見出し画像

太る細胞と痩せる細胞

こんにちは、ちょらです。

皆さんは白色脂肪細胞、褐色脂肪細胞って聞いたことありますか。
健康を意識している人であれば聞いた事ことある人も多いかと思います。

これらは「脂肪を蓄える細胞」や「脂肪を燃焼する細胞」です。

どちらも体には必要な細胞ですが、脂肪を蓄えるという事はそれだけ太るということ。

ですが、これらの白色脂肪細胞や褐色脂肪細胞はそれぞれ特徴があり、食べ物や生活習慣によって増減する事がわかっています。

また、これら以外にも「ベージュ脂肪細胞」というのもあります、

今回はそんなダイエットにも役立つ脂肪細胞の知識を紹介していきます。


脂肪細胞の種類

脂肪細胞には大きく分けて白色脂肪細胞、褐色脂肪細胞、ベージュ脂肪細胞の3つがあります。

白色脂肪細胞

白色脂肪細胞は貯蓄型の脂肪で、脂肪を蓄える事に特化しています。
内臓の保護や断熱はもちろん、お尻やお腹など外的要因から身を守る役目も担っています。

脂肪細胞のほとんどがこの白色脂肪細胞で、全身の至る所に存在します。

脂肪を蓄えて大型化する事で、機能不全になり、さらなる肥満や生活習慣病を引き起こします。

褐色脂肪細胞

褐色脂肪細胞とは体内に蓄えた余分な脂肪を熱に変える細胞です。
脂肪から熱を生産するので「痩せ細胞」と言われます。

白色脂肪細胞が全身にあるのに対し、褐色脂肪細胞は首や肩甲骨、脇の下、腎臓付近と限られた場所にしかなく、体温を維持するために働きます。

褐色脂肪細胞は年齢とともに減少していく特徴があり、加齢とともに痩せにくくなると言えます。

ベージュ脂肪細胞

ベージュ脂肪細胞は寒冷刺激や運動によって白色脂肪細胞が変化した細胞で、褐色脂肪細胞と同様に熱産生を行います。
このような変化を「白色脂肪細胞のベージュ化」と言います。

そのため、脂肪を燃焼して痩せる効果が期待でき、脂肪を蓄える細胞を減らして、燃焼する細胞を増やすことになるので、太りにくくしてくれます。

褐色脂肪細胞やベージュ脂肪細胞の活性化

褐色脂肪細胞の活性化や白色脂肪細胞のベージュ化が痩せることに繋がります。
ではどうしたら良いのでしょうか。
方法はいくつかあります。

寒冷刺激を与える

褐色脂肪細胞やベージュ脂肪細胞の働きは熱を維持することです。
寒さに身を置けば、熱を維持する働きが活発になり、細胞が活性化します。

寒さに身を置く方法としては、冷水シャワーを浴びたり、温冷交代浴などがあります。

軽いストレッチや有酸素運動をする

肩甲骨回しなどの軽めのストレッチは褐色脂肪細胞を直接刺激します。
また軽めの有酸素運動もノルアドレナリンやアドレナリンが分泌され白色脂肪細胞のベージュ化を促します。

オメガ3や唐辛子などを食べる

寒冷刺激や運動のほかに栄養素での活性化も促進できます。

青魚に含まれるDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸、唐辛子やピーマンに含まれるカプシエイト、オリーブに含まれるオレウロペイン(ポリフェノール)、ワカメに含まれるフコキサンチン(カロテノイド)などは褐色脂肪細胞やベージュ脂肪細胞を活性化する事が分かっています。

よく噛んで食べる

よく噛んで食べることも褐色脂肪細胞を活性化させます。
咀嚼回数を増やすことで脳へ刺激が伝わり交感神経が優位になり、ノルアドレナリンなどが分泌されて脂肪細胞が活性化します。

また咀嚼回数が増えると満腹中枢が刺激されることや、消化の負担が軽減されることも太りにくくしてくれますから、ダイエットには効果的です。


脂肪細胞のまとめ

  • 白色脂肪細胞は脂肪を溜めて臓器や身体の保護をする働きがあるが、肥満を助長する

  • 褐色脂肪細胞は脂肪から熱を生む細胞で加齢とともに減少する

  • 白色脂肪細胞をベージュ化させることが痩せやすい体を作りダイエットへと繋がる

  • 褐色脂肪細胞やベージュ脂肪細胞を活性化させるには「寒冷刺激」「軽めのストレッチや運動」「食事による方法」がある

それではありがとうございました。
健康生活をお過ごしくださいっ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?