見出し画像

日本の映画「Perfect Days」をアメリカで見た 【究極なマインドフルネス】

こんにちは、セレナです。

ヴェンダース監督の日本の映画「Perfect Days」を、
近所の小さな映画館で観てきました。

ちらりと見る限り、私以外の全員が白人。
そんな空間の中で日本映画を見るのは、
いつもながらちょっと不思議な感覚。

しかも、

主役の役所さんがトイレ清掃人として、
便器を磨き上げるシーンを、
延々と暗闇の中で、みんなで静かに見ているのも、
シュールすぎ。

掃除中の姿には、
なんだかグっときてしまいました。

去年、日本をあちこち観光してたときに、
公衆トイレの清潔さに、
改めて頭が下がる思いがしたこと。

最近は観光客も多くて利用客が増えて、
大変だろうなぁ、
と感謝でいっぱいだったんです。

それはさておき、
映画の感想なんですが (ねたばれ注意)

物静かなこの作品を、暗闇の中でじーっと見ながら、

ああ。
これはマインドフルネスがテーマなんだな
と気づいてからは、

すごく愛しさを感じました。

Less is More。

言葉少なくシンプルだからこそ、
ストレートにこちらに伝わってくる、
主人公たちの揺れる感情。

都内の名もない小さな公園にそびえる大木を見あげて
【今この瞬間】に意識を戻すことで、
二度と戻らないその瞬間の美しさを
心に刻むことができる場面は、

私が日々大切にしている、
きらきらした木漏れ日の光景。

今の私の場合は
潮風にゆらぐパームツリーの葉の間から
こぼれる木漏れ日を見上げてるわけですが、

無意識に眺めるのとは
全然違う輝きがあるのです。

色々と考えすぎで辛くなっちゃってるお客様にも、
よくお伝えしているのが
まさにこれ。

今、今、今。

今ここに在ることの大切さは、

願いを叶えるためではなく、
幸せになるためでもなく、

今の幸せに気づけること。

人生がうまくいっていても、
いってなくても、
避けられないことは起きるし、
不安は生まれ、
寂しさに襲われることはあるけれど、

たとえ独りぼっちでも、
どんなに苦しさを抱えようとも、

夜明けは必ずやってくるし、
新しい日は始まります。

だからこそ、
今日という日の中にちらばる自分なりの幸せを
嚙みしめることができるのだし、

ある意味、
そうしていくしかないのです。

主人公が住んでる界隈も情緒があってよかったな~。
前回は夫と浅草にも滞在したので思い出が重なるし、
スカイツリーのライトアップもやっぱり大好き。

海外生活が長くなり、
アイデンティティを失いつつあり、
故郷がどんどん遠くなる日々の中で
寂しさや不安から祖国に永久帰国する人達もいる中。

心の拠り所にしてきた懐かしい祖国だって
実はパラダイスなんかではないし、
人生、そんな甘くないよ。
喜びも悲しみも共存するから、
全部抱えて生きていくんだよ。
と改めて言われたみたいで切ないです笑

たとえ夢が叶っても、
憧れの国に移住しても、
懐かしい故郷に戻っても、
ドリームハウスに引っ越しても、
愛する人と結婚しても、

今この瞬間をおろそかにし続ければ
自分にとっての本当の幸せを見失い、
何かが欠けたままになる。

静かに幕が閉じたあと、
ぱらぱらと拍手してるアメリカ人たちの姿もありました。



映画を見たけど、どうしてもピンと来なかった、
もっと意味が知りたいと思った人は
監督の考えるストーリーの背景も興味深いですよ!
ネタバレになるかもしれないので、見てない人はご注意。


最後までお読みくださりありがとうございます♡

◆宇宙の法則とマインドフルネス
単発ZOOMで色々お話しされたい方はお気軽にどうぞ♡
継続セッションの次の募集は5月になります。


🌈お客様の感想や対談
重たい思考を手放す練習
人生の最強カードを手に入れた♡
50代で叶えた幸せな恋愛
喜びの世界にシフトする秘訣

🌈リンク
有料記事
セレナのセッションページ
Instagram
音声配信スタエフ
メルマガ
お問い合わせはこちらから


この記事が参加している募集

スキしてみて

おすすめ名作映画

応援ありがとうございます♡