見出し画像

読書会に参加して学んだこと④ ~ 本に出てきた場所に行くという読み方 

 先日、読書会に参加してきました。

 今回は「修身教授録」(森信三)の「第17講 一道をひらく者(Ⅱ)」を読み、感想などを交流する予定でしたが、会の始まりから、参加者の方の近況報告や今読んでいる本の紹介、思い出話が広がって、あっという間に90分。
 今回読むはずだった講は次回へとなりました(笑)。これは、これで楽しい一時になりました。
 
 ある意味、読書にまつわる、たくさんの話ができた「読書会」でした。
 その中で、印象に残った話は次の通りでした。 

読書スタイルについて~現地に行くという読み方

 参加者の親戚の方はかなりの読書家。
 もう老い先短いということで、今、所蔵している本を段ボール一杯に詰めて、月ごとに、送ってくれるそうです。

「毎日読んでも読み切れませんわ~」

と笑って教えてくれました。

 今回は、松本清張さんの書いた本がたくさん送られてきたそうです。
 そして、本の中に出てくる、地名に〇で印がつけてありました。聴くところによると、その印がついたところの地名をめぐるのだそうです。もちろん、個人の旅で、あるいは仕事の出張のついでに・・・。

 読書と言うと部屋で静かに読んでいるというイメージです。
 あまり運動することや出かけるという感じはしません。
 でも、その方は本に出てくる場所、内容を実際に自分で現地取材するというスタイルでした。
 
 初めて聞く「読み方」で、興味津々。

 おもしろい読み方だなあと感心しました。
 
 私はミステリー作品が好きですが、ただ読むだけだと、登場人物たちの「移動」訪れる「場所の様子」などは、何となく感覚で、飛ばして読んでしまいます。
 でも、実際に同じようにたどるとしたら、いかにその場所に行くまでに時間がかかるか、車窓から見える景色を見ながら何を思うかなど、ただ読んだだけの時とは違う発見もありそうです。

 たしか、松本清張さんの「点と線」の電車のトリックも、実際に現地(駅の構内)に行って、気が付いたことがもとになって考えられたと聞いたことがあります。 

ミステリーに限らず、「聖地巡礼」的に、読んで感激した本に出てくる場所を訪問することも新しい読書スタイルとして試してみたいと思いました。

 本は「文字情報」だけですが、

実際に現地に行けば、「聞こえる音」「香り」「風を感じる事」「その場所ならではの気」など、五感を通した発見がありそうです。


 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

この記事が参加している募集

習慣にしていること

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?