見出し画像

【第3回】私立古賀裕人文学祭:結果発表


御礼とご挨拶

おんれいとごあいさつ☺︎

お世話になっております、実行委員長の古賀でございます。
この度は第三回私立古賀裕人文学賞( 通称:#古賀コン3 )にたくさんのご応募を頂きありがとうございました!

今回はなんと76名、77作品がエントリー
ありがたいことです…!とんでもない数です…!

第1回、第2回と、超ハイレベルなご投稿を賜ってきた本祭ですが、当然のことながらそのハイレベルな参加者の皆さまのお友達やお知り合いが「お、なんかやってんじゃん」みたいなノリで新たにエントリーを下さっての77作品ですから、当然のことながら超ハイレベルな作品が超いっぱい超来たと、そのように現状を把握頂けましたら幸いでございます。

あ、ありがたいことです…(なぜか震える膝)

さ、冗談はともかくとして、さっそく毎回恒例の古賀コン名物、全作品講評の方、やって参りましょうね!!
講評と言ってもそんな堅苦しいものでもなく、皆さまから頂いた大切なお手紙に一つひとつお返事をする、そんな感覚でやっておりますので何卒よろしくお願い申し上げます☺︎

最後にひとつお願いをさせてください。
エントリー頂いた作品をより多くの方にお届けし、参加作家の皆さまのファンを一人でも増やす!というのがこの祭りの開催意義でもありますゆえ、ぜひこの記事と、そしてお気に入りの作品をSNSにてご拡散頂けましたら幸いでございます。

ではでは講評いってみよう~!(/・ω・)/もんにゃ~

Ⅰ. 全作品講評

今祭のテーマ:「完璧な日曜日」

https://note.com/koga_hiroto_13/n/nb56bc4dca7d4?sub_rt=share_pw

①. 大江信 『完璧な日曜日』

講評:古賀コン3のオープニングを飾って下さった本作。まさに開幕に相応しい重厚で軽やかな空気を纏った日常的で形而上的な掌編でした。
仕事、安息、祝福、創造、エネルギッシュ。
神々の姿を模して創られた私たちは日々の暮らしの中で、息を吸い、物を言い、手に取り、歩みを進める訳ですが、そのひとつひとつに印が刻まれやがて人生となるのだと改めて気付かされました。
今日からまた、自分の生活をやります。その活力をありがとう。
最高のオープニングアクトでした!

②. うっかり 『12月の日曜日』

講評:言葉に連れ出されて、ジェットコースターのようでいて時間の静止するような旅。
近くのものにも遠くのものにも、大きなものにも小さなものにも、時間にさえも一つひとつ触れて歩いた心地です。
美しい情景とやたらと具象な興味関心の狭間に人間性がひょっこり顔を出す、そんな安心感にニヤリとさせられました。
緊張と緩和、欅、とてつもないパワーだ。
場面が切り替わるたび、異なる地面に立つ靴底の感触が嬉しかったです。

③. 比良岡美紀 『岸壁の日曜日』

講評:(よかった彼女いた!)とのことで、羨ましい限りです。( ಠ_ಠ)💨笑
あれ夢って不思議で、見ている間はそれが夢だとなかなか気が付けないんですよね。
全く知らない女性が妻のポジションを担っていたり、居ないはずの息子と戯れていたり。
でも目が覚めて、妻の娘の顔を見ればどうしてあんな夢を現実だと思っていたんだろうと不思議でたまらず。
あまりに違いすぎて笑っちゃうくらい。
ところで未だにおしっこする夢見ると現実でもおしっこ出ちゃってるんですけどあれどうしたら良いのでしょうか。
寝小便防止プログラムVR学習装置の開発、心よりお待ちしております。

④. 憚譚之傍見 『完璧な日曜日』

講評:好きなポイントが3つあって。
ひとつは「ポタ」に小さい「ッ」がついていないところ。
ひとつは椿の赤と余白のコントラスト。
そしてさいごはAIの判定する「完璧」。
完璧って要するに過不足がないことだと思っていて、人間って過不足な生き物なんですよね。
だからこそ十人十色の完璧があって。
でも動き、音、色彩、奥行き、そのイメージを結んでくれるAIの判定。
短い文章だけれど、俳句や短歌とはまた違うコスモスが展開されていて超楽しかったです。

