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あの人は今 筆頭は横須賀にいた!?
今でもたまに思い出すことがあるんだよ。
眠れない夜にツイッターを眺めている、そう、こんな夜に。
もう何年前だったか、俺は筆頭さんにフォローされた。
筆頭? すぐググって意味を調べたら「筆の先」だって。
イヤらしい名前だな。筆おろしの先っぽ? 亀頭かよ!
間もなく通知が止まらなくなる。真夜中のふぁぼ爆だ!
なんて奴だ。マナー違反もいいとこだろ。
シコシコせっせと俺のツイートを片っ端からふぁぼってやが
あるフォロワーさんへの手紙
いつからだろうか、足りないものを嘆いて、欲しいものを探してばかり
人の命が地球より重いかけがえのないものだというのなら、
人は生きているだけで既に一番大切なものを手に入れているのに
それはもう奇跡をかかえて暮らしているようなもの
それでもなお、あれもこれもと、手を伸ばし
手に入れたものをたくさん抱え、
さらに手に入れられなかったもの、失くしてしまったものへの執着と後悔で
やがてがんじがらめになって
午前6時のカレーライス
私が妊娠してから、夫の勇司は朝のジョギングを始めた。子を持つ親として、体力をつけなきゃいけないと言って。それまでいつも出社ギリギリまで寝ていた勇司のことだから、どうせ長続きしないだろうと思っていたら、昔陸上部だった血が再び目覚めたとか、朝練を思い出すとか騒ぎながら、雨の日以外はずっと走っていた。
何を勘違いしたのか知らないけど、私がいよいよ陣痛が酷くなって夜中に分娩室に運ばれる時も、「お前が
午前1時のポテトサラダ
「そろそろ終電。帰らなきゃ」
時計のデジタルは、0時33分。シンデレラだったら大遅刻だ。
「いいじゃん泊ってけば」
祐司はゲーム機に顔を落としたまま言う。
「腹減った。なんか作ってよ」
目的はそれか。駅まで送ってもらうことは諦めていたけれど、こんな夜中に飯炊きババアにされるとは。
「なんでもいいからさ」
そう簡単に言うけれど、冷蔵庫を開けても缶ビールとペットボトルの飲みものくらいしか