BluePink

大人になっても毎日必死に生きてます。自分の幸せに自分で責任を取りたい。優等生から問題児…

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大人になっても毎日必死に生きてます。自分の幸せに自分で責任を取りたい。優等生から問題児となった筆者が、虐待・ネグレクトを受けた家庭問題や成績至上主義の学校生活の中で、自分の存在意義に悩み絶望しながらも、一つの志を見つけ自分をまた好きになり歩んでいく様子をマイペースに綴ってます。

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自己紹介〜自分の心の棚卸しのススメ〜

皆さん、こんにちは。 いくつか記事を上げてからなので、 今頃ですが自己紹介。簡単に3点にまとめると… ①アラサー女性会社員 ②元不登校で鬱の過去あり ③HSS型HSP (もしご存知ない方はすみません、詳細はググってやって下さい笑。要は繊細な癖に好奇心旺盛というようなややこしい特徴を持っています。)こんな感じです。 既にあげている私の自伝的記事「元優等生現問題児」を読んで頂いた方ならお気づきかと思いますが、家族の問題にも悩んできました。 また、昔は自分の性質・特徴も知らないま

    • マウンティング人生からの離脱

      この記事は本当に雑記。 思いつくままにタイトルを決めたけど、今の私自身の素直な気持ち。 SNSの中にいると、 お金がかかった美味しいものを食べ、きれいな景色を見て、バリバリ仕事をし、キラキラ生きないといけないみたいな強迫観念に駆られてくる。 無意識レベルだから、自分自身の投稿もどんどんそんな風な装いになってくる。現実との乖離もある。ないつもりだけど、やっぱりある。 それでも鼻につく人間になりたくないみたいな、嫌われたくないみたいな女々しい気持ちもどこかにあって、 時々そん

      • 人生は楽しいもの

        「人生は楽しいものよ。そんなに考え過ぎずに、もっと楽になっていいの」 昔とある先輩から頂いた言葉。もうそれから5年以上経つのだけれど、未だによく思い出す。 今は、本当にそうだとしみじみ思う。 あの頃自分を縛っていたのは、他の誰でもなく自分自身の思考だった。 そして、同時期に大切な仲間の死があった。 この手の話はあまりあげるべきものではないのかもしれないが、綴らせて頂く。 持病もなく健康で、20そこそこのその人は、ある日突然帰らぬ人となった。 事故でもなく、原因不明の突発

        • 私のリアルな底の時の記録

          また始まった… ドキドキドキドキ… 特に緊張もしていないし、横になって静かにしているのに、動悸が止まらない。 ドクッ!急にすっごく大きな脈が身体の中で響いた。 こいつが出てくると気持ち悪くて、 いつまた次のが来るかと思うと怖い。 深呼吸をする。 落ち着け、大丈夫、自分。言い聞かせる。 だけども止まらない。 次のドクッも来た。 息を吸っても吸っても酸素が足りない。 息苦しい。 鉛のように重い身体を動かして、 何とか寝返りを打ち、少しマシになった。 もういつから外に出

        • 固定された記事

        自己紹介〜自分の心の棚卸しのススメ〜

          随時環境アップデート〜HSS型HSPらしい私の結果を出す為の解決策〜

          以前、とあるカウンセラーの方に相談し、ある診断テストを受けると、私はHSS型HSPに分類されると言う結果になった。 要は、刺激探究型の癖に傷つきやすい性質を持つという相反する性質を併せ持つということだ。 昨今、自分がHSPだと公表する人は著名人含めて多いが、 何事もカテゴライズして病名をつける(HSPは病気ではなく性質だけど)というような風潮を揶揄する人も少なからずいる中で、 誰でも当てはまるのでは?とか、承認欲求を満たすために今話題になっているHSPだと言ってみただけでは

