ファスティング

ファスティングで脂肪が3kg減した話

キト丸(@kito_maru)です。

ダイエットの必要があって、11月に5日半のファスティング(断食)をしてみました。せっかくなので記録を残しておきたいのと、SNSで紹介する条件での割引を受けたので、公開します。

目次
・なぜやったのか
・目標
・やり方とやったこと
・結果と推移
・所感
・またやるなら

なぜやったのか

目的は、血液検査の結果を良化させることでした。というのも、実はこの5年ほど健康診断で引っかかり続けています。基本的には高脂血症や脂肪肝と言われていて内臓脂肪がヤバいので、対処としては痩せなければならず、痩せられないなら病院に通えと宣告されていました。

もちろん食事制限やジム通いをしたのですが、残念なことになかなか習慣化できず。大した成果につながらないまま5年が経過し、そろそろ自分の中でもどうにかしたいと悩んでいました。悩み抜いた結果、僕のような習慣化できないタイプの人間には短期集中型が望ましい、という結論にたどり着きます。要は「食べなきゃいいのでは?」という発想です。

実はこの5年間でダイエットについて勉強していて、わかったことがあります。痩せるための基本スタンスは食事制限、運動は痩せることよりも体を引き締めることに有効、ということです。(運動はHDLコレステロールを良化させる働きがあり血液検査には好影響ですが、ここでは痩せることに特化して考えています)

でも、これまで食事制限は続かなかった。だからチマチマ食事制限するのではなく食べることそのものをやめちゃおう!と思い至ったのです。なんと短絡的な。しかしこれがいい結果を呼びました。やってみるものですね。

でも、これはつまり断食です。人間は水だけでもしばらく生きられると聞きますが、命を危険にさらしたくはありません。つまり、僕の断食を誰かに管理してもらう必要が出てきました。

方向性が定まってきたので調べはじめると、断食はファスティングと呼ばれること、ファスティングを指導している人がいることがわかりました。そして、イラストレーターのわかるさん(Twitter)が書いた、断食メガネこと田中裕規さん(Twitterサイト)を紹介する記事にたどり着きました。

記事に書いてある内容から、田中さんは遠隔でファスティング希望者を毎日管理してくださることがわかります。死なない程度に断食する!という目的においては信頼のおける方と考えて、田中さんにお願いすることにしました。

目標

やってみないとわかりませんが、なにはともあれ目標が必要です。
目標は内臓脂肪3kg減、その計測手段は体重&体脂肪率から脂肪量を算出して測ることにしました。

これも勉強でわかっていたことですが、脂肪は貯蔵・消費どちらも内臓脂肪が優先されます。皮下脂肪はその後です。なので、脂肪が減ったらまず内臓脂肪が減ったと見なすことにします。そして、筋肉はなるべく落としたくないと思っていました。

やり方とやったこと

以下の基本スタンスを置きました。田中さんの指導も含まれています。

ファスティング期間の基本スタンス
・食事はナシ、サプリはアリ
・指定の酵素ドリンクと水を、合計で1日2L以上飲む
・毎日ウォーキング40分以上、筋トレはお休み
・必ずマスクをして過ごす(食事を取らない分の免疫低下を懸念して)

期間中のやったことと出来事は下記のとおりです。

11/17-18
準備食2日間 2日目にウォーキング
11/18の夕飯はバナナ1本。これが最後の食事に。

11/19-24
ファスティング5日半 毎日ウォーキング
11/20になんと会食が入ってしまい、水だけで1時間以上を過ごすことに。ただし空腹感がなかったので辛くはなかった。

11/24
回復食初日 予定どおりトイレに立てこもるが、問題なし
食事再開。指定された回復食1食目を朝食べるはずが、夕方実施に変更。というのも食べたら最長2時間はトイレに立てこもると聞いており、朝にその時間を取れなかったため。夕方に予定どおり立てこもるも、腹痛があるわけでもなく平穏に終了。

11/25-27
回復食2〜4日 異常なし、体重キープ
ここは特に問題なく、普段どおりの生活。

結果と推移

結論から言うと、内臓脂肪で3kg減を達成体脂肪率もマイナス3.6ptで、しかし除脂肪体重はほぼ変わらず1.6kg減となりました。
除脂肪体重の減り幅が大きく見えますが、内臓脂肪の半分しか減ってないし、下記グラフでも最終日以外は横ばいだからいいかなと。ファスティング前と比較しても3%しか減ってませんし、ちなみに脂肪量は22%減です。というわけで、脂肪だけ減ったと言っていいでしょう。

除脂肪体重と脂肪量のグラフを作ってみました。
※推移が際立つようにグラフの原点を40kgスタートにしています。
※積み上げ棒グラフにしているのは、この二つの合計が体重だからです。

グラフでみると、除脂肪体重が横ばい続きで、主に脂肪量が減っていることがわかります。あと除脂肪体重が最終日に激減してるのはよくわからないです。体重計の故障ではなかったのですが、翌日には元の水準に戻ってまして、一時的な何か?と思われます。

ちなみに準備食の11/17-18は体重・体脂肪率を量り忘れたので、そのころと比較すると実はもっと痩せているかも?

(参考)各種 算出式
・脂肪量 = 体重 × 体脂肪率
・除脂肪体重 = 体重 − 脂肪量
・体重 = 脂肪量 + 除脂肪体重

ついでに体脂肪率と脂肪量の推移です。右肩下がりで順調に痩せていることがわかります。

所感

内臓脂肪が減ってよかったです。血液検査の再検査はまだこれからですが、とりあえずシンプルに脂肪を減らせる手段がある、とわかったことは収穫です。

あと究極によかったのは、胃が小さくなったことです。これまではいくらでも食べれて満足もできなかったのですが、今は食べる量が自然に減ってすぐお腹いっぱいになるようになりました。今後は普通に過ごしていても減量できてしまうかも。これは本当に期待しています。

ファスティング中は特につらくもなく、ご飯も食べたくなりませんでした。手段にもよると思うのですが、血糖値を下げにくい手段を取った結果、空腹になりにくかったのはかなり大きいと思います。加えて、自分の場合は「もう後がない」と言う決心も後押ししてるかも。

要はつらくありませんでした。なので、もっと痩せたいときはまたやるかもしれません。そのときは、脂肪燃焼に必要な栄養素なども調べてサプリで摂取するなど、さらに効果をあげられるようにしておきたいですね。

またやるなら

もし再チャレンジすることがあるなら、ウォーキングの時間数・距離・脂肪燃焼量をチェックしたいです。性格的に、各要素が脂肪燃焼にどれくらいの影響を及ぼすのか?を知って活かしていきたいからです。

結論としては、死なない程度のファスティングは脂肪量の減少に効果あり、です。参考になれば幸いです。

最後となりますが、グラフ作成に当たってはGo Andoさんのデータ視覚化のデザインを参考にさせていただきました(原点をゼロにしなかったのは僕の判断です)。Go Andoさん、ありがとうございました!

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