__

仕事のかたわら、働く人を紹介するfree paper「あのつく人」を刊行中。 趣味はア…

__

仕事のかたわら、働く人を紹介するfree paper「あのつく人」を刊行中。 趣味はアート、散歩、文字を書くこと。日の出と共に起きて、日の入りと共に眠る、そんな生活が理想です。 過去の日記→ http://jagaimon46.hatenablog.com/

マガジン

  • とある新聞連載

    2020年1月に遠野へやってきた30代女性。2年間の遠野生活も残り半年となったある日、「遠野での暮らしや仕事について書いてみませんか?」と言われ、とある新聞にコラムを連載することに。 …と空想して、勝手に毎日連載はじめます。

  • 寄稿文

  • 日々のこと

    日々の暮らしのなかで、ふと思うことを書き連ねています

  • 旅行記

最近の記事

初めてのアートリサーチ/塩尻アーティスト・イン・レジデンス(長野県塩尻市)〜後編〜

2021年10月から2022年2月にかけて、副業人材として初めてアーティスト・イン・レジデンスのリサーチ業務を行なった。アーティスト・イン・レジデンスとは、アーティストが一定期間ある地域に滞在し、フィールドワークをもとにして作品制作やリサーチ活動を行う取り組みのこと。 今回リサーチしたアーティスト・イン・レジデンスのまとめ記事がnoteで公開されたので、前編後編の2回にわたって、参加にいたる経緯や取り組みの内容について紹介する。 オンラインインタビューとの向き合いかた 反省

    • 初めてのアートリサーチ/塩尻アーティスト・イン・レジデンス(長野県塩尻市)〜前編〜

      2021年10月から2022年2月にかけて、副業人材として初めてアーティスト・イン・レジデンスのリサーチ業務を行なった。アーティスト・イン・レジデンスとは、アーティストが一定期間ある地域に滞在し、フィールドワークをもとにして作品制作やリサーチ活動を行う取り組みのこと。今回リサーチしたアーティスト・イン・レジデンスのまとめ記事がnoteで公開されたので、参加にいたる経緯を述べながら、その取り組みについて紹介したい。 初めての本格的な副業 お盆を過ぎてすでに秋めいた岩手県遠野市

      • 1月25日

         出発日の今日は、朝8時すぎから引越業者が来て荷下ろしが始まった。段ボールを出すだけだと思っていたが、ベッドの解体やらなんやらで部屋を退去するまでに3時間もかかった。すでに11:30。市役所がお昼休憩に入る前に家賃の支払いと鍵返却に行かなければ。  郵便局で転送手続きをしてから現金をおろし、急いで市役所へ。会計課と管財担当をまわって、事務所へ挨拶に行く。その後、本の森にも行って、風の丘でお昼を食べようとしたときにトラブルは起きた。財布がない。  引越業者に代金を支払って、

        • 1月24日

           コインランドリーから洗濯物を取り出したら、直径約1cmの凹凸のある金属物が出てきた。登山用ズボンのウエスト部分の留め具が外れてしまったのかと見てみたが、壊れた様子はない。つづけて洗濯物を取り出していると、また同じサイズの金属物が出てきた。やはりほかの留め具が壊れてしまったのだろうかと洗濯物をあらためるも、とくにこれといって心当たりはない。  すべて洗濯物を出し終えて、残ったものがないか確認したら、分解された単3電池が転がっている。ズボンの留め具だと思ったものは、単3電池の

        初めてのアートリサーチ/塩尻アーティスト・イン・レジデンス(長野県塩尻市)〜後編〜

        • 初めてのアートリサーチ/塩尻アーティスト・イン・レジデンス(長野県塩尻市)〜前編〜

        • 1月25日

        • 1月24日

        マガジン

        • とある新聞連載
          113本
        • 寄稿文
          1本
        • 日々のこと
          3本
        • 旅行記
          3本

        記事

          1月23日

           「ちからさんで一本勝負しませんか?」  こゆきに誘われるまま、夜に「ちから」へ出かけていったら、まさかのお休みだった。口はもうすっかり「ちから」になってしまっている。名残惜しかったけど行かれないものは仕方ないので、まだ行ったことのないところへ行こうと、「祭り」へ入った。  初めて入った「祭り」は、お酒も料理もとても美味しかった。「ちから」に頼りすぎて来たことがなかったけど、あらためて遠野のお店はどこも美味しいと思う。  昼間はでみちゃんと県立博物館へ行って、道中いろい

          1月23日

          1月22日

           幸せな一瞬がたくさんあった日で、どこから書き出していいか迷う。送り出してくれたたくさんの顔を思い返しては、ありがたさを感じている。  今日は午前中に「こども本の森 遠野」の活動報告会があり、オープンからこのかた行われてきたイベントと来館者状況の報告、市民による意見交換があった。その席で一言お話しする機会をいただき、この施設に対する思いと遠野への感謝を述べた。こども本の森の仕事は、わたしにとってとても印象深い仕事となった。  そのあとは来店いただいたことがきっかけで仲良く

          1月22日

          1月21日

           今日あたりから、1日のスケジュールが10分刻みになってきた。今日は朝から陸前高田へ行っていちごの作業を手伝い、その足で焼き上がったうつわの納品でるりさんに会いに。ランチをともにしたのち遠野に戻ってきて「食の匠」の打ち合わせ。急いで家に帰って冷凍食品を食べ、コインランドリーで洗濯物を回すあいだに、夜勤中においさんに本とお礼の品を渡しに行く。戻って洗濯物を出したら運転しながら週1回のEnglish time。1時間話したら今度は10時からさみちゃんと「食の匠」の映像修正点につい