          随時環境アップデート〜HSS型HSPらしい私の結果を出す為の解決策〜

          元優等生現問題児〜素直に周りを頼ってみた(10)〜

          1ヶ月後、私は本当に親戚のおばさんのお家にお世話になり、そこから学校に通うようになった。  彼女は母の姉で、定年退職したおじさんもいたが、今回のことで久しぶりに私から連絡を取り腹を割って相談すると、 いまは子供も独立してやることもなく、仲の良かった私の世話をすることで老後の張り合いも出て良いと快諾してくれた。 彼女の家は私の実家よりも学校に近く、それも助かった。また、何より毎日温かいご飯を3人で食卓を囲み頂くことができるという温もりが大きかった。 そして、通学路が変わ

          元優等生現問題児〜素直に周りを頼ってみた(10)〜

          元優等生現問題児〜私が転機としたかったもの(9)〜

          憂鬱な気持ちのまま、今日も何とか学校に着いた。 白いはずの校舎の壁が私にはグレーに見える。 そんなに社交的でもないくせに、今日も作り笑いをして孤独を誤魔化している。本当は強烈に孤独を感じていても、周りから一人ぼっちに見られるよりかはマシだから。 今日はホームルーム前にペナルティで職員室を掃除しなければならない日だ。クラスメイトとの会話もそこそこに、急いで職員室に向かった。 担任教師から、久しぶりにまともに掃除に来たなとチクリと嫌味を言われながらも、何とかペナルティを終

          元優等生現問題児〜私が転機としたかったもの(9)〜

          何事も器用に人並み以上にこなして、性格も良い。さらには見た目も悪くない。そんな人に出合ったら人間5回目位だと思ってる。(笑) 私はバリバリの初めて人間なったタイプの人間。でも、だから努力するのをやめずに済む。もちろん人生5回目レベルのスペックで努力もできる人には敵わないのだけど。

          何事も器用に人並み以上にこなして、性格も良い。さらには見た目も悪くない。そんな人に出合ったら人間5回目位だと思ってる。(笑) 私はバリバリの初めて人間なったタイプの人間。でも、だから努力するのをやめずに済む。もちろん人生5回目レベルのスペックで努力もできる人には敵わないのだけど。

          元優等生現問題児〜(8)近くて遠い父

          最悪な気分で目が覚めた月曜日の朝だったが、父と共に登校できるのが唯一の救いだった。電車の中では、昨晩の夕食の話にはお互い触れず、当たり障りないテレビ番組の話で盛り上がる。ふと沈黙になった時の父の目がすごく哀しそうに見えるから、私は必死に話題を振っては沈黙を防いで笑わそうとした。そんな自分を何だかとてもみすぼらしく感じた。お互い乗り換えでそれぞれ別のホームに向かう間際、彼は言った。 「学校はどう?」 聞かなければならないから聞いた、という風な感じだった。そういう時、父は決ま

          元優等生現問題児〜(8)近くて遠い父

          元優等生現問題児〜(7)インナーチャイルド〜

          その夜、私は夢を見た。幼い頃の夢だ。 何度も何度も同じ歌を歌っては、同じ所で間違い、その度に母から頬を叩かれる。音楽教室に通っていた頃だ。余りに何度も間違うからと、夜ご飯が抜きになった。何とかインスタントラーメンは出してもらえたが、食べると急に気持ち悪くなって吐いてしまい、それがまた怒りの引き金になってしまった。廊下に散らばる麺にこぼれ落ちる私の涙が絡まっていく。そして、片付けではお椀を割ってしまい、更に怒りを買うこととなった。 「あんたは罰が当たるよ。」 そう言われて

          元優等生現問題児〜(7)インナーチャイルド〜

          元優等生現問題児〜(6)宿命〜

          日曜日の夕方は、家の中が忙しない。父が慌ただしく家事をしているからだ。料理を作っている間に洗濯物を取り込み、さらにその間に今朝母から言われていたのか、デジカメの画像をPCに取り込めているかの確認をしている。一方の私は、そんな父の様子を罪の意識のようなものを感じながら時折見つめつつも、テレビを見ていた。父は、私が手伝っても結局途中から全て一人でやってしまう。結局彼一人でやる方が早いからだ。私はそれを自分への言い訳にして、徐々に手伝うことをしなくなった。 この家で家事をする人間

