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生命保険の対価

僕は社会人1年目の頃、中身がイマイチな生命保険に加入した。

その生命保険に加入したキッカケは、会社の食堂の前に毎日現れる保険のおばちゃんがヤリ手だったからだ。


当時、社会人になりたてで社会の制度や保険の知見に浅かった僕は、おばちゃんの
 「保険を1回説明しますよ」
という言葉に乗り、業務終了後に話をすることになった。

そのおばちゃんは、保険についても簡単に説明してくれたのだが、僕の人生全般について役に立てることは協力したい、と言う。

 「こんなおばちゃんに、業務外で協力してもらうことなんかあるのか?」

と疑問に思っていたが、次の言葉に僕の心は鷲掴みにされた。

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