⑤. 上雲楽 『The perfect orb』

講評:日曜日を殴りつけた主人公の気持ちのまま日々を生きています。
と言っても私には殴りつける勇気も元気も根気も気力もないのだけど。
何の実績もないのに自信満々な奴もやばいけど、実績を引っ提げて自身満々な奴もやばいですよね。
私は自分が博士号を持っているからこそ、ものすごく一生懸命、頑張って、人の話しを良く聞くように心がけています。
ああ知ってる知ってるとか、それ間違ってるよとか、そんなの創造神からすれば勘違いも甚だしいですからね。
その代わりに未経験のこととか、やったことないことにチャレンジするのを大事にしてます。
最近は牛乳配達をしてみたくて、牛乳屋さんに面接に行きました。楽しみ。

⑥. こい瀬伊音 『オレンジのちアプリコット』

講評:いま住んでいる家が駅から徒歩20分なの。
だから家で朝ご飯を食べる時間がなくて、バナナとかパンとか、煎餅とかバリボリ食いながら駅まで歩くのだけれど、特にバナナが問題で。
と言うのも、街にゴミ箱が全然ない。全然と言うか全くない。
イギリスに居た頃は、あそこって街中にゴミ箱があって、バキバキに溢れかえってるのよ。汚い汚い。
でもバナナ食いながら歩いて、食い終わったら適当にその辺に放り投げればゴミ箱に当たるよと、そういう良さのある街。
それがこの国はどうだい。埼玉広しと言えども駅に向かって歩きながらバナナをむしゃむしゃ食べているのは私だけ!
そんな私を周りのみんなは知らんぷり!
優しさを忘れた埼玉県民たちよ、全員こい瀬伊音を読め!!!

⑦. 鮭さん 『ウニ買ウニー』

講評:ウニが出てくる話の中で一番好きかもしれません。
ウニ買ウニーは私のための話なんだ、というのは一読して皆さま感じられたことと存じます。
でもやっぱり優れた童話というものは登場人物の全てが俺であり俺は俺たちなんだ、という共通した読後感があるもので。
ウニ買ウニーはまさに上等で正当なる王道童話。
ためしに100人集めて演じてみましょうよ。
涙止まらないよ。
でも泣いたって良いじゃない、そんな日があったって。
じゃなきゃ頑張れないもん毎日毎日さ。

⑧. 夏目ジウ 『日曜日が欲しいから』

講評:お天道様が見ていた最後の世代かもしれません。
私が子どもの頃は、まだお天道様が見ている、あるいはご先祖様が見ているという躾が生きていた時代でしたので、その結果として私なんかは周りに誰がいなくても赤信号を渡ったりできないタイプの大人に育ったのですが、今の子からすれば馬鹿馬鹿しく映るのかもしれませんね。
そもそもお天道様が見ているというのは自身の内に自己監視の目を持てということではあるのですが、合理主義全盛の時代にあってはなかなかその価値も検討してもらえないのが実際のところかもしれません。
でも私は赤信号を渡らない私が好きです。
毎朝鏡を見るたびに、私好きだな~と思います。
えへへ。

⑨. 安戸染 『追憶』

講評:泣かないで~。と言いながら泣かせてやるのも思いやり。
海苔は金出して買おうとは思わないのめちゃくちゃ分かります。大人になって一番分かったことかもしれない。
子どものころ家にあって勝手に食って良かったものって意識の上では無料のものなんですよね。
それが私にとっては海苔であり、みかんであり、アメリカンチェリーであり、チキチキボーンだったという訳。
大人になってスーパーでチキチキボーン見た時の衝撃ったらハンパじゃなかったですね。
高すぎるやろあんなん。
とても買えないよ。とても買えないと寂しい。

