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ののポニョになった朝と過剰同調のお話

とある日、起きたら白いカーテンがつるされているような土砂降りで。
忘れ去られていた彼のサーフ道具をベランダから救出することから始まった朝。
外履き用のサンダルも風で飛ばされていて、スタート時はほぼ裸足。
つま先立ちしながら水たまりを飛び越える私をみて、「ののポニョみたーい」と笑う我が子。

まだ漢字が読めない4歳の我が子。
「崖の上のポニョ」は「ののポニョ」。

『愛くるしい』という類のワードを全て集めても足らない程の言い間違い…いや、間違ってはいないのだから言い間違いではないな。
これに名前をつけるならなんだろう‥。
そんなことを頭の片隅で考えながら私はこの日、ののポニョとしてスタートしました。

その時のことを思い出しながらこれを書いていたら、
「ぺーたぺた♩ぴょーんぴょん♩」
のポニョのテーマ曲が脳内でエンドレス再生しはじめ困っています…。

こどもの発想力ってすごいよな~


そんな脳内BGMを流しながら、今日は過剰同調ってしんどいよねという話をしようかなと思います。
過剰同調ってワードからしてパンチ効いていますが、
相手の意見を尊重しすぎることが癖になってしまっていたり、
相手のことを察しすぎて、自分の本音を言えないことってありませんか?

先日、宣言した通りにランチにタイ料理屋さんにいったんです。

メニューをみてガパオライスが食べたいなって思っていたところ、

「今、注文が混んでいてガパオライスはお時間をいただいております…ほかのメニューでしたらすぐお出しできます。」

って店員さんがおっしゃって。

で、結果的には違うのを頼んだんです。


このとき、

「ガパオライスにしようと思っていたけれど、グリーンカレーも同じくらい気になっていたからグリーンカレーにしようっと♩」

ていう感じなのと、

「ガパオライスが食べたいんだけど、注文が混んでいるみたいだし、私まで注文したら申し訳ないな…違うのにしよう」

というのでは、違うものを頼んだという事実は同じでも、全く違うことになっているのです。

本音を言ったら”思いやりがない”と思われるって思っていたり、
もしくは嫌われたり、嫌な奴って思われるんじゃないかって思っていることから自分の本音を言えないこと、誰にもあると思うのです。

心優しい方に多くいらっしゃって、
無意識レベルでやっていることもあるんじゃないかな。

繊細さん、HSPさんも相手の状況や気持ちを瞬時に察することが出来るからこそ、「丸く収まる方に」と自分の本音に蓋をしちゃう。

そして、「苦しくないんです。それが普通だったから」
そう言われる方が多い印象も受けます。


上のケースの場合でいうと、「ガパオライスが食べたい」ということが本音で、思いやりにあたるのは恐らく「お店の方を大変にさせないこと」なのかな。

でもね、店員さんが言った言葉だけをみると、
・今、注文が混んでいる
・ガパオライスは出てくるまでには時間がかかるから待たせちゃうかも
・他のメニューの方が早く出せますよ
ってこと。

これを店内の混みあっている状況や店員さんの様子をみて
「ガパオライスは作るのが大変で、時間がかかっちゃうから他のメニューにしてほしいな」
って脳内で書き換えちゃうと先ほどのような感じになる。

でもね、店員さんが話した事実だけがそこにあって、その解釈はこちら側の問題なのです。

何がいいたいのかといいますと、

思いやりを持つことと、本音を言うことは全く別物なんだよってこと。

そして、自分の願望を無視し続けると、自他との境界線があやふやになってきて、自分軸がぶれまくるから、自分の本音さえわからなくなってきちゃう。

では、どうしたらいいのかってことなんですが、
自分の本音を上手に伝えることをあきらめないでほしいんです。

今回の場合であれば、混みあっているのは誰のせいでもないし、繁盛している方がお店の方もうれしいはず。

で、ガパオライスが食べたいことはまず伝えてみる。

だって、このお店のガパオライスが美味しそうだなって感じたのだから頼みたいと思っているのだし、頼まれている方も大勢いるんだから実際美味しいのかもしれない。

本当に食べたいのであれば、「ガパオライスが食べたいんです」って言っていいんです。

「ガパオライスとっても美味しそうなので、ガパオライスが食べたいんです。」

そのひとことだけでOK。

ニコニコとした笑顔も添えられたらカンペキだけど、丁寧に伝えるだけで十分だと思います。

これはほんの一例ですが、他の人の意見に過剰に合わせてしまったり、自分の意見を言ってはみたものの、「やっぱりあの人が自信満々にいうから、あの人の意見の方がいいのかも」と変えてしまったりすることって日本人の方には多いような気がします。

でもね、あなたが『これがいい』と思ったことは、それが一番いいのです。
結果がどうであれ、『これがいい』『こうしたい』って思ったことを選択したことに意味があると思うのです。

自分の気持ちに正直であることって、簡単なようでとても難しいけど、まずは小さなことから自分の気持ちを大切にしていく。
すると『これがいい』『こうしたい』が増えていって、それをすることでとっても心が満たされる。元気になる。
で、『次は何しよう?』とますます自分をご機嫌にしたくなったりする。

そんな風に、まずは相手より自分に焦点をあてて気持ちを考えてあげるようにしてみませんか?
こうして書いている私も、今それにチャレンジをしているひとりです^^


余談ですが…この日私はガパオライスかカレーヌードル的なもの(名前忘れてしまいました)で悩んでいたのですが、時間の兼ね合いから後者を選びました。

でも、その前に「今日はタイ料理屋さんにいきたい!いくぞ!」と願ったことを叶えたので、メニューを選んでいる時点でうきうきで。

で、「決められないな~」と思っていたところ先ほどの店員さんの言葉があって、「じゃぁ、カレーヌードル的な方で♩」となったのでした。

鶏肉もほろほろ。

このカレーヌードル的なもの(名前なんだったかなぁ)とーーーーっても美味しかったです!
上に乗っている揚麺のさくさくの食感がとっても好み◎
味変するための薬味も変わったお味のもので、追いごはんも無料だったのでもちろんお願いしました。

次はガパオライスを食べてみようかな、っと思っております。


では、本日もよい一日になりますように♩
読んでくださりありがとうございました。





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