「替えが利かない存在」は目指さんくてもええと思うで。
社会に埋もれたくない。
大きな組織の駒にされたくない。
このような考え方に1つ注意点があると思います。
もしも、替えが利かない存在のあなたがある会社Aに所属していたとき、「あなたが会社Aをやめる自由は与えられない」
という点に気をつけなければなりません。だって、あなたがいなきゃその会社は潰れちゃうんだもの。
「与える」という作業は、非常に個々のマンパワーを消費するものです。
例えば、ボランティアの「お金を集める」という行為だけに焦点を当てましょう。もしも、あなたがお金集めを引退してしまったら、支援を受ける人は生きていけないかもしれない。そのお金を「薬」や「本」など物に変えたとしても同様のことが考えられます。
そこで、もしもあなたが
替えが利かない存在を目指しているのであれば、
そこに、ひとこと付け足してほしい言葉があります。
替えが利かない仕組みを作る存在 です。
エジソンは、電球を発明しましたが、
部屋を明るくする仕組みを作った人ともいえます。エジソンだけでなく今はいろいろな人が電球を作ることができます。
マザーテレサも、苦しむ人を助ける仕組みを作り、その人たちを助けたいとみんなが思える心の動きを編み出し言葉に残して、世界へ説きました。
(思想も、物事をどう認識するかという仕組みですよね?)
天下をめざした戦国武将たちだって、その人自身が強かっただけではありません。柔軟に戦術を考案していくことによって勝利をかちとりました。
もしもあなたにどうしても叶えたい夢があるのなら、あなたひとりで抱え込みすぎるような仕組み作りはやめましょう。いつでも引退できるようにして、新しい世界に入るというのもワクワクしませんか?
もし、明確な目標がないのなら、既存の仕組みを覗いてみましょう。替えが利く存在は抜け出す自由も主張できます。
そして、あなたの知識や考え方などあなた自身の幅が増えるだけで、個性が消えることはないでしょう。
あくまで、いろいろな障害を取り除いて考えた綺麗事ではあります。
知識も経験も乏しい大学生の私には複雑な社会の障害は理解しきれていません。ただ、ベースの一番シンプルな考えにはなるのではないかと。
そして、最初に述べた「社会に埋もれたくない」「大きな組織の駒になりたくない」と考えている人が、さらにもう一歩自分の目標を整理するきっかけになるのではと思います。
駒には駒の自由があります。
そして、駒になったときは、新しい思想や仕組みの世界に飛び込んだという認識が大切。すると、あなたにもいろいろな考えが浮かび、行動に積極性があらわれ、既存の仕組みにもあなたらしさが加わっていくのではと思います。
さぁ、私の次の一歩はどう動こうかな。
わたしの書いたものを読んでくださって本当にありがとうございます!