⑩. えこ 『完璧な日曜日 ハッピーなバースデーとチョコレート味』

講評:5歳の娘に「完璧な日曜日って何だと思う?」と聞いたら、「パパとディズニーランドで唐揚げ食べる」と言っていました。
やっぱり何をして過ごすかより誰と過ごすか、それが日曜日ってもんよ。
何をしたいかって結局一人の時の思考であって、誰と過ごすかが先に来れば何をしたいかもまた様々。
娘に「パパお仕事だったらどうする?」と聞いたら、「じゃあ家で唐揚げでも良いよ」と言っていました。
ところで今回のテーマはアメリカ映画に良く出てくるシーンから着想を得たと感づいていたかな?
やや見透かされた印象もあり、グサッと刺さりました。
花丸あげちゃう。

⑪. 子鹿白介 『PerfectSunday』

講評:妻とまだ恋人関係だったころ、よく上野で遊んでいたんですよ。
お互いに芸術学部だったから、学生証見せると美術館がものすごく安く入れて。
上野には睡蓮があるんですよ。それを見ながらダラダラしてすっかり飽きるまで。
印象派って見ながらは描かないんだよ~なんて言ったりしてね。知ったかぶり。
でも結婚して娘が生まれたら絵なんか見なくなって、上野といえばパンダ。
パンダなんか全然興味ないんだけど、パンダに興味ある娘には興味あるんですよ。
かき氷全部食い切れないところとか無性に可愛くてね、見てて全然飽きないんです。

⑫. 粉奈丸 『【エッセイ】お花畑に生きたいな』

講評:無職に曜日感覚がないように、ハードワーカーにも曜日感覚はない。
私の一週間は以下の通り。
月)朝:仕事A 昼~夕:仕事B 夜:仕事C 深夜:仕事D
火)朝:仕事A 昼~夕:仕事B 夜:仕事C 深夜:仕事D
水)朝:仕事A 昼~夕:仕事B 夜:仕事C 深夜:仕事D
木)朝:仕事A 昼~夕:仕事B 夜:仕事C 深夜:仕事D
金)朝:仕事A 昼~夕:仕事B 夜:仕事C 深夜:仕事D
土)朝:仕事A 昼~夕:仕事B 夜:仕事C 深夜:仕事D
日)朝:仕事A 昼~夕:仕事B 夜:仕事C 深夜:仕事D
これのどこに曜日感覚があるって言うんだ。
大人を舐めるなよ!!!!!
こんだけ働いてだね、妻からは「お前の稼ぎが少なすぎて私の人生味噌っカス」とか言われるんだぞ。
チョコラBBハイパーだけだよ俺の味方は。

⑬. 夏川青空 『「完璧な日曜日」なんて』

講評:私って子どものころからあんまり他人の言動に感想を持つタイプじゃないんですが。
それでも35年も生きていればひとつやふたつは印象に残る他人の世界があり。
そのひとつが、前職の同僚がやっていた「スマホにチャットツールを入れない」という生き方。
これはやばかったですね。なんで俺それ気づかなかったんだろうって。
同僚も私も同じ週3勤務の正社員だったんですけど、彼女はマイペースに週3勤務で坦々と働けている感じがあり、逆に私は週5で出ちゃってる状況になっちゃってて、いつの間にか。
その違いは何だったのかって言ったらスマホにSlack入れてたかどうかのその一点だったんだと今は確信してんですよね。
私はといえば歯を磨きながらスマホでSlack、飯食いながらスマホでSlack、娘寝かしつけながらスマホでSlack。
でもまあ、それも性分なんですよね。
一回アンインストールしてみたんですけど、返事が遅いって怒られて、すぐ再インストールしました。

⑭. いんすら 『ガーディアンズ・オブ・ザ・部屋』

講評:完璧の焦点を己のやや外側のギリまだ自分のとこに絞り切った快作。
こんなことを言うと恥ずかしいんですけどかくいう私も妻に捨てられるまで同じあれと一緒に寝ていましてね。
別れの瞬間はあっけのないものでしたよ。
仕事から帰って来て風呂に入って、飯食って、さてセックスでもしようかなと思って寝室に行ったら無い。
ああ、あれ?捨てたよもう汚くて。洗っても臭い落ちなかったから、って。
死に目に立ち会えないってこれかと、そう思ったらやっぱり親は大事にしなきゃってその時に誓いました。
それからは帰省するたびに親の目を見て話をするようになったかな。へへっ。

