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パートナーに求める「価値観」ってなんだ?

今日は夫がやすみの日だったので、
夕方家族3人でスーパーに行きました。

その流れで、夕食はお惣菜をそのまま食卓に出すスタイルに。

この「お惣菜をそのまま食卓に出す」ということが過去の私ではあり得ないものなので、
今回は価値観について考えることにします。

過去に思っていた「価値観が近い」とは

パートナーに求める条件としていつも上位にあるこれ。

「価値観が合う」
「価値観が近い」

みなさんは具体的にどんな価値観を想像しますか?

かつて(20代)の私は、
・笑いのセンスが合う
・食の好みが合う
・金銭感覚が合う
でした。

そしてそれらが合う(近い)相手と長い間お付き合いをし、なにかに悩むこともなくそのまま結婚しました。

これって、理想の相手と順風満帆にゴールインした話なんだと思います。

が、現実はまったく違う状況に。

結果は恋人期間より結婚期間の方が短いという形で、私はお別れすることを選びました。

理由は大きく2つ。
⑴料理への負担、プレッシャー
⑵未来像を話せない関係性

まず料理に関して。
かつてのパートナーは無類の料理好き。
普段から見たことのない多国籍な料理を作ってくれて、一つの食材を買うためにいろんなスーパーをハシゴするような人でした。

これって「料理男子羨ましい♡」ですよね。
でも私の場合、これが結婚後はとてもプレッシャーに。

恋人期間中は単純に「ありがとう♡」だけだったのだけど、結婚するとなんとなく同じレベルを求められている感覚。

「君には求めてないよ、自分は好きでやってるから」と言ってはいたものの野菜炒めは手抜き料理の認定だったし、私が2日連続で焼き魚(違う魚だったけど)を出したときは、Twitterに「2日連続焼き魚はないだろ」的なことを書かれていました(笑)

また私が料理中はキッチンの横で必ず見ている。
単純に「作ってるところを見るのが好きだから」でしかないのですが、私は「チェックされてる感」を感じずにはいられない。

私が仕事でクタクタでもお惣菜はもってのほかで、「〇〇の素」みたいなものも使わない生活だったので、遅い時間からでも麻婆豆腐やエビチリもいちから手作りしていました。(おかけで私の料理スキル、爆上がり笑)

ちなみにこれ、全くモラハラとかではなく。

彼の実家は老舗の有名な飲食店だったので、
「お出かけをした記憶はほぼないが、毎日家族で心から美味しい食事を食べる」のが幸せの定義なだけ。

一方私の実家は共働きでアクティブ族。
「週末はキャンプや旅行でお出かけをし、食事はたまにケンタッキーを買ってくるのも楽しい」が幸せの定義だったんです。

このあたり、ほんとどっちも悪くない。付き合ってると別に違和感がなかったことも、家族になった途端に自然と自分の幸せな家族像に当てはめる。単純にその違いだったんだと思います。

2つめは思い描く未来像のすり合わせ。
ここはもう、コミュニケーション不足だったし、スキンシップ不足でした。

経験を踏まえて思う「価値観が近い」とは

その後、数年の独り身を経験しまたあらためて新たな家族を持つことになった私ですが、
いま思う「価値観が近い」は、

「衣食住のスタンスが合う」かなと思ってます。

衣食住への熱量が全部で10だったとして、
私は3、3、4。
かつてのパートナーは1、8、1。

お別れに至ったのはこの差を埋められなかったことであり、そして今の夫はここがほぼ同じ(または近い)んだなと思ったりします。
(ちなみに冒頭のくだり、「今晩お惣菜でもいい?」と聞くと、「グッドアイディアじゃーん!」と笑顔の回答でした)

結婚は毎日生活をすること、
毎日生活をすることの土台にあるのは衣食住。

価値観とひと口に言ってもいろんな切り口があるけれど、私の場合は経験則からここかなと感じています。

まとめ

そうは言っても、価値観が全く同じ人なんて血縁の家族を含めても誰一人いないはず。
だって誰一人自分と同じ人生を歩んでないから。

それでも結婚を、日々の生活を続ける方法は、

アップデートしていく価値観を
互いにシェアし合い、受け入れていくこと

なのかなと思ってます。

仕事でも結婚でも価値観は変わるし、
直近では出産で強制的アップデート。
育休復帰したらまた変わったし、
なんなら毎日微妙に変わっているのかもしれない。

大事なのは価値観を変えないことではなく、
変わっていく価値観を相手にシェアすることと
相手のアップデートを受け入れる度量なのかなと。

とくに女性は男性より人生の分岐点が多くアップデートしていきやすいので、そのささいな変化を伝えていく努力をし続けていきたいです。

もうすぐ2歳の息子も、彼なりの価値観を育てていくんだろな。

いろんな経験をプラスにしながら
価値観をアップデートしていきたいです。

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