私のおなかの中にいる赤子へ

もういつでも会えるほどあなたはすくすくと私のおなかの中で成長してくれました。

私はあなたに早く会いたいという楽しみな思いと、陣痛への不安と恐怖でいっぱいです。

あなたが私のところにきてくれるまで
私と旦那はうんと長い間待ちました。

待ってる間は
とっても辛かったです。
だけど私の周りには私の話を聞いてくれて、一緒に笑ってくれる友人や、一緒に頑張ってくれる優しい旦那さんがいてくれました。

私はあなたを細胞の時から知っています。
まだ生命にもなっていない子が、心臓を必死で動かし、臓器を作り、手足を動かすようになり、
最後は元気が良すぎて痛いと思うくらい動いてくれるようになりましたね。

今日まで267日間もすくすくと成長してくれました。ありがとう。

つわりは辛かったけど、あなたがいてくれる大事な証拠だった。
4週に1回の健診が待ち遠しくて、なんなら待てなくてひとりこっそり働いてるところでエコーをしてあなたが生きてるのを確かめて安心してました。

初めて胎動がわかったとき本当にうれしかったなぁ。
私のおなかの中でなにかがうごめいてる感じは本当に不思議な感覚。
おなかに手を当ててくれてた旦那にも胎動が伝わって2人で幸せだねってうれしいねって言い合ったんだよ。

途中、胃泡が見えないって言われて心配になったり、切迫早産にならないか心配になったりもしたけど、なんとか一緒にここまで来ましたね。

私はたくさんのお産を見てきたけど、やっぱりそれでも自分の番になると怖くなるんだなって思った。
もうちょっとで会える！楽しみ！！！
っていう気持ちばかりじゃないなぁと
それでもあなたに会うためには乗り切るしかないからもう少し私と一緒に頑張って欲しいな。

私は方向音痴だから、あなたも回る方向がわからないんじゃないかなと心配しています。

こっちだよーって言う方に降りてきてくれると嬉しいよ。
そして元気に泣いて私を安心させてね。
むちむちしたほっぺを見せて欲しい。
あなたはどんな声で泣きますか？
高い声かな？低い声かな？か細い声かな？
髪の毛はどれくらい生えてる？

みんなあなたに会えるのを楽しみにしてるよ。
そしておなかの外の世界も案外いいものだから、楽しみにしててね。

もう少しで母になれそうな私より愛を込めて。