⑮. 小林猫太 『「新007/完璧な日曜日」シーン3』

講評:小学校6年生の時、付き合っていた女と妙典のサティに007を観に行ったんです。
ピアーズ・ブロスナンの、たしかワールド・イズ・ノット・イナフ。
007シリーズの新作ということでメディアで話題になっていて、単にそれだけの情報であまり予備知識のないままに観に行ったんですよね。
私と、彼女と、彼女の友達と、私の友達と、いわゆるダブルデートってやつ。
そしたらびっくり!途中でめちゃくちゃエロいベッドシーンがありましてね。
後になって母ちゃんに聞いたらそれお約束だよ毎回あるよと、お前そんなの観に行ってきたの?と。
でも私そんなの知らないから、あっちゃ~失敗したな~と、小学生にはまだ早かったか~と思って隣に座る彼女を見たらですね、そいつめちゃくちゃエロい顔で銀幕ガン見してましたよ。
その顔が忘れられなくてね。
風の噂では10代の内に地元のヤンキーと結婚して子ども3人居るそうです。
大学無償化の恩恵を受ける世代かな?ちょっと分かんないです。

⑯. 百目鬼祐壱 『完璧な日曜日』

講評:これめちゃくちゃ面白い。最高すぎ。
もうとにかく説得力がすごいのよ。古い社会学系の装飾まみれの言い回しなんかの再現度やばいでしょこれ。
大学院時代にこの手の文献は読み漁ったけど、あれ、この領域丸々読み落としてたかなって本気で思ってしまったものね。
最後の脚注と参考文献の並びも絶妙で、あ、2020年のストはまだ論文になってないのかな、とかね。
とにかく上質な興味関心の誘引をフックにひとつの虚構体系を構築する手腕には恐れ入りました、素直に脱帽。
いや~すごい。もっと読みたいです。
会社の同僚にも自慢したくて、URL送りました。

⑰. 渋皮ヨロイ 『もんにゃー』

講評:かくいう私もうお座です。うお座のB型の辰年。全てが喧しい最悪の組み合わせで好き。
入れた記憶のないものが入っていた、と聞いて思い出すのは炎のゴブレットですが、今回はやや趣が異なる様子。
私の大学の同期に黒猫耳と尻尾をつけていて猫用の缶詰しか食わない男が居ましてね。
彼を見た学生は、世の中には色々な人が居るんだな~と深く頷くことになりまして、結果的に極めて実践的な多様性の受容を体得できたと言って良いかもしれません。
ぎっちょん、あの時はありがとね。今度会ったら、何月生まれなのか教えてね。占ってあげるからね。
個人的にパトロールとかしちゃう一般人が一番やばいし入れた記憶ないのもっとやばい。
怖い話だもんにゃーこれ。ソワソワしちゃう。
ずっともぞもぞもしちゃう。

⑱. 関澤鉄兵 『Rock'n'Roll Star』

講評:初めて六本木のクラブに行ったのは娘がまだ1歳の頃でしたから、4年前ですかね。
友人が急に結婚したいと言い出したので、致し方なくクラブでの婚活パーティーに参加したんです。
でも30分くらい経ったところで「煩い」という理由で叩き出されてしまいました。
テキーラというんですかね、あのちっさいグラスに入ったお酒は。
あれが良くなかったのかもしれませんね。
友人は結局誰とも連絡先を交換できず独身のままで、私はそこで出会った歯医者さんに今でもお世話になっています。
娘が大きくなってクラブに行くようになったら、私と同じようにさっさと摘まみ出されて欲しい、心からそう思います。
子どもの頃、父は酔って玄関で寝ちゃうたびに母に罰金5万円払っていました。

⑲. 結城熊雄 『立日』

講評:細部に宿る完璧もあれば目標の完遂にこそ内包される完璧性もあり。。。
まずはお疲れ様でした、やはりミッションの消化は極めて重要ですから、ひと息ついて頂いてですね。
ふぅ。
まず上司が悪いね、これ間違いないです。パワハラの域超えてるもん、傷害罪でしょう立派な。
さすがにあそこまでやっておいて社内でお咎めなしってことは……なるほど、結局自己都合で。
であれば責めません。責めませんけどね、やってしまったことは一生の……はい、一番分かってると。
えっと、なんか、ごめんなさい、日々を楽しんでしまって。
でもやり切った自分を褒めてやって欲しいよ!せめて!
……だめ?

