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ストーカー対策を応用できます! 盗聴被害の実録⑥

どうも~、きーです。

1年弱、ご近所さん(92歳男性)の盗聴に悩んできました。悶々と過ごすなか、とつぜん対策を閃(ひらめ)きました。

新たな切り口を試した結果、ましな効果が得られました。

引き続き盗聴はされていますが、呼応(お互いに反応し合う)を弱めることに成功しました。

【対策】ふりかえり

今までやってきた盗聴対策は下記の通りです。

・窓を閉める
・防音対策(カーテン、雨戸)
・音には音を(テレビ、ラジコ、youtubeをつける)
・本人に直接やめるように頼む

全部、失敗しました。

宇宙からのサイン

「盗聴されている被害者は気づかない」ため、ネット上には実体験があまり載っていない。

だから自分で思いついた撃退法を全部やった。どれも効果はなかった。

なす術もなく、嫌がらせに甘んじなければいけない現状。怒りと悲しみと無力感を100週くらいループして、ぼんやりしていた。

よく「ぼーっとしている時に、宇宙や先祖や神からサインが降りてくる」と小耳にはさんだことがある。本当にそうだった。

ぼーっとしながら盗聴犯のおじいさんの行動を振り返っていると、はっとした。おじいさんの行動はストーカーと似ている。

そっか、「私が嫌がる反応=じいさんを構っている」ことになってるんだ。

常人には考えつかない犯罪者ならではの心理だ。

私の感覚では人が嫌がっているとわかれば止めるけど、逆に喜ぶ人もいるんだな。サイコパスも同じ心理かも。

ストーカーの心理

中野信子さんの著書で犯罪心理学(主にストーカーやサイコパス)について読みかじった。

ストーカーは相手が逃げれば逃げるほど燃える。逃げることも反応のひとつと捉えるようだ。逃げる=嫌がられる理由がわからないので、熱心に執拗に追いかける。

中野さんいわく、その行為が嫌な理由をストーカーに伝えた上で逃げなければいけないとおっしゃっています。手紙でOK。意外と盲点でした。

そもそも迷惑行為をしていると思っていない。追いかけ続ければ、いつか自分の好意をわかってくれると思うようだ。つまり自分のことしか考えていない。追いかけている自分に酔いしれている。

爺さんの場合、「直接盗聴されているのは嫌なので補聴器の音量調整をしてください」と盗聴越しに頼みましたが止めませんでした。なので、別に私に好意があって盗聴しているわけではないようです。むしろ、私が嫌がることを喜んでいるとわかりました。

ストーカーの特徴

・特定の人物に執着する。
・対象者に向けて、ものすごい行動力を発揮する。
・無駄に持久力が続く。しつこい。
・エネルギーが強力な人が多い。
・プライドが高い人が多い。

良い方向に向かえば楽しい人生を送れるのに、なんとも残念な人だ。

人生は演劇

命あるものは、課題を克服するために生まれているそうな。

地球で役割を演じている。仕掛ける者と仕掛けられる者。応じるのも無視するのも本人次第。

じいさんは今生でこの課題(人が嫌がっていても盗聴する性格)をクリアしないと、来世で再履修だろう。92歳か、再履修かな。

生きているうちにこの問題が明るみに出て、自分を振り返って悔い改めれば生まれ変わらないのかな。

でもあのおじいさん、いっぱいカルマを抱え込んでそう。何回も生まれ変わらないといけなかったりして。ぞっ。関わる人間も大変だね。人生は大掛かりな演劇だ。

【突破口】ストーカー対策は使える

じいさんの行動は、ストーカー心理に通じる部分がありました。

私の嫌がる反応は、じじいのガソリンとなっている。だから、さらに意欲的に嫌がらせをエスカレーションしたのではないか?

なので今までとは逆の反応を試しました。

じじいが私の嫌がることをしてきても、徹底的に無視しました。つぶやきもため息も封印しました。もちろん、自分の家の中にいてもです。筒抜けだから。

ため息さえも我慢するのはストレスがたまるので、積極的に外で作業をしました。

【日常1】じいさんの嫌がらせと反応

私が自転車で家へ帰ってくると、待ってましたとばかりに異常な大音量で手を叩き続けます。徒歩なら音もなく帰り、さっとドアをあけて家に入れるが自転車だと家に入るまでに時間がかかる。そのため、強制的にじいさんの一人相撲に付き合うはめになる。

じいさんの自宅風呂場は私の家に面している。わざわざ風呂場の窓辺に出向いて、私に大きく聞こえるように手をたたいているのだ。目に浮かぶ滑稽な姿。楽しくてしょうがないのだろう。

私は長年修行を積んだ高僧ではないので、悪意ある大音量の手拍子を聞かされるとついイライラしてしまう。

つい大きなため息をついた。じいさんは心躍らせたことだろう。もっと小刻みに大きな手をたたき続けた、風呂場で。クッソ熱い真夏の昼間になにやってんだろう。ほんとに元気だよな。

手拍子を背にドアに手をかける私。家に入り、自分でも聞こえるか聞こえないほどの小さな声で「勝手にやり腐れ」とつぶやいた。

すると、ぴたっと止まった。まさにリアル地獄耳。

エネルギーを奪われる日々。心がすさんでいく。日頃から家の中にいても逐一、盗聴されているストレスで精神的に疲弊しまくっている。仕事もあるし、おじいさんにいちいち構っていられない。

