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#67【就職・転職日記④】第二新卒・コンサルへの転職

こんばんは。前回の記事から少し時間があいてしまいました。
今回の記事は、百貨店からコンサルに転職を決めた時の話を書いていきます。

転職を伝えた時の両親の反応

うちの両親は、いわゆる良い大学に入って大手の会社に入れば一生安泰に暮らせるという想いが強い人たちです。なので、転職すると話をした時には、仲の良い母方の叔父さんや叔母さんまでを巻き込んでの大騒動でした。
なぜか、叔父さんと電話相談という名の転職を踏みとどまるように説得される会を強制的に設定されたのは良い思い出です 笑

両親は、結婚してからお金に苦労した時期もあること、あまり勉強が得意ではないというコンプレックスもあったようで、いわゆる両親の一種のゴールでもある大手企業には私は就職していたわけですから、結構色々小言を言われました。ちなみに私は、就活解禁の4月1日にウイルス性の胃腸炎にかかってしまい、軒並み選考が進んでいた企業の選考を辞退することになったのですが、家で療養していると追い出されそうになったことを今でも覚えています。

転職エージェントからもらった求人票を印刷して色々と説明しましたが、どうも煮え切らないような感じだったので、もういいです、これは自分の人生だから自分が決めます、という様な事を言って無理やり押し切ったような記憶があります。

百貨店に就職してからというもの、親戚などと接する年1~2回ある機会では、大手の〇〇に就職してすごいわね、等と言われて謙遜している母親を見ながら、自分の気持ちの中では、全然普段は楽しくなんかないからとか、なんでこんな状態で働いているんだろうかとか、そういう気持ちが溜まりに溜まって限界を迎えていたんですよね。
なんか親の人生を生きてる感じがして。

今まで良い子ちゃんで生きてきた自分が、社会に出て色んな違和感を肌で感じる事で、この環境にいてはだめだな、自分は社会的な体面とかではなく、もっとちゃんと自分の為に自分の人生生きなきゃ駄目だなって気がつけたんですよね。今でも、この時勇気を出して別の世界に飛び込んで本当に良かったなと思います。

転職を伝えた時の職場の反応

退職の伝え方などをエージェントの方にレクチャー受けてはいたものの、ネットで調べたら、退職の件はわかったからもう帰れといわれて窓を開けられるとかもあるとかなんとか。そんなことやってる会社があったら大問題ですが、初めてのことでちょっと怖かったので、恐る恐る上司に声をかけました。上司はすんなり理解してくれて、すぐに部長と面談して状況をお伝えしすんなりと受け入れてもらえました。まあ、使えなかったからというのもあるんだと思いますが。その後、職場の方々にも、何日付で退職という話が広まるわけですが、いろんなパターンの反応がありました。

辞めることに非常にネガティブで、いままで育ててやった事をなんだと思ってるんだとぶちぎれられるパターン。あとはお前、裏切ったなという謎の反応。いやいや、仲間になった覚えないですからという。。

ポジティブなものだと、頑張ってねという応援してくれる方や、どんな会社なのコンサルって何やるのみたいなことを興味を持って聞いてくれる方もいました。

そして結構驚いたのが、諸先輩方のカミングアウト。
いや、実は、俺もここにいて良いのかって思ってるんだよね~・・・だったりとか。お前はさっさと見切り着けて賢いな、だったりとか。
法人営業のエース級の先輩からもその様なお話があったので、みんな何考えてるかなんて、実際のところはわからないものなんだなと思いました。

そんなこんなで退職の日を迎え、
少しのお休みを経てコンサルに第二新卒として入社することになります。

転職して気がついた事

私は、第二新卒という新卒入社した若手が3年くらいたってまだ会社に染まる前にキャリアをやり直すような枠で中途入社をしました。

総合系のコンサルティングファームで当時は連結で3,000人ほどの会社でしたが、今では世界で7,000人超の会社になっている内資の企業で、同期入社も25人ほどいました。研修がとても充実しており、本社で研修を3ヵ月受けた後に現場の各PJに配属され、半年程現場を経験した後には、海外で英語のみのトレーニングに約1週間参加をしました。

転職前から推薦図書リストや現場で使うオフィスのトレーニングメニューが送られてきて、日々勉強するのは当たり前という世界です。

当時の私はろくにExcelも使えなかったので大変苦労しましたが、
それでも前向きに色んな事を吸収していける環境に確かな手ごたえを感じながら、幸い同期にも恵まれ、なんとか必死に食らいついて行きました。
朝7:00~ファミレスやカフェで勉強して、9:00~研修でトレーニング、定時で帰宅し復習して~というくたくたになる日々でした。

この時ふと振り返って気がついたのが、社会人になってから自分はちゃんと勉強していなかったなぁということでした。

百貨店は環境が悪いだなんだと色々言い訳しながらも、お金がもらえているから前向きに成長しようと勉強をしない。最後の方は結構ボロボロだったのでちゃんと判断できる精神状態ではなかったのかもしれませんが、当たり前の感覚を他責にして逃げていたんだなと反省しました。

自分の成長の為に勉強や努力をする。
誰も学校を卒業したら勉強しなくてよいと決めてなんかないですし、むしろ社会人の方が長いわけで、それで勉強しなくなったら終わりですよね。サラリーマンとして定期収入があった事で、努力しなくてもお金入ってくるし良いや、オフはオフの時間で過ごそうという発想になってしまっていたのかなと思います。

転職して環境を変えてみた事で、意識の高い同期と一緒に過ごすことで、
当たり前なんですが、とても大事なことを思い出させてもらったと思っています。

仕事をする意味

コンサルは時間当たりで顧客にチャージするという形でフィーを請求します。例えば、私がPJにアサインされて仕事に従事すると、1時間あたり15,000円を顧客に請求する、という感じです。もちろん役職によって金額は変わりますが、第二新卒のペーペーでもこんな金額。とんでもないですよね。
なので、コンサルはいかに価値を発揮するか、という事を常に厳しく問われます。実際のプロジェクトに従事する前の研修でも耳にタコができるくらい、どうやって価値を出すかという話を聴きました。

で、これも当たり前ですよね。
自分が活躍してお客さんに価値を感じてもらえるから、
会社に利益があって、給与をもらえるわけですからね。

この転職を通じて、勉強することの大切さや、貢献してフィーをもらうという意識を改めて自分に植え付けられたことは、自分の人生の中で大きな転機になったと思います。

価値を出して貢献してそれで給料をもらうんだという、
自分が仕事をする意味を、改めて確認・実感できた経験でした。

次回の続編の記事では、コンサルでの仕事や、コンサルから人材系の会社への転職について書きたいと思います。ここで人生最大の失敗をしてしまうので、是非参考にしてもらえたらと思います。

ここまで御覧いただき、ありがとうございました。

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