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戯言

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写真にハマりました。

写真にハマりました。

2020年を振り返るつもりはなかったんですけど、書き残したいことが振り返りと合致していたので、振り返りも兼ねて書いてみます。

2020年、わたしが新たに始めたのは「写真を撮ること」
カギカッコつけて書くと大それた感じになるから、ちょっと違うなって思うんですけど、文字通り「写真を撮ること」を始めたからそうなってしまう……。

きっかけなにげなくぼんやりと自分の恵まれた環境(友達がグラビアアイドル)

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おいおいおい

おいおいおい

最近老いを感じることが多くなってきた。年をあまり意識しないで生きてきた人生だったから、突然の症状に焦りのような恐怖感を感じている。

具体的に言うと、顔のシミが濃くなったとか、目尻にシワが出来たとか、目に見える身体的なものももちろんあるのだけれど、一番は精神的なもので、どんどん自分の中のこだわりや執着心が消え失せている現実が怖いのである。

最初に意識したのは、パクチーが好きになったことだ。
独特

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コンビニの前、喫煙所

ふと、世界が拓ける時がある。
コンビニの前、喫煙所。留まる人。煙草。
そこには寒くても暑くても、人がいる。

わたしは煙草を吸わない。
一度だけ“何事も挑戦”の精神で一吸いしたことはあるが、良さを体感出来ずに今に至る。
かと言って喫煙者を疎むこともなく、煙草とは良い関係を築いてきた。

コンビニの前、喫煙所。
立ち止まったことのない場所に“何事も挑戦”の精神で立ってみる。
煙草を吸う時間は3〜5分

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新参者

三連休を控えた木曜の夜、終電間際の電車は満員電車を超えて詰め込み電車になっていた。
わたしは乗車は出来たものの、我先にと乗り込んでくる人達の波に押され、座席に座ることはもちろんのこと、自分のスペースを確保することも出来ずに端へ端へと流された。
吊り革は先人達がギュッと握っており、頼れるのは己の両足のみ。右から左から不規則にやってくる強烈な押しに耐える。

「次の電車をご利用下さい」
愉快爽快奇天烈

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なまえのはなし

わたしの名刺には「金髪りさ」という名前が書かれている。
もちろん本名ではない。

名刺を刷るとき、このふざけた名前にするか違う名前にするか、少し迷った。
「金髪で良いんじゃない」と上司は笑ってくれて、わたしは「金髪りさ」を選ぶことにした。まぁ上司はどーでもよかっただけだと思うけど。

机にドドンッと置かれた山積みの名刺たちは名前に反してご立派で「やっちまったな」って呆れるやらおもしろいやら、どこに

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夜中に書くな思い出すな

夜中に書くな思い出すな

ああ文章を書くのは本当にしんどい。自分の気持ちを吐き出して、それをまた整理して、さらには誰かに見せるなんてどんな面下げてんだろうと書きながら思う。泣きながら書けるときが一番楽だ。とち狂ってるときは自分に没頭しているときだし、生き生きとした生の声が生まれたりする。だからこそ夜中にふと思い出して後悔と恥ずかしさと悲しさに奇声を発したりする。とち狂って悲しみにズブズブと浸るとき、そのときにしか見えない世

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