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【一緒に勉強】文章力を高めよう・第三講③

こんばんは、如月伊澄です。
第3講の続きになります。

参考文献はこちら


【文章の上達法→手当たり次第に本を読め?】

【あなたは好きですか?】

文章の上達法として、昔から言われる言葉があるそうだ。
「手当たり次第に本を読め!」である。

ここでの手当たり次第というのは、単に読書量を増やすということではなく、あらゆるジャンルの本を読めということだが、これは本当にそうなのだろうか?

答えは「イエス」である。
もちろん、ただのイエスではない。
一つだけ条件がある。

それは「思い切り好き嫌いにとらわれること」である。

ここでの好き嫌いというのは、読者としてのあなたの感性の部分のことだ。「この文章は好き」「この言い回しは嫌い」といった自分の感情のことである。

いい文章、悪い文章ではなく、主観的な「好き」「嫌い」で考えてみよう。

これにより自身の書き手としてのスタンスが見えてくる。「自分はどうありたいか?」という内的な欲求をはっきりさせるのである。

特に注目するべきなのは”嫌い”の感情である。
なぜなら「嫌い」の言語化は簡単だが、「好き」の言語化は難しいからだ。

嫌いがわかったのであれば、その逆を進めばいい。

例えば、必要以上にへりくだった慇懃無礼な文章が嫌いなのであれば、読者と対等な視点で文章を書くように意識した方が、自分の好きな文章に近づくだろう。

嫌いを掘り下げていくことこそ、最終的に書き手としての自分はどうありたいのか、潜在的な欲求を明らかにしていくことこそ、書き手としての自分と向き合い、スタンスを見つけていくための第一歩となるはずだ。


次回「どうやって読者に文章を読ませるか」です。
ここまで文書の書き方や表現方法、書き手のしてのあり方を見てきましたが、次は読者視点にたって文章を見ていきましょう。

今「自分がこの文章をどんな読み方をしているか」覚えておいてくださいね。


【考えたこと】

「この文章苦手だなぁ」って誰にもあると思います。

でも、その文章は途中で読むのを止めちゃうので「嫌いの分析」ってしてこなかったんですよね。なるほどなーって。

本を読む時間が取れなくなってきたとはいえ、0ではないのでいろんな本に手を出してみて、分析できたらいいなとは思います。

自分で選ぶと似たようなセレクトになるから、誰かのおすすめをピックして読んでみる、とか?

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