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日曜床屋、案外うまくなるもんだ ~息子の散髪が楽しい~

7歳の長男の散髪。日曜大工ならぬ日曜床屋としてやり続けること7年、最近ようやくコツが掴めてきて、楽しくできる → 息子が格好よくなる というサイクルが回り始めました。

髪が伸びるのが早い

息子は髪質が固く、かつ伸びるのが早いのです。放っておくとサイドは放射線状に伸びていきます。一方トップはドラえもんに出てくるスネ夫のようにペタッと寝るので、前から見るとサイドのみ横に出ている不思議な髪型となってしまうのです。

もう一つ気になるのは、暑さです。彼は頭に汗をかくので、夏場は辛そう。

それに短い方が似合う顔立ちなので、なるべく短髪の状況をキープしてあげたいのです。

そうはいってもこれまでは「だいぶ伸びたな~」と思うタイミングまで散髪していませんでした。だいたい一カ月~一カ月半に一度くらいでしょうか。

原因は、やっても上手くいかないことでした。これまで色々と失敗してきたのです。

バリカンの設定を間違えて、地肌が青く見えるくらい短くしてしまったり、ハサミをうまく入れられずに段々畑のようにしてしまったり。

下手くそなので作業も遅く、一時間ほどかかっていたので、息子も「チクチクする~~」と大変そう。

「切るのが難しく、時間がかかる」のに「出来栄えはイマイチ」なのでやる気にならず、限界まで伸ばすというループに陥っていました(それでも床屋に連れていかない不思議)。

バリカン万歳!

しかし、ある時気付きました。散髪に使う道具は、バリカンとハサミ。両者のうち、圧倒的に簡単なのは、バリカン。

ということは、バリカンで刈り上げる面積を増やし、ハサミを入れる面積を減らせばラクになるのでは??(なぜ気付かなかったのか。。)

頭に汗をかく息子も、その方が涼しくなるので良いこと尽くしだ! 早速やってみました。

これまではサイド・バックいずれも生え際から5センチくらいに留めていたバリカン(6mm)の刈り上げ面積を、サイドはそのまま真っ直ぐ上まで、バックは倍の10センチまで広げてみました。

そしてバックの刈り上げ終了部分から5センチほどが頂点になるよう、バリカンで角度を付けてグラデーションにチャレンジすると、案外うまくできました。

これに気を良くして、サイドからも同じ地点が頂点になるようにグラデーション。

これにより、多くの部分をバリカンで終わらせることができました。

↓高さ的にはこの辺りを頂点にしています

残った「前髪~トップ~つむじ周辺」は、ハサミの出番です。

まず前髪を短くします。そこを起点に、まずは前髪からトップの中間地点くらいを、次に中間地点からつむじ周辺までの長さを切っていきます。

気になるところはすきバサミで調整します。

すきバサミを使う際は、先端だけで切るようにしています。というのも通っている床屋さん曰く、市販のすきバサミはすく割合が高く、ハサミの根本から入れて切ると、そこだけハゲたようになってしまうとのことでした。

良いことずくめ

こうしてバリカン:先発、ハサミ:中継ぎ、すきバサミ:抑え

の作戦が功を奏し、カット成功にこぎ着けました。

やはり、うちの息子は短髪が似合います。格好よくなった息子を見ていると不思議なもので、散髪が楽しくなってくるのです。

それ以来、我が家ではだいたい3週間に一度のペースで散髪するようになりました。

息子は頭が涼しく、髪型が格好良い期間が増える。私は楽しく、家としてはお金がかからない。これぞ、近江商の哲学「三方良し(売り手良し、買い手良し、世間良し)」ではないか(違うか?)。

オマケに、私が散髪に慣れたことと、頻繁にカットするので切る量が減ったので、散髪時間が以前に比べ半減(約30分)しました。

切った後は数日間、息子に「格好いいな!」と声をかけ続けています。もしかしたら、副産物として息子の自己肯定感向上に貢献しているかもしれません(笑

以前は決して気が進まなかった散髪が、今ではすっかり私の楽しみになっています。

しかしこれから寒くなってくるので、息子は涼しさ重視の髪型を嫌がるかな? そうしたら、遂にハサミの技術向上に取り組む日が来るのか!?

いずれにせよ、そのうち彼も美容室に通うようになるでしょうから、その日まで楽しみながら続けていきたいと思います。

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