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2023雑想

98
2023.1~
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記事一覧

舞台上で最も哀れな役者

Authors of our fates Orchestrate our fall from grace Poorest players on the stage Our de…

Atori Tsubasa
2か月前

代替エネルギーのその先

石ノ森章太郎さんのマンガで、遠い未来、地球に氷河期が訪れたときに、「原子力の利用が行われ…

Atori Tsubasa
2か月前

リトアニアのアルパカ

以前LRTでリトアニアでのアルパカウールの生産に関する報道を見たことがあったけど、現状はど…

Atori Tsubasa
2か月前
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鋼鉄と亜麻布

NHKFMの「クラシックカフェ」でマーラーの第7番を流していて、車中で聞きながら思った。 西欧…

Atori Tsubasa
2か月前

白雪十八丈/26

朝ニュースで、降った時点での雪の重さと、そこから3ヶ月保管したあとの雪の重さを比較して、…

Atori Tsubasa
2か月前

「主」

ラテン語のDominusは doma(家)から来ており「家長」の意味。対して「家族」はfamilia。ロー…

Atori Tsubasa
2か月前

惟人萬物之靈

「人間は万物の霊長」という言葉が、いつ、誰によって語られるようになったのか気になってきた。 創世記1:26にその根拠となる記載があるという指摘を見つけた。 その一方で福音書には、イエスが(比喩ではなく)野の花、野の鳥、野の獣について語ったとされる言葉が2か所にあるが(マタイ7:28-30、マタイ8:20/ルカ10:58)、どちらも「人間は・・・・」の思想とは異なる発言だ。 マルティン・ルターの著書にはhomo omnium dominus(すべての主である人間)という文が

棄てられたもの

棄てられたものを見ると、正気に返るような気がして落ち着く。 8ヶ月をかけて育ったものも、…

Atori Tsubasa
2か月前

狸狢

私はタヌキとアナグマを合わせて「狸狢」と描くけど、それぞれ音読みは「り」「かく」(呉音/…

Atori Tsubasa
2か月前

アナグマの本気と私の本気

果樹園の柵下を掘り侵入しようとしているアナグマと、私との戦いが続いている。 ここで、アナ…

Atori Tsubasa
2か月前

「森の生活」を読み解く

図書館で借りてきたH.D.ソローの「森の生活」だけど、一読してはみたものの、文章の量と密度に…

Atori Tsubasa
2か月前
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キツネ権

人には人権があるというが、タヌキにはタヌキ権は無い。キツネにもキツネ権は無い(狐拳はある…

Atori Tsubasa
2か月前

惰弱な妄想と巧妙な妄想

「乏しい材料と粗雑な技術からは惰弱な妄想が生まれ、豊富な材料と精緻な技術からは巧妙な妄想…

Atori Tsubasa
2か月前

メタ・述語論理

「述語論理の例文として、『彼は良く飛び跳ねる。鹿は良く飛び跳ねる。よって彼は鹿である。』というものがある。このように、述語論理とは未開民族によく見られる論理形式である。」(うろ覚え)と誰かが言及した文章をどこかで見たことがある。 しかし、Wiki(特に英語版)を参照すると、述語論理 predicate logicというものの内容は全く違ったものであるように思える。 先の文章を綴った人がいい加減な解釈を与えているのだろうか。それとも、先の文章には述語論理の本質に関わるそれな