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私たちが代わりに差し出しているもの

グーグルで検索をしてしばらくすると、おすすめのニュースや広告に検索したことに関連するものが流れてきて、ドキッとすることがある。

個人情報を収集されないように設定を変更することもできるようだけれど、スマホのカメラやマイクで普段の様子や会話を収集されているなどとまことしやかに言われると、怖くなる。

でもいくらネットでの個人情報へのアクセスに気をつかっても、今や街のいたるところにカメラが設置されているし、買い物は電子決済だし、アマゾンや楽天で欲しいものを欲しい時に買って自宅に届けてもらっている。

昭和の頃は、高速道路に設置されたカメラがプライバシーの侵害だと騒がれたこともあったけれど、今では街中でふと見上げると、カメラと目があうことが日常になった。

ニュージーランドではもうかなり前から、日本でも最近は急速に、カードやアプリで買い物をするようになって、誰がいつどこで何を買ったかの情報は、きっとどこかに保存されている。

気持ち悪いし、怖いけれど、この流れはこれからもどんどん進んでいくだろう。

昭和の時代に、高速道路に設置されたカメラに違和感を感じていたのが、今では街中のカメラを気にもしなくなったように、時間が経てば、個人の情報を気兼ねなく差し出すことが、全くの日常になって、何も感じなくなる。

それに対する私たちの構えとしては、あくまでも抗って、個人の情報を差し出すことを拒否し続ける方法がある。でももう一方で、この止められない大きな強い流れに乗っかって、集められたビッグデータの恩恵を自分も受ける方法もある。

世の中はものすごく「便利」になった。仕事もプライベートも最大限「効率化」できるようにもなった。

それは私たちの個人情報をビッグデータの一つとして差し出すことで実現している部分も大きい。

さて、これから私たちは、そして自分個人はどうするのか。

もう一度このタイミングで立ち止まって考えてみてもいいかもしれない。

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