今回はこういったコネクションができたこと、
自分でも海外出向案件可能性あるな、と思えたこと、
が大きな収穫でした。

そこで成果を残せるかについては
まだまだ成長の余地はあると思っていますが。

3. 「旅するサラリーマン」を選択した理由

JICAの結果が出たのがつい先日のことで
結果が出る前から
・もし合格だったとしたら参加を選択するか?
・不合格だったとしたら再び春の公募に応募するか?
ということを検討していました。

私の勤め先は日系企業ですので4月は年度はじめ
ちょうどキックオフが全社に始まり
立て続けに行われる時期でした。
その中でこの2-3年が会社の大きな転換期にあることを感じていました。

この風は実は昨年度末から感じており
ただ私から見えているその変化は
昨年度時点ではまだ本部や少し小さな単位のものでした。

それが4月になって様々なところにつながり
その営みの大きさを実感したというところで
「あ、今はここにいるのがベストかもしれない」
と直感的に感じたのが、日本拠点を決めた1番の理由です。

こう感じたのには、
ポジティブな気持ちとネガティブな気持ち
両方があると自分なりに分析しています。

ポジティブな面は「面白そう」です。

言ってみれば海外に行くことは
自分の決断次第でいつでもできますが
大きな会社のこの大きな転換期は
10年に一度あるかないかというものです。

レア度から言ってもこちらの方が貴重ですし
その活動の割と中心にいられるという状況も
幸運な状況だと理解しています。
これは流れに身を任せるのが正解な気がする
と思わずにはいられませんでした。

ネガティブな面は「今離れたら戻れなさそう」です。

私は今の会社が好きなので
海外生活を一旦終えたら戻ることも
選択肢としては残しておきたいなと考えているし
社内でもそのように話をしてきました。

ただ、この大きな変革期を前にして会社を離れると
帰ってきた時に浦島太郎の歳の取り方が半端なさそう
という懸念がありました。

私はちょうど今年が勤続10年目で
いわばバージョンが1つ古い会社しか知らないわけです。
であれば、この激動を超えてからの方が
得られるものも大きく
帰ってくるにしてもキャッチアップ可能な程度の
浦島太郎で済むかなという
保守的な気持ちが半分ありました。

そんなわけで2年ウダウダと言ってきて
そろそろ上司にもどうするかはっきりした方が良いかな
というのもあったので
「しばらく日本にいることにしました(JICAも落ちたし)」
と伝えたのがつい先週のこと。

ちょうど社内のキャリアとしては
色々なことを考える時期でもあるので
一旦何もなければ2年は腰を据えて
今の活動に集中することになるかなと思っています。

4.  おわりに

日本拠点を継続となりましたが、
うわー!という衝動が発生する可能性はあるので
たまに海外を放浪しながら過ごす
という日々は継続となりそうです。

ここ2年での活動については
色々と試して情報や人脈を得られた点はとても有益でした。
また、放浪生活を許されるという立場を得られたことも
会社員生活を継続するにあたってはとても大きな収穫です。

ただ私はもともととても保守的な人間なので、
「いつかは海外で暮らしたい」のいつかが
夢物語にならないように
その準備や機会、得た人脈を継続させていくこと、
自分が再び「今だな」と思った時に
動ける状態としておくこと、
それは常に胸に置いておこうと思っています。

とりあえずはよく学びよく働き
旅するサラリーマン生活を満喫したいと思います。

5月はベトナム。
旅の記録も書きたいのですが、
溜めるとダメですね。

それではまた。

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