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那由他(なゆた)と言ったら、阿僧祇(あそうぎ)と返してくれる友だち。

那由他、阿僧祇、これは数の単位だ。
一、十、百、千、万、億、兆…….阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数…と続いていくやつ。

たしか小学校高学年の算数の教科書、コラムみたいなところに書いてあった。数の単位はこう続くよ、ってコラム。


分かるでしょう、皆さん。

分かるからこそ、この記事をご覧になってくださったんでしょう。うふふ。分かりますよ。


小学生のとき、私は小さな町で育った。少なくともこの「数の単位」を覚えている生徒は私以外にいなかった。般若心経を唱えるように覚えたものだ。一、十、百、千、万、億、兆…….阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数!イエイっ!


ある友だちがいる。大学を出て社会人になってから出会った。今では家族ぐるみの付き合いをするようになった友だち。私の大事な友だちだ。先日、彼を含めた4人の友人と、居酒屋でお会計をしたときにそれは起こった。



「あれ? お会計いくら? 3那由他くらい?」


「笑。いや1人、3.5阿僧祇だわ」


「笑。さすがに4で割っても恒河沙まではいかないかぁ」


「さすがにね。ここに1000人いたらワンチャン恒河沙あったけど」



笑った。

「ここにいたのか!覚えてるやつ!」

って言ってみんなで笑った。

まさか彼もまた、数の単位を覚えているとは思わなかった。やっぱり友だちである。


こんなインテリ自慢して自尊心を保ってまで、何が言いたいかと言うと、今いる環境が全てではない、ということ。同じ感性を持った人は死ぬほどいる。転々と居場所を変えてたニコ・ロビンが、ルフィたちを見つけたように。だから、不満がある場所にいるなら、環境を変えてみるといいかもしれない。あなたと合う人間は必ずどこかにいる。

少なくとも札幌にはこういう人たちがいる。


ここのところ、長い記事を書きすぎたので、今日は短く終わる。長い記事と短い記事、どっちがいいんだろう?と悩む日々なのであった。

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それではまた明日。

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