          1月21日

          1月20日

           午後からオンラインの取材があって、盛岡のコワーキングスペースのBUNBOを訪れる。BUNBOは中心市街地からは徒歩15分ほどかかるけど、個室があるので通話ありきの作業をするときは重宝している。それに代表の伊藤さんの人柄がよく、作業の前後でおしゃべりするのも楽しみのひとつである。  今日、オンラインでお話を聞いた女性はとても聡明なかたで、お話しするのも上手だと感じた。わたしのほうがまごまごと、要領の得ない質問をしても意図を汲んで、整え直してくださる。お相手に助けられた部分の

          1月20日

          1月19日

           おとといから青森県の奥入瀬渓流へ行っていた。昨夜は満月の照る雪原をスノーシューを履いて歩くムーンライトツアーに参加して、部屋へ戻ってマッサージチェアに埋もれていたら、このコラムを書くのを忘れたまま眠ってしまった。朝起きて昨日のぶんを書くことも考えたけど、昼までに秋田に着いている必要があってあたふたとホテルをあとにした。  秋田まで3時間で到着できるとの目論見ははずれて、3時間40分もの時間がかかった。途中までは道の両側に高い雪の壁がつづき、その単調さと眩しさで消耗し、後半

          1月19日

          1月17日

           今回で6回目の引越ともなると、荷づくりの手順や手続きにもさぞ慣れてきたろうと思うのだが、そうは問屋が卸さないようで、やれ必要になったものはどの段ボールのなかだっけ、あれはまだ封するべきじゃない段ボールにもガムテープを貼ってしまったなど、荷物のあいだを右往左往しては箱をのぞいている。段ボールのなかがパズルのようにきっちりつまっていたりすると探すのもひと苦労。几帳面なんだかそうでないんだか、自分でもよくわからなくなってくる。  箱の側面には大まかな箱の中身を養生テープに書いて

          1月17日

          1月16日

           引越の前日に荷づくりを始めるつもりでいたけど、よくよく考えたらそれで間に合うはずもなかった。2ヶ月半のあいだ引越業者の倉庫に預けるものと、人に譲るもの、車に積んで持っていくものと3種類に分けて荷づくりしなければならないので、ひとりでやると混乱しそうだと、ひーさんとべっちょにお願いして手伝いに来てもらった。  午前中に作業を始めて、お昼にはチーズケーキで明日誕生日を迎えるひーさんをお祝いした。トンガ沖の火山噴火の影響で警報が出ているなか駆けつけてくれたひーさんは、警報解除の

          1月16日

          1月15日

           昨日の昼間、陸前高田のカモシーまで行って素焼きした平皿を見せながら、釉薬の色をどうするか相談してきた。今日が最後の陶芸教室。平皿2枚を釉がけするのみなら1時間もあれば終わってしまうけど、新しくうつわをつくり始めるわけにもいかないから、丁寧にやすりをかけた。  まずは金属やすり2種類のうち、網目の粗いほうで凹凸のある箇所を削ってゆく。おおかた凹凸がなくなったところで、網目の細かい金属やすりで表面をなめらかに。仕上げはさらに目の細かい紙やすりで整えた。本当ならやすりなど使わな

          1月15日

          1月14日

           今日でおおかたの挨拶は済ませた気がする。メッセージをいただいたけど、まだ直接伝えていなかった面々に、お年賀を持って謝意を伝えに行った。いよいよお別れの日が近づいているのだなと実感する。  自分で思うより、どうやらこの町にも馴染めていたらしい。どのくらいこの町にもいたのか聞かれて2年と答えると、もっと長くいた気がしていましたと言われることが多かった。それはここがオープンアームでわたしを受け入れてくれたからだし、わたしもここを大切に思えていたからだろう。実家は埼玉、祖父母もお

          1月14日

          1月13日

           お昼ごはんに食べようと、魚焼きグリルでお餅を焼いたら溶けて金網についてしまった。お箸で取ろうとしてもぐんぐん伸びる。お箸の先にはお餅がびたっとくっついた。このお餅は市販の切り餅と違って、おば自らついたもので、きびやら粟やらも入っていて味がいい。焼いた後の柔らかさも全然違う。防腐剤は入っていないため日持ちはしないから、ここ数日は連続してお昼にお餅を食べている。本当は七味マヨで食べたいところだけど、あいにくマヨネーズを切らしているので、シンプルにいそべにして食べた。  食後の

          1月13日

          1月12日

           遠野に大雪・暴風警報が出た今日。昼までかけて新しく買い換えたパソコンの設定をしていても、どうもインターネット環境が安定しない。市役所に提出する書類もあるし、午後は他所で仕事することにしようと家を出たものの天気は大荒れ。昨晩きれいに雪かきした山が崩れ、駐車場にはなだらかで大きな雪の丘が広がっていた。風は一方向ではなく渦を巻くように吹いているので、車から落とした雪も細かい粒になって顔に当たる。アパートの敷地外に出るための簡単な雪かきも、この暴風と雪のなかでは簡単ではなかった。

          1月12日

          1月11日

           午前10時ごろから降り始めた大粒の雪はあっというまに道路を覆い、停めていた車のナンバープレートもボンネットも隠してしまった。雪は15時すぎまで降りつづけて、道のあちらでもこちらでも、まちの人たちが雪かきをしている。これほど一気に大量の雪が降ったのはこの冬で初めてのこと。去年はこのくらいの雪が連日降ったのだから、あらためて厳しい冬だったと思い返す。  お昼あたりには、これはもう早く帰って雪かきをしないとと思ったが、まちなかでやるべきことがなかなか終わらずに、結局アパートに戻

          1月11日