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私がスキした記事 傑作選(学生恋愛部門)

 おはようございます、当方128です。
 先日の『私がスキした記事 傑作選(エッセイ部門)』には想像以上の反響をいただきました。お読みいただいた皆様、スキやコメントをいただいた皆様、本当にありがとうございました。

 今回は早くも第2弾『学生恋愛部門』です。バレンタイン前日で皆様の恋心が加速している時期だと思うので、私がスキを押させていただいた「学生の恋愛」または「青春」にまつわる記事の中から、心が洗われるような感覚になったものを紹介させていただきます。全部で7作品です。今回も順位は付けていないので順番はランダムだと思って下さい。私のコメントはどうしてもネタバレになりがちなので、タイトルと書き出しで気になったら先に記事を読まれることをお勧めします。

 紹介や反省ばかりしていないで新しい作品書けと思うかもしれませんが、私もそう思います。ただ、こういう話は私ではなく皆様でないと書けないのですよ。これらを読んで一人でも多くの方が「自分も学生時代の恋愛を書いてみようかな」と思えていただけたら嬉しいです。

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『愛をこめてチョコを』クローバー様

 チョコレートの香りで蘇る思い出の数々。全てが甘いように見えて切ない要素も混ざっています。恋愛の全てがチョコのように甘くはならないけど、それでも「ずっと一緒にいたい」という気持ちだけは強く持とうとする意思が伝わってきます。

『恋でしかない恋は、愛にはならない』日野笙 / Sou Hino様

 一見単純に思える「わたしは彼に好かれていた」の書き出し。その「好き」の本当の意味が分かった時、カタルシスを得ました。こういう男女の関係もあるのですね。少なくとも私は今までにない感覚に陥りました。

『元カノに新しい彼氏ができた』板垣not退助様

 断片的な思い出の羅列が、時間の経過と2人の関係性の変化を追っていく一つの物語になっています。おそらく色々と省略されているのに感情移入できたのは構成力の高さ故なのか、作者の想いが強いから読者に伝わったのか。最後の手紙文がただただ切ないです。

『無題 (2022)』へきち計画様

 卒業式というシチュエーションで「不味い青汁を飲んだ後のように苦い顔」になるのは、事実でないと書けない秀逸な表現です。そのまま高校も一緒なのは「気まずい」が最上級に達しているのに、それでも3年間好きだったのは本物の恋なのだと思います。

『恋愛遍歴は人生のネタだ』Rika様

 試行錯誤の末に出会った彼とのクリスマスデート、自宅で告白からの早すぎる終焉。「その後の展開は書かない」という表現が実質「展開を説明している」という矛盾。冒頭でネタバレされているのに色々と驚かされました。その行動力がいつか幸せに繋がることを願います。

『片思いの行方。』くーや。様

 携帯電話が無い時代だからこその良い話です。改行や中央揃えの使い方も上手いと思います。内容も文章もただただ美しい「名作」です。

『女子校のバレンタインデー』ほしまる様

「憧れ」の能動側と受動側で2つの物語があるのですが、女子同士の青春でここまで美しい話を読んだことがありません。恋と憧れは紙一重なのだと気付かされます。

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