こどものねぐせ

エッセイ、読書日記、掌編小説、短歌など。 地味な日々の中にある、こどものねぐせのような…

こどものねぐせ

エッセイ、読書日記、掌編小説、短歌など。 地味な日々の中にある、こどものねぐせのような、ほんのちいさなユーモア感がすきです。

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idea

mitt

掌編小説 イス

「先輩、それ、何やってんスか?」 「え? あぁ、ぺこぺこになってたイスの座面張り替え」 「へ? 先輩、そんなん出来たんスか」 「あぁ〜、やったことはないけど、や…

そら豆と、らっきょう

朝ごはん 地元で採れたはちみつをパンに塗ってみる。 コーヒーにも入れてみた。 うん、おいしい。 お昼ごはん 茹でたてのそら豆と、らっきょう。 ふたつの小皿に和む。 …

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ツバメも、トンボも。

今朝方、ツバメが二羽、”つーーっ“と飛んできて、”る”とはとまらずに、“…ばめ…“としずかに土の上へと舞い降りた。 (ずこっ) 数十分前くらいには、すずめが一羽…

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掌編小説 ハニカム・サンドウィッチ

キャップに髭のおにいさんと、手ぬぐいあたまのおねえさんのパン屋があるのは、緑の公園を抜けた先。 木の縁の扉の風合い。そのとなりの大きめの窓もよく磨かれてる。 プ…

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be動詞

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タンポポの綿毛

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花鳥風月 (春のお散歩だより)

きょうも、鶯くんと、朝に夕にのごあいさつ。 (ずこっ。ふふふ) のときもあったけど、きょうは、 ◯ あと、藤の花に、青いトンボ(1)、赤い方のてんとう虫(1)に…

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鶯くんの、夕練。

  (siesta)

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鶯くんの、朝練。

今朝方、鶯くんに、また出逢った。 (小鳥なので、姿は木々の中)   (ずこっ) おあとがよろしいようで

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鶯と蛙

ケキョ、ケキョ、ケキョ…。 (ん?…あ、鶯!?) 遠くの方で鳥の声。 木々のなかにいる(たぶん)鶯は、その後もしばらくして、再び、ケキョ、ケキョ、ケキョ…。 か…

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Swallow−−−S (ツバメ来訪記)

(あれって、ツバメなのかなぁ?) 上空を見上げてみる。 点というシルエットぐらいの高さで、 数羽の鳥たちが、青空のなか、飛んでいる。 パタパタパタと羽ばたいて、び…

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春野菜

モンシロチョウが飛んでいる。 その独特の飛び方にふとたちどまり、「あぁ春だもんなぁ」ともおもう。 蝶や昆虫の通るところには緑がある。 …と、そういうイメージだった…

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しみじみ

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1

掌編小説 イス

「先輩、それ、何やってんスか?」

「え? あぁ、ぺこぺこになってたイスの座面張り替え」

「へ? 先輩、そんなん出来たんスか」

「あぁ〜、やったことはないけど、やってみる。
 座んの、あたしだし」

「ふーん」



小太鼓先輩は、ヘンテコだ。
特に季節の変わり目には、“模様替え”と言って、
めんどそうなことをちびちびと隙間時間に、ひとりでやっている。

なんかを作ったり、リメイクするときに

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そら豆と、らっきょう

朝ごはん

地元で採れたはちみつをパンに塗ってみる。
コーヒーにも入れてみた。
うん、おいしい。

お昼ごはん

茹でたてのそら豆と、らっきょう。
ふたつの小皿に和む。

夕ごはん

たけのこの水煮があったので、
たけのこごはん?にしようとおもったが、
具材がたくさんあったので、
煮物へ

たけのこ、昆布、干し椎茸、人参、大根、お揚げさん、糸こんにゃく、
鰹出汁の麺つゆ

いろんなおダシで、おいし

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ツバメも、トンボも。

今朝方、ツバメが二羽、”つーーっ“と飛んできて、”る”とはとまらずに、“…ばめ…“としずかに土の上へと舞い降りた。

(ずこっ)

数十分前くらいには、すずめが一羽、ちゅんちゅんちゅんとスキップしてたとこあたりに。

なんだか、ツバメたちが地面でゆっくりそういう風にすごしてるのって、あんまり見たことがなかったので、しばらくほほえましくみてた。…ンだけど、ちょっとした用事で、そーっとその場をはなれ、

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掌編小説 ハニカム・サンドウィッチ

キャップに髭のおにいさんと、手ぬぐいあたまのおねえさんのパン屋があるのは、緑の公園を抜けた先。

木の縁の扉の風合い。そのとなりの大きめの窓もよく磨かれてる。
プランターや植木鉢には、ちいさい花や蕾、葉っぱに、みつばちやアゲハ蝶がとまる。
中に一歩入ると、厨房でかかってる音楽が隙間から流れてくる。かかってるのはポップスだったり、ロックだったり、ジャズだったり。

テーブルの上には、幾つものパンたち

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花鳥風月 (春のお散歩だより)

きょうも、鶯くんと、朝に夕にのごあいさつ。

(ずこっ。ふふふ)

のときもあったけど、きょうは、



あと、藤の花に、青いトンボ(1)、赤い方のてんとう虫(1)にも出逢えました。

春がだんだんと、ウォーミングアップしてきましたね。

おあとがよろしいようで

鶯くんの、朝練。

今朝方、鶯くんに、また出逢った。
(小鳥なので、姿は木々の中)

  (ずこっ)

おあとがよろしいようで

鶯と蛙

ケキョ、ケキョ、ケキョ…。

(ん?…あ、鶯!?)

遠くの方で鳥の声。
木々のなかにいる(たぶん)鶯は、その後もしばらくして、再び、ケキョ、ケキョ、ケキョ…。

かえりみち、一旦、立ちどまって聴かせてもらっていた、春の音も、(きのうのそのときは、ホーホケキョとはまだ鳴かず)きょうはこのへんで!と歩を進めた。



先週に描いたツバメさんたちは、にちにちお見かけするようになった。軒先から飛んでく

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Swallow−−−S     (ツバメ来訪記)

Swallow−−−S (ツバメ来訪記)

(あれって、ツバメなのかなぁ?)

上空を見上げてみる。
点というシルエットぐらいの高さで、
数羽の鳥たちが、青空のなか、飛んでいる。

パタパタパタと羽ばたいて、びゅーーーん びゅーーーんと 風を纏って。

(たぶん、…ツバメだとおもうんだけどなぁ)



さきおととい、普段よりも高く、遠くを飛んでいたツバメたち。おとといはお目見えできず(?)、きのうは二階建てくらいの高さを飛んでいた。(きょ

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春野菜

モンシロチョウが飛んでいる。
その独特の飛び方にふとたちどまり、「あぁ春だもんなぁ」ともおもう。
蝶や昆虫の通るところには緑がある。

…と、そういうイメージだったが、以前、海沿いのくねくね道ですこーし一休みした時のこと。

蝶が海岸を飛んでいた。

あ、ともおもい、え?ともおもったことを思い出した。

黒い大きめのアゲハ蝶だった…ような。
浜辺の道を一本渡れば、木々もある。
うん、たしかにこの地

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