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習慣が変われば性格、運命が変わる。魔法の習慣⑤の2~本を読むことで人間関係力が上がる 

マザー・テレサの言葉です。

 言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
 行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。 
 習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
 性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。

また、ナイチンゲールも同じようなことを言っています。

 習慣が変われば、人格が変わる。
 人格が変われば、運命が変わる。

 自分の人生をすぐに、急に変えよう、良くしようと思っても、なかなかできません。着実に一つ一つ良い習慣を身につけるほうが、遠回りのようでいて、近道です。
 特に「よい」習慣は身につくと、それに裏打ちされた行動が、「全人格」として表れてきます。
 習慣自体が、「その人、そのもの」と言えるかもしれません。

 私自身はまだまだ、ごつごつといろんなトラブルにぶつかりながら、凹みながら暮らしています。でも、いろんな先人の言葉、行動から学び、少しは身についた習慣、あるいは、効果があった(良い人生につながった)と思える習慣も増えてきました。
 そのおかげで、トラブルを小さくしたり、立ち直りが早くなったり、そして、ネガティブな思いを引きずらずに、前を向けるようになりました。
 そんな「人生を変える魔法の習慣」を、これから、いくつか紹介していきたいと思います。
 よかったら、お付き合いください。

本を読むことで、想像(創造)力が付き、人間関係が良くなっていく


1 人の気持ちを考えるようになった(共感能力が上がった)

 ビジネス書など仕事に関する読書であれば、自己成長に直結することは何となくわかります。
 しかし、小説などの物語についてはどうでしょうか?何か役立つでしょうか?
 
 実際、自分の経験から言ってもたくさんのプラスがありました。
 
 物語には主人公をはじめ、いろんな人が出てきます。
 読み進めると感情移入していきます。
 時に主人公と同じような気持ちになります。
 時に、相手の気持ちを考えることになります。
 ミステリー作品などでは、犯人が出てきますが、どうしてそんな犯罪をしてしまったのか、少しは理解できる(理解しよう)という気持ちも出てきます。
 
 自分に「近い」人であれば、共感もしやすいですが、例えば、ドストエフスキーの作品なんかに出てくる人物などは「強烈」「過剰」すぎて、なかなか受け入れられない人物も多くいます。
 でも、現実世界を見てみれば、「いろんな人」がいるのは確かです。

初めから「拒否反応」ばかり示していては、うまくやっていけません。互いに歩み寄るには、自分の方にも相手を理解しようという気持ちが必要です。物語の読書は、そんな人間関係づくりの力も養ってくれる気がしています。

2 生き方の参考になる。疑似体験ができる。

 登場人物への共感ともいえますが、もっと具体的に、感情移入した人物をもとに、自分も同じような「経験」ができます。
 
 本の中であれば、社長になったり、異性になったり、時に動物になったり、はたまた、殺人者になったり。
 
 普段の自分では体験できないようなことを物語の中で経験できます。
 そして、物語の中であれば、主人公たちの失敗も、自分にとっては体験的な学びに変えられます。
 そう、

物語を10冊読めば、10人10通りの人生を体験、シミュレーションできます。そしてそんな経験が増えれば増えるだけ、自分の本当の人生の失敗を減らせます。

3 想像(創造)力がつく

 ある本に面白いことが書いてありました。

活字(読書)・絵< 音声(ラジオ放送など)< 映像(動画)

 これは、「情報量の多さ」を表しています。
 
 本は文字(たまに図)で、伝えます。
 映像(動画)などは、動きで伝えます。本より多くを伝えます。
 「動画」を見ると、たくさんのことを知る事ができ、映像として記憶できます。
 しかし、映像が次々に流れていくので、映像を追うのに精一杯。「自分の頭で考える」ことは実はしていない(少ない)そうです。
 
 逆に、読書や音声だけであれば、情報量が少ない分、自分の頭で足りない部分を「想像して」自分で言葉を補っています。
 
ある意味、「よく考えている」状態をつくれます。私が子供のころは、言葉は悪いのですが「テレビを見るとバカになる」と言われました。同じ理屈だろうと思います。なので、動画は「動きを理解する」「見て覚える」にはいい内容ですが、「考える力を伸ばす」点では、あまり効果はありません。脳科学の実験でも、脳の一部しか活性化していないことが分かっているそうです。

 実際、読書をしていると、文字を読んで頭の中に映像を思い浮かべています。その映像の中で、どんな表情、風景、色にするか等は、ある意味、自分の世界観が反映されています。
 また、想像しながら、新しい人物をレイアウトしています。そこには創造力も働いています。本を読むことで、頭の中で想像(創造)する機会が何回もあり、ちょっとしたトレーニングになっているとも言えます。

 以上のように、特に小説のような物語の本を読むことで、感情移入や相手の気持ちを想像することにもつながり、人間関係力も上がります。それが、うまく人と付き合っていく上での土台ともなります。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです

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