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高1女子、自分の「負けず嫌い」と向き合う。

今日は、私が「自分の負けず嫌いな性格に向き合った話」をしたいと思う。

私は中学から始めた剣道を高校でも続けているのだが、剣道というのは「やってきた時間(経験)」が「実力や技術」によく比例しているスポーツだなと感じることがある。
さらに、それは高校剣道でより思い知らされた。
中学剣道は「元気」と「体を操るセンス」さえあれば、長年剣道を続けている経験者にも勝てることがあるが、高校剣道はそれ以上に「試合慣れしていること」や「一本取るまでのプロセス」を大切にしているため、簡単には勝てない。だからこの数ヶ月間、私は高校剣道の世界に入って中学剣道とのギャップを痛いほど味わってきた。

「中学では勝つことが多かったからこそ、高校に入ると負けが続いてつらい」

「負けず嫌い」の私は、剣道が楽しくない、辛いものへと変わっていった。

そしてついに、
①負けるのが嫌だ、相手より弱いと認めたくない。
②私を負けさせてくれた人は、私に「気づき」や「成長」を与えてくれた人であり、リスペクトするべき。

という2つの感情が自分の中にあることに気づき、辛さがより増していった。

「負けず嫌い」な自分の性格を、自分で受け入れられなくなった。

私は生まれつき負けず嫌いな性格で、保育園の運動会でも、負けるとすぐうずくまって泣いているような子供だった。でもその自分の性格が嫌いというわけではなかったし、むしろそれぐらい「向上心」がある自分が好きだった。

しかしここ最近ではその「負けず嫌い」が原因で、素直に負けを認められなくなったのだと気づき、その性格や自分自身に嫌気がさしていた。

自分と他人を切り離して考えること

私は母親や友人のアドバイスで、「自分と他人を切り離して考える」ことにした。

私はつい頑張りすぎると、「自分と他人の境界線」が曖昧になってしまう。

剣道歴10年の人と剣道歴約3年の自分の実力を比較して勝手に落ち込んだり、目標をいきなり高く掲げすぎて、挫折する。その繰り返しで、私は自分自身の「成長」に目を向けていなかった。

自分自身でも後から考えると変に思えることだが、私は「切り離して考える」までどうもそれが普通のことだと考えていたのだ。

だから、私は「昨日の自分を超えること」と「1歩ずつステップを踏むこと」など、自分に意識を向け始めた。

そして、自分を負けさせてくれた相手が、「私に勝つまでにどれほど努力をしてきたんだろう」と尊敬する気持ちも同時に持つようになった。

負けることは恥ずかしいことじゃない、私を負かした相手は憎い人じゃない、、

気持ちが楽になった。

自分の心の中に存在する2つの感情が、「自分と他人を切り離して考える」ことによってどちらの感情も素直に受け入れられるようになった。

最近では試合に負けると、まだまだネガティブな感情が先に来てしまうことが多いが、そのときは「切り離して考えよう」と自分自身に語りかけている。
そうすることで、「自分の課題」や「相手へのリスペクト」が自然と湧いてきて、自分のやるべき事が以前よりも明確に分かるようになった。

考え方1つだが、こんなにもモチベーションが変わることに自分自身でとても驚いている。この調子でまだまだ技術面だけでなく精神面でも成長していきたい。


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