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おカネの切れ目が恋の始まり【最終話】

最初に、今回の最終回を観て私はどちらかというと否定的な考えですので、最終回良かったぁという方をご不快にさせてしまうかもしれません。ご了承下さい。


最終回、悲しすぎました。
それは内容がどうこうというより
ドラマの中でも三浦春馬さんがいない現実を
いなくなってからの事を描いているように感じて
『それならドラマにしなくてもいいのに』
と思ってしまったからです。

私は期待していました。
今まで撮影していた放送されていない部分を使って物語が作られたと勝手に思っていたので
三浦春馬さんというより猿渡慶太にもう一度会えると信じていたからです。
でも、慶太はいませんでした。
今まで観てきた慶太が回想シーンで登場するだけで
慶太は突然どこかへ行ってしまって
帰ってきたのかも分かりません。

もちろん、放送出来る様に関係者の方々がご尽力されたのはすごく伝わってきました。
でも、どのセリフをとっても慶太にではなく三浦春馬さんへ向けてとしか受け止められなかったのです。
ドラマの空想の、想像の世界の三浦春馬さんまで失ってしまった。
そう感じさせられました。

せめて最後の役者としての三浦春馬を私は生かし続けて欲しかった。
最後に、玲子が何か一言言ってくれたなら
「おかえりなさい」でも
「どこ行ってたんですか」
「心配したんですよ」
なんでもいいんです。
慶太が帰ってきたと確信できたのなら。

でも、言えなかったのかもしれないとも思いました。
それでも、お芝居だから。
ドラマの中の世界だから。
慶太がいない時間を描いたとしても
慶太が存在しない世界は描かないで欲しかった。

もう心の中がぐちゃぐちゃです。
あぁいなくなってしまったのだと。
もう世界中どこを探してもいないのだと
改めて痛感させられました。


わざわざドラマでまでそんな現実を描かなくても
そう思いました。

彼は役者です。(もちろん歌手でもあります)
役者としての三浦春馬さんを私達は見てきたし好きだったはずです。
人としても素敵な人だとも思っていました。

人としての彼は旅立ってしまった。
それは現実で、もうどうやっても彼は帰ってきません。
その現実を少しづつ受け入れながら
役者三浦春馬の旅立つ直前まで取り組んでいたこの作品を楽しみにしていました。

悲観的に受け止めすぎかもしれませんが
役者三浦春馬を作品の中でまでも失いたくなかった。
猿渡慶太である彼を最後まで見たかったのに
三浦春馬さんと同じように猿渡慶太まで姿を消してしまいました。

草刈さんやキムラさんのセリフは特に涙が溢れそうになって
心が苦しくなりました。
松岡さんの表情がずっと晴れない。
笑っていても悲しみを帯びていて。
そんなの当たり前と言えば当たり前なのですが
視聴者としてではなく
観ているこちら側も一人の人間として
まるでドキュメンタリーを観ている様な気分になってしまって
ドラマではなかったと思わずにはいられません。


最終回を観ずに過ごしてしまうような私には
辛い時間になってしまいました。

(昨日、書いたばかりでした)



猿渡慶太を演じている三浦春馬さんのあの笑顔も
今まではそこまで悲しくはなかったのに
今はもう観ると悲しくなってしまう。
辛くなってしまう。
そんなドラマとして私の中で終わってしまったのが
正直、悔しいです。



あぁ、なんでこんなに生きづらい世の中なのでしょうね。
何を憎んでいいのかも分からないから
こうなってしまった今の世の中を恨めしく思うしかないのです。



12月公開の映画は観に行きたいと思っていたけれど
ちょっと怖くもなってしまいました。
終わりを迎えるのはやはり辛い。

仮にサポートを頂けましたら大変貴重ですので大事に宝箱にしまいます。そして宝箱を見て自分頑張ってるねと褒めてあげます(〃ω〃) ♪