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#101 鉄棒 だるま回り(かかえこみ回り)の魅力と楽しさに迫る!

みなさんこんにちは!
今回は、だるま回り(かかえこみ回り)の魅力についてお話したいと思います。

まず、「だるま回り」って何?
と思っている方へ。
これが↓ぐるぐる回ってるわけではありせん。

だるま回りとは、かかえこみ回りとも呼ばれる鉄棒の技の1つです。

学習指導要領体育編によると、
腹を鉄棒に掛けて前に回る支持系の基本的な前転グループ技の1つとして例示されており、中学年で指導することになっています。

つまり、3年生になったら指導すべき技の1つだということです。

ではどんな技か、画像をご覧ください。

出典:「新しい鉄棒運動の授業づくり」大修館書店

とうい技です。
みなさんやったことありますか?

話は変わりますが、みなさんはジェットコースターすきですか?

鉄棒の楽しさはいろいろありますが、中でも一番の醍醐味はなんといっても回転です。

だるま回りは、ジェットコースターに乗っているような感覚を味わうことのできるエンターテインメント要素たっぷり詰まった技なのです。

えっ?
どこが魅力的なの?
さっきの技のどこに、ジェットコースター要素どこにあるの??
と思った方も多いでしょう。

あの画像からは魅力もジェットコースターのかけらも感じませんよね…

ですが、

実は、なんとこの技、できるようになると何回でもぐるぐると回転することができるのです。
まさに人間ジェットコースター!!

このだるま回りは、できるようになると中毒性がでてきます。
休み時間になると、不思議なことに、無性に何回でも回りたくなるのです。

私が今まで見てきた中で、一番たくさん回転した子は45回でした。
もちろんもっと回ろうと思えば回れたと思います。
たまたま休み時間にやっている時、何気なく数えていたら45回だったというそれだけの話です。

あまり回転しすぎると目が回るのでおススメはできませんが…

ただ、このだるま回りは、体が大きくなると、できるまでに苦労します。
鉄棒から頭までの距離が長くなることで遠心力が強くなり、頭が外に引っ張られる力が強くなります。
コツがわかる前に気分が悪くなってしまいます。

また、体重の増加に伴い、鉄棒に慣れていないと、鉄棒を腹で支持すると腹についたぜい肉が棒に食い込んでしまうのです。
もうこうなると鉄棒どころではありません。
痛いだけです。

技の難易度が高いわけではありません。
小学1年生でもこの技はできます。
低学年から計画的に指導していけば、3年生になれば、ほとんどの子が、だるま回りはできるようになるはずです。
でも、実際には、低学年のうちに系統的に指導されているわけではないので、ほとんどの子はだるま回りを知らないまま3年生になります。

そういうこともあり、だるま回りが子どもたちに認知されていません。
また、鉄棒の楽しさを実感している子もいません。
だから、休み時間に鉄棒をやっている子ども達が激減しています。
残念で仕方ありません。

だるま回りはできるととっても楽しい技です。
もっともっとこのだるま回りの楽しさを伝えていきたいです。
そうすれば、もっとたくさんの子が鉄棒好きになります。

ぜひもっとだるま回りのよさを広めていきたいと思っています。

次回は、だるま回りはどうやったらできるのか考えていきたいと思います。

それではまた!






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