桐建

書き物をアウトプットしたくてここにおります

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最近の記事

匂い

元彼の家に遊びに行きました。 付き合っていたのは中学生の頃、 つまり約5年前。私の初めての彼氏。 久しぶりに会う君はあの頃より少しだけ、 カッコつけなくなっていた。 どうして今更会うことになったのか、 きっかけは、成人式で再開した友達と 久しぶりにご飯に行ったこと。 中学生の頃を懐かしむ会話の中で、 君の話題になった、それだけ。 彼氏とうまくいかなくて ちょっぴり寂しかった時期だったから、 なんとなく、会いたいなって思ってしまった。 そのあとの私の素早い連絡と行動には

    • 無題3

      好きな人の好きな人、のダメなところを見つけると、 なんだか幸せに感じてしまう。 ほらね。私だったらこんなことしないよ。 そういう事ばかり考えているから、 あなたは私の方を振り向かないのよね。 わたしの彼のダメなところを あなたに聞かせてしまうのは、 あなたに可能性を感じてほしいから。 そういうやり方しかできないから、 あなたは私のものにならないのよね。 分かってるんだけど、私はとっても不利だから。 あなたに会うには理由が必要だし、 あなたにどこまで聞いていいのかわか

      • 甘苦しさを押し込めて

        切ないとか、悲しいとか苦しいとかより、 甘苦しいという表現がハマる時がある。 そういう時って結構、 本当に心がやられている時だと思う。 淡くて脆い期待を抱いてしまって、 分かっていても如何しようも無いから、 ひたすらむずむずとした気持ちと 戦いながら時を過ごす他ない、もどかしさ。 そう、むずむず、する。 君はどういうつもりでその言葉を口にしたの? 君はどういうつもりで約束をするの? 君はどういうつもりで会うの? 君はどういうつもりでくちづけをするの? 君はどうい

        • 無題2

          ああもう。寂しい。 何をしていても、何処に居ても、 会いたくても「会いたい」と言えない人が いるという事実だけで、こんなにも寂しい。 君はぼくの好きな人でもないし、 ましてやぼくの恋人でもないし、 頻繁に会うなんてありえないし。 分かってるつもりでもどうにもならないので、 恐らくぼくは大馬鹿者なのです。 どうして君はぼくのものじゃあないのだろう。 どうしてぼくは君のものじゃあないのだろう。 物分りの良い子供、程度に 君にわがままを言ってみる。 言うだけ言ってみる。

          頭の悪い女と居たい

          多分君は、僕のことが好きなのだろう。 一見ナルシストの発言のように 聞こえてしまうかもしれないが、 少なくとも嫌われてはいないはずだ。 だって君は、こんな時間に嫌いな男の家を 訪ねるような真似はしないだろう? 幸せにきちんと育ってきた君には、 見境無しに男をフラフラするなんて考えは 早々構築されないような脳みそが 既に出来上がっているのだから。 けれど、そんな君だからこそ今、 僕のそばに居るんだろうなとも思う。 要するに、君は真面目なのだ。 真面目で、「わるいこと」

          頭の悪い女と居たい

          頭の悪い女でいたい

          誰にも聞かないで欲しいことを、 貴方にだけは聞いて欲しい、そんなひとがいて。 だけどそのひとは、聞かないでくれる優しいひと。 あえていつもと変わらない、いや、 いつもより少し明るめに、楽しげに、 何も考えないでいられるようなくだらない話を、 たくさんたくさん 夜が更けるまでしてくれるような、そんなひと。 貴方の前ではわたしは、 本当に頭の悪い女だと思う。 それは勉強だとか社会的にだとかではなくて、 本能しか持たないようでいて、 その実全て理性で動いていて、 その上でやっ

          頭の悪い女でいたい

          無題1

          浮気というものは、喉が渇いている時に ジュースを飲むようなものだと思う。 もしくはお酒。 どっちにしろ、 「その時の乾きは満たされる」けれど、 「すぐにまた乾いてしまうから、 更に欲しくなる」。 苦しい苦しい、と言えているうちは幸せだ。 気づいたら絶望が待っているのだから、 今だけでも存分に楽しんでおくべきである。 そういう関係の相手との別れは 究極に突然であるものだ。 そして、気付いた時には苦しい苦しい、と 言うような暇はない。心が死ぬ。 やっぱり私は1人なの