          元優等生現問題児〜(6)宿命〜

          元優等生現問題児〜(5)延命治療〜

          深夜1時、物音で目が覚める。母が帰宅したのだ。彼女はすぐ自室に入ったようだったが、洗面所に来る際に私が居間にいるのに気づき、一言私に早く寝るようにと告げてきた。私はなんとか食事の片付けを済ました後に自室へ入り、そのままベッドに倒れ込んだ。いらぬ考えが頭を支配してくる前に眠りに落ちようとしたが、そんな時に限って余計に目が冴えて眠れない。暗闇で携帯電話の光だけが私の味方だった。その日は結局明け方5時まで眠れなかった。 父は朝9時に帰宅したようだったが、私は案の定すぐには起き上が

          元優等生現問題児〜(5)延命治療〜

          元優等生現問題児〜(4)抜け殻〜

          ホームルームが終わり、久々に授業を受けると、まるで見知らぬ外国にいるかのような気持ちになった。ノートを取ってもまるで意味がなかった。意味がわかっていない写経のようなものだ。おまけに課題を何度も出さないものだから、もう問題集1冊分以上溜まっていて、更に気が重くなった。担当教師からの視線も痛い。 それでも何とか授業を受け終えて学校から家に帰ると、疲れ果てて玄関でへたり込んでしまい、そこから動けなくなった。それと同時にこみ上げてくる言いようのない虚無感。この3年間、竜宮城に行った

          元優等生現問題児〜(4)抜け殻〜

          元優等生現問題児〜(3)グレーアウト〜

          翌日、何とか登校した私は、クラスメイトから問題児や社長出勤といじられた。いじられても、笑って応える私。どうして心は泣いているのに、ひょうきんに振る舞ってしまうのだろう。学校という組織に歯向かって学校を辞められるほどの勇気さえ持っているヤンキー生徒、成績優秀かつ品行方正な優等生、そのどちらにもなれない中途半端な自分が嫌いだった。もう、何も、したくない。 間もなくホールルームの時間となり担任の女性教師が入室してきた。突如静まり返った教室の中で、朝礼が始まる。 「今日お休みのA

          元優等生現問題児〜(3)グレーアウト〜

          元優等生現問題児〜(2)今日も学校を休んだ〜

          毎晩無能感に苛まれながら眠りにつき、一瞬の夢から醒めた朝はこれまた形容しがたい絶望感に包まれる。また普通じゃない問題児のレッテルを貼られにあの場所に行くのか。いや、行けない、どうしても。でも、逃げ場がない。震える手で携帯電話を開き、学校の電話番号を打つも、動悸が収まらない。やっぱり、かけられない。涙が出る。どうしようもなく惨めな自分に失望して動くことができない。 隣の部屋から母親がやってきた。日常的にほとんど関わることはないが、今日は学校に行かないことを咎めに来たようだ。

          元優等生現問題児〜(2)今日も学校を休んだ〜

          元優等生現問題児〜(1)15歳のプライド〜

          昔は1番だった。そんなちっぽけなプライドでもう3年は「努力」ができないでいる。優等生だった頃の貯金はとうに使い果たしてしまった。それでも、たまに実力模試ではまぐれで良い成績を残すもんだから全く勉強に身が入らない。 無論、まずは目の前の膨大な宿題をこなさないといけないことも分かっている。これをこなさなければまた明日ペナルティで職員室の掃除が追加される。その掃除にすらまともに行けないから、ペナルティが追加されすぎて自分でも借金が後どれほど残っているか分からない。クラスメイトが普

          元優等生現問題児〜(1)15歳のプライド〜