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求人募集をする前に考えるべきこと

求人の募集背景には増員募集と欠員募集の二つのパターンがあります。どちらも共通するのは事業を運営するうえでの課題を新しい人材を採用して解決するということです。

つまり求人は経営の課題解決の手段なんですね。

でも課題解決は求人だけではないです。求人以外の方法で解決できないかを考えてみましょう。

業務フローの見直し

人材が足りない時は生産性を上げるチャンスでもあります。今まで10人でやっていた作業が5人でできるようになれば生産性は2倍になったということになります。生産性を2倍にするのは難しいですが、10人を9人にすることは業務を見直すことでできる可能性はあります。普段当たり前にやっている業務フローを全て書き出してみましょう。そして無駄な行動がないかをチェックしてみましょう。例えば、「報告の入力に時間を取られていた」とか「移動の時間が無駄」「ミーティングの回数が多い」など改善できそうな工程があれば生産性があがり募集をする必要がなくなるかもしれません。

システムで解決

次に課題をシステムで解決する方法です。人間がやっている作業が機械でできないか?またシステム化できないか?を考えてみましょう。これから人件費のコストはどんどん上げっていきます。システムで解決できればそもそも人を採用する必要もなくなります。システムというと大きなコストがかかりそうなイメージですが、機械などのハード面だけではなく、ソフトウェアを利用した解決も可能です。長年の課題がスマホアプリ一つで解決したというケースも結構あります。

労働条件の改善

離職率が高い企業は募集する前に、今の労働環境が十分なものかをチェックする必要があります。どんなに採用者を増やしても、辞めていく人が減らない限り永遠に採用活動は終わりません。穴の開いたバケツと同じですね。募集活動の前に穴をふさぐ作業をしないといけないのですが、こらが驚くほどどの企業もできていません。
ポイントは人材に余裕があるときにこそ、着手した方がいいということです。人材不足の状態では穴をふさぐ暇がなくなってしまうからです。


このように、募集活動をする前にこれらのことを考えておきましょう。SNSで個人が発信する時代なので、離職者が多いということはあなたの会社の敵が多いという考えもできます。いまこそ社員を大切に考えて経営していかないといけません。



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