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学ぶ姿勢はうまく叩け

「上手く叩け」というよりもこれは要望なので、「叩いてください」のほうが適切なのかもしれない。声掛けひとつで仕事をする気力を失わせるのは本末転倒なのである。

ここで書きたいことは、もし同僚や部下のモチベーションや意識が前のめりになっていて支障があると思うなら、できるだけ声かけで上手く軌道修正を図ってほしいということ。そのほうが、少なくとも受け手としてはマイナスイメージを持たずに仕事に取り組めるからだ。否定されると、ちょっとどころでなく気力を失う。

そんなことに気づいたのも、経験からである。

私は、ひとつのトラブルが起こった時に、原因を考え、対応策を考え、同じ失敗を繰り返さないための未然の策を一度に考える性質なのだ(個人作業レベルで)。これは私が効率魔であることに起因することだろうが、そもそも並行する業務量が多すぎて、すべての事案が終わった後に、ゆっくり「さあ未然の策を考えようか~」なんて時間をとりにくいのだ。現実をみれば「はい、なんとか乗り越えたね!ハイ、次!!!まだ書類たくさん積まれてるよ!!!!」という感じ。

そもそも、仕事でトラブルがあったとき、対処するのは担当者一人で(今回でいうならば私。案件によるけどたいてい独り。チームでの対応とかこれまで経験したことない幻すぎる)、相談する相手といえば直属の上司と、その上の上司くらい。それぞれマンツーマンで話す。そのトップの上司とは、同じ建物で仕事をしているわけではないし、会わないときは本当に会わない。そんな中、トラブルの対処が終わった後、これまた悠長に「○○の件なんですけど、」とは正直相談しにくい。これまで、そんなことを尋ねたら「そのときになるようになる」的な返しだったことがある。過去から学ぶ効率魔は、ここでまた学習してしまっている。

一度に、「現状の把握」、「問題の原因」、「対応策」、「未然に防ぐための策」は流れとして考え得るものだし、特段切り離して考えようとすると、今度は業務過多の波に乗って忘れてしまう。また、人事異動で動いてしまったら、果たして「そのとき」ってくるのか?来ないままだったら、同じミスを未来の担当者にさせるのか?なんと無意味な!と思考が走る。細切れに作ろうとする時間こそ存在自体が危ぶまれる、総じてリスキーではないか。

実害のない範囲での仕事に対する姿勢とやり方については、他人様に意見することはないけれど、改めて認識することができた。

ポジティブな姿勢を打ち砕く言葉もあるということ。そして、その立場に沿ったうまい添え木を与えたほうが、よっぽどうまくいくこと。

身をもって学習したので、職場でかける言葉に、気を配ろうと強く思った。


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