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チンコと怪人①

仕事中突然思ったことがある。

なんで「怪物」とか「モンスター」なんて言葉がこの世にはあるんだろうか?と。


だって、そんなの“存在しなかったら”言葉すらも生まれないわけであって、その言葉があるということは、固有名詞として“それを指すもの”が存在しているということになる。造語なのかもしれないけど。

しかし、造語だったら海外にはない言葉だったりもするわけだ。さて、どうやって考えたらいいんだろうか。わからないので考えるのをやめよう。



昔から作り話なんかでひとを脅かすようなお話をするひとはいたんだろうけど、「そんなの想像にすぎないだろう」とみんながみんな思ってしまえば怖がることなどないのだ。

その点でおもしろいのが口裂け女の話じゃないかな。


ずいぶん昔に口裂け女の話が流行った時に、日本中で口裂け女の目撃情報が多出したという話を聞くと、人間ってビビっているとなんとなく本当の話にしちゃうってことがあるみたいだ。


しかし、そんな女が多数出現したとしたら、ひとりくらいは警察に捕まる。「おばけだから捕まらないんだ」なんていうなら、じゃあおばけということでいいじゃん、って話で終わる。おばけだったら、なんでそんなに目撃情報があるのかって話だし、話が流行り出してから目撃情報が相次ぐってところも怪しい。

と、とにかく怪しすぎる口裂け女の話。

もう信じないぞ。




とまぁ、そんなこんなで仕事が終わり、歩いて帰っていると怪物とかモンスターというところから、映画の話を思い出す。



モンスター繋がりで思い出したのが、映画「エイリアン」のエイリアンだ。

エイリアンのストーリー概要はこんな感じ。
宇宙で謎の宇宙船を見つけて、そこを探索したら謎の卵を発見し、中から出てきた謎の生物によって、探索したひとりが謎に寄生されてしまう。
連れ帰った乗組員の体内から謎に飛び出した謎完全生物によってひとりひとり順番に殺されていく…というストーリー。

ああ、怖い。謎怖いね。


実はこのエイリアン。機械と生物が合体したような形の生物で、当時としてはかなり奇妙で奇抜なデザインだったわけだが、モチーフとなっているのは「男性器」だったりする。

要するに「チンコ怪人」なのである。


チンコ怪人はなぜにひとを襲ってくるのかというと、初期の設定では襲った人間を「瀕死の状態でマユにしてしまうため」だというのだが。
マユにするということは、そこからまたこどもができるわけで、どんどん増殖する。いや、繁殖する。

そう、繁殖するために人間を襲っていたのである。


何もしないで立ってるだけでねばねばのよだれを垂らすチンコ怪人のくせに、繁殖を狙って襲ってくるなんて考えると、もうそれだけでエロだろ。なんとも卑猥だこと。モンスター映画といえば、たいていが喰われるのが一般的。サメだの巨大ワニだのピラニアだ、やれ鳥だ虫だとたくさんモンスター映画はあるが、だいたいがみんな喰うためにひとを襲ってくる。

しかしエイリアンさんは、なんとまぁただひたすらに「繁殖」を狙ってくるのである。おおう…。こ、怖い。


ひとを見るたびに、男だろうと女だろうと構わず襲ってくる凶暴な性格の持ち主なチンコ怪人なわけなんだが、それを考えるとどうにもエロく見えてしまう。しかし、観ていると案外そうでもないのがこの映画のすごいところなんだろうな。




チンコと怪人の話はもうちょっと詳しく考えたいので、今日はここまで。




襲うということについて考えよう、これからの僕は。

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