【日常2】呼応すると余計に神経やられる

うちには一年を通して、2回紅葉するカエデがある。秋と夏に紅葉する。そのため、落ち葉の処理が増える。

落ち葉は毎日落ちるので、こまめな掃き掃除が必要だ。夕方、家の落ち葉を掃いていると、いつものようにじいさんが手を叩いてきた。

いままでは反応していた。

はじめは悪意はないと思っていたので、「庭はいてるだけだよ」と小声で言ったりしていた。そういうと、手拍子が止まるからだ。

でも、仲良くないし、挨拶しても無視されるし、そんな人となんで間接的に優しくしたり交流しなくちゃいけないんだろうと気持ち悪くなった。搾取されっぱなし。人の良さを木の枝みたいだけど根性の悪さはぴんぴんしているじじいに利用されているのは嫌だ。

庭を掃くのもストレスになり、家に出入りするだけで頭皮がビリビリするようになった。手拍子を耳に入れたくないので、イヤホンをつけて音楽を聴きながら出入りした。

夫に言ってもあまり理解してくれなかった。

子供のころから住んでいた私だから、余計におじいさんを毛嫌いしているのかもしれない。私も夫の実家付近で、ご近所さんに出会ってもなんとも思わないのと同じ。

まあいいや、人に共感してもらえなくても、私がどう感じているかを自認することが大事だから。

【実践~家の外】無反応という修行

ベストセラー本『反応しない練習』を読んだが、実践する日が来るとは。

ため息や呼吸音まで制御するなんて、修行です。

深い呼吸は人体に好影響があるってのに、呼吸音を調整しないといけないなんて異常。

庭を掃くときは、イヤホンをするようにした。手拍子や怒鳴り声が聞こえないから、私も反応せずに済む。

あと夫と一緒に、庭の作業をすることにした。じいさんは私が一人の時にしか嫌がらせをしてこない。男尊女卑?男がいるとやってこないんだ。反撃が怖いからなのか。考えるとむかつくからやめよう。

【実践~家の中】無反応という修行

家の中でも四六時中、聞かれているし、むこうの音が聞こえてくる。

とりあえず、音楽やテレビをつけて、外の音が聞こえずらい環境にした。静かな部屋で本をじっくり読んでいたが、最近はできていない。カフェで流れるちょうどいい音量にしてしまうと、外の音が聞こえてくるからだ。

神経が過敏になり、へとへとになる。自分の家でゆっくりしたいときも外に出なければいけない日が続くと、なんとなく悲しくなってくる。持ち家なので家賃が無料なのが救いだ。

自分の心が休まるまでは、じいさんの手拍子は聞きたくない。

ただ朝だけはどうしても聞こえてくる。当たり前だが、起きる直前までは寝ている。そのため音に関しては無防備、丸裸だ。

毎朝、リビングのテレビに視聴タイマーをかけており、1階から音が出ているはずなのだが・・・。寝室と距離があるせいか、音を散らす効果がない。

爽やかでもなんでもない。じじいの手拍子で目覚める朝。はーっと遠慮がちな吐息をもらしただけで、じじいの手拍子が止まる。そしてさらに手を打つ。

家の中にいながら、嫌いな隣人に呼応されるって吐きそうですよ。

呼吸は我慢したくないので、朝はあきらめた。私の人権、無視。聞かれっぱなし。こんど、警察に電話してみようかな。

自由に生きる。息苦しい。社会で疲れて帰ってきて、家でエネルギーを蓄えたいのに、家の中でも落ち着けない。これこそ、生きづらいってことなんじゃないの?

気にしないことができればとっくにしてる。

とにかく、がんばって呼吸音以外の反応をやめた。

そしたら、日に日に変化が出てきた。

じいさんの勢いが衰えたのだ。手を叩いても、怒鳴っても、私が反応してくれないので、前より静かになってきた。

気狂い手拍子がなっても、私はじっと黙っている。前なら「でた!」とか「拍手喝采」とか言ってしまっていた。

前より静かに、というか呼応しなくなったことは大きい。ストレス3割減くらいになった。

反応しないことが、最大の反撃となった。変態に嫌がる反応というエサを与えない。この気づきは大きかった。

これは職場やママ友、ご近所さんなどのエナジーバンパイヤにも使える場合もあるかもしれません。

さらに質の悪い人もいますが、それは違う機会に書こう。

粘着質な人に出会うことが多い。私にとってどんな学びがあるのか?

哀れ。に年齢はリンクせず

嫌がらせを趣味(喜び)にしているのは、90歳という年齢のせいではない。

若い時から粘着質でご近所の噂が好きで、自分にメリットがある人にだけ外面を良くする性格だった。じいさんの変態的な人格が哀れな行為を選んでいる。

年齢を重ねても清々しい方はいる。だから、年齢と独居のせいではない。

閃く過程

1(現状突破や目的達成のため)今の自分ができる、思いつくことを全部やる。

2それでも結果が出ないと、ぼーっとする。

3そのとき、閃く。

私のように盗聴に苦しんでいる方の出口に繋がればうれしい。

なにかの参考になれば幸いです。

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