まりさんのライブ観るの久しぶりのような気がする。今回は Angel KONY ではなくて Angel KONN。四谷三丁目のライブハウス Blue Heat 初訪問。

Angel KONY というのが正式名称で、KONYはメンバーの苗字の頭文字を並べたもの。ドラマーが一時的にお休みのため頭文字が変わり、それで KONY が KONN になってるそうだ。

まりさんの歌はやっぱり素晴らしい。常にシンガーとして進化している（ダジャレではない）。それでいて遠山の金さん、ドラえもん、ルパン三世、という驚愕の物真似三連発でオーディエンスを震撼させる（つまりあんまり似てない）あたりは相変わらずだ。

そしてやっぱり僕はこのバンドのライブを観ると、小野アイカさんのプレイに釘付けになってしまう。普通の人間の脳では封印されている一部の機能が、彼女の場合は解放されているんじゃないだろうか。大袈裟ではなくそう思う。中途半端なプロの演奏よりも遥かに刺激的だ。

まりさんから聞いた話だけど、アイカさんは「上手い」と評価されることを余り良く思っていないようだ。そういう感想が出てしまうのはむしろ己の力量不足ゆえなのだと考えているという。ストイックだ。

でもあそこまで問答無用の圧倒的なプレイを前にして「うまい」という言葉が出てくるのは、美味しい料理を食べて「美味しい」という言葉が口から出るのと同じレベルのことだとも思う。多くの人にとって他に形容のしようが無いのだろう。

神近まりさんと小野アイカさんが一緒にレコーディングした音源があるので是非聴いてみていただきたい。映像は僕がレコーディング時に立ち会って撮影した写真、およびこのアルバムのジャケット用に撮影した写真をスライドショーにしたもの。