見出し画像

30代後半IT法務の初転職 ~媒体篇~

前回は、転職活動を始めようと思い立ったところまで書いた。今回は、どのように転職先のイメージを作って、どのような媒体を活用したかについて記す。

条件の選定

職種は、もちろん法務。これまでの経験を活かしつつ、伸ばしたいのは現状、法務である。

業種はIT。IT業界で育った私は、ここが一番力を発揮できるフィールドだ。これから世の中を変えていくのはIT業界である事にも疑いはない。特にAIやブロックチェーンの可能性は測り知れないし、そういった関連書籍を読んでワクワクすることも多い。だから、テクノロジーに強い会社が良い。そんでもって事業の強い会社が良い。

事業規模のイメージとしては、あまり大きすぎない会社。これまでも裁量が大きく、自由度の高い仕事をしていたおかげで色々学べた。だから、あまりに縦割りで、幅を広げにくいような環境は求めていない。その上で、しっかりした指導者と共にできるのがベスト。

年収は難しいところだが、5%~10%程度上げることを目標とする。下げてでも行きたい会社があったり、相場的に高すぎて不利と判断した場合は検討する。

希望を明確にし、転職先のイメージもある程度固めれば、いざ求人探し。しかし、転職サイトは腐るほどある。条件を絞っても求める求人が出てこないサービスや、トンチンカンなスカウトばかりが来るサービス、見づらいサービスはどんどん排除していった。

そんな中、企業側から直接「面談(面接)しませんか?」とメッセージが届く、いわゆるダイレクトリクルーティングのあるサービスは魅力的だった。なにせ、こちらが何もしていないのに書類選考の過程をすっ飛ばしたところからスタートできる。

転職活動を始めたのが、2018年の10月ぐらい。途中、忙しくなって、中断した期間もあったが、内定が出たのが2019年8月。期間にすると10ヶ月(賞味は半年程度)。そんな中で、最後まで頻繁に利用したサービスと使うのをやめたサービスがあった。

活用したサービス

Careerindex
 求人は使ってないが、履歴書と職務経歴書を作成できるのが良い。紙の履歴書や職務経歴書を要求されたときは、こちらのサービスで作って、プリントアウトした。それにしても、手書きの時代が終わって本当に良かった。IT企業が多いということも合ったと思うが、そもそも紙で要求されることは稀だった。

エンジャパン
結局使わなかったが、たまーにピンポイントで「おっ!」と思う求人の紹介が来るので残していた。希望していない職種や業種の紹介も来ていたので、他の多くの会員にも同じ求人を送っていただけかもしれない。

ビズリーチ
今回、一番活用したサービス。高年収向けを謳っているが、アピールできるスキルや経歴がそれなりにあれば、そんなに気にしなくても良さそう。
職務経歴さえ登録すれば、放っておいても企業からのダイレクトリクルーティングが頻繁に来るのが良い。

エージェントから送られてくる求人も含め、こちらの登録した希望や経歴をちゃんと見た上で送られているのが明確。50~60社のダイレクトリクルーティングが来て、8社程と面談をした。そこから半分くらいは選考に進めた。たまにログインしたり職務経歴を更新したりして、動きを作ると目に止まりやすくなるようだ。

Green
ITベンチャーの求人が多くて、求人を見ているだけでも面白い。ダイレクトリクルーティングの機能もある。ただし、どちらかというと若手向けのせいか、あまり引き合いはなかった。あと母数はそんなに多くない。届いたメッセージが一ヶ月ぐらいで消えちゃうのが嫌。ダイレクトリクルーティングがあったのが3社で、そのうち1社は面接まで行った。

Openwork
会社の評判を見るのによく使っていた、元Vokers。
実は、求人も結構あるというのに気づき、経歴等をしっかり登録したのは2019年6月。それから、魅力的な企業4社からダイレクトリクルーティングが来た。数は少ないが、評判の良い企業ばかりだった。
実は、そのうちの1社が、こちらから「気になる」をした会社で、そこから内定をもらった。

使うのをやめたサービス

使うのをやめた理由はそれぞれ覚えていないが、少なくとも自分には合わなかった。登録した希望条件とかけはなれた求人のメールがガンガン届くサービスは問題外。

ミドルの転職
リクナビ
Doda
イーキャリア
@type
マイナビ転職
WANTEDLY

転職活動の後半では、ビズリーチも有料会員にした。有料会員にすると、会社名が伏せられていた求人の会社名が見れるようになるので、それで、もっと自分から応募していこうかなと思っていたが、そんな矢先にOpenworkで決まってしまった。

それにしても、媒体に出ている求人を見に行っても会社名が伏せられたりしているのが多いのには辟易した。会社名も分からずに応募しようとは思えない。法務は、上場準備のタイミングで募集かけたりするから、秘匿性が高いのかもしれないが。

予告

さて、一定のダイレクトリクルーティングをもらえたことが、今回の転職の命運を分けたと言っても過言ではない。これは、職務経歴があってのものである。だから次回は、職務経歴書について書こうと思う。

続き⇩


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?