⑳. 猫椰子古葉太 『「真666/魔力の刻印」トラック3 ザ・プリズナー』

講評:もうやだWWWガチなんだもんWWW
⑮『新007~』が只でさえオマージュ作品なのにオマージュのオマージュはもうオリジナルなのよWWW
そんで何が一番嫌だって、私自身がネタのほとんどが分かっちゃうところ……
これ20代が読んだらさすがになんのこっちゃ全然分らんでしょう??
でも私たちはすごく楽しく読める。それって素敵なことなんだよなぁ。
私の世代って、まだ親と同じ音楽を聴いて、親と同じ漫画を読んで、おかげで親との共通言語をたくさん持っていた気がして。
家にはアコギがあって、吉田拓郎の夏休み練習して、マーティ・フリードマンのピックの持ち方真似してたし。
あと可愛かった頃のマコーレー・カルキンは当時のアメリカで一番可愛かった。
娘が大好きで、何度も観てますホームアローン2。

㉑. 仲根工機 『くだらない朝』

講評:才能のない演出家に率いられた才能のない役者たちの生み出す実に学びある上演作品。
そういうのいっぱい観て来ました。
個人的には才能ある演出家とか才能ある役者とか全然興味なくて。
下北沢あたりでやってるクソみたいな3~50代の集団の舞台にこそ金払って時間割いて観させてもらう価値があるってもんです。
人間、他人の成功体験から学ぶことなんて何にも、これっぽっちもないですよ。
私たちにとって価値があるのは、自分の代わりに失敗した人間の得た教訓、訓示、それでも変えられない生き方!
私自身、後進にとっての雑魚でありたいし、そうあろうと日々努めております。
才能ないのにめちゃくちゃ持論多いおっさんと飲む酒が一番美味いんだよな〜

㉒. エンプティ・オーブン 『あいつを待つのには完璧な日』

講評:なにこれ。ぽかぽかで爽やかでちょっとえっちで最高なんですけど。
高校1年生の時、そん時付き合ってた彼女との待ち合わせにちょい早く着いたからイヤホンで音楽聴きながら待ってたんですよ、ハイスタ。
そしたら遅れてやって来た彼女が私のイヤホンぶんどって道路にぶん投げて私のこと思いっきしビンタして言うんですよ。
「私のこと待つ時は私のことだけ考えてろよ!」って。
これがバド部の女と付き合うってことなのかと、改めてふんどしを締め直した次第です。
俺も猫だったらなぁ~~~
ところで金玉どこいっちゃった?
実は俺も最近見当たらなくて金玉。
存在感がね、全然ないの。
一緒に探そ?

㉓. 伊藤七 『意八し』

講評:俺→物に対して使う意八す。なるほど納得してしまいました。
流行り物ってピンズドよりもニアピンの方がしっくり来たりするんだよね、M-1でチャンピオンよりも2位の方が売れるみたいな。
そう考えたら家庭の中で自然と使われる言葉の中にも、案外親とかの造語が紛れているかもしれない。
ところで微笑ましい会話と穏やかに流れる時間、学びある結論、まさに新婚生活って感じで無性に羨ましいわね。
「こういうどうでもいい話を一生していたい」という最後の一文、ちょっと泣いちゃったよ。
うち、月謝とか進路とか、極めて大事な話ししか会話ないもん。涙
あと晩飯のおかず何が良いかとか。
ひじきとほうれん草どっちが良い?みたいな。
俺のことヤギか何かだと思ってるのかもしれない。
あとで聞いてみます。

㉔. まーたん 『1ピース』

講評:ぎゅうぎゅうに詰まった文面にぎゅうぎゅうに詰まったユーモア。
70作以上応募があった今回、他の作品との差別化というのも無くはないテーマであったように思います。
そんな中にあって、スクショでのご応募、改行なし、そしてご挨拶と御礼まで文末に添えて頂いて。
それだけでまず目立っていましたね。
そして読み始めたら妙に面白くて。
文体、リズム、言葉選び、それらがこちらの興味を掴んで離さない、途中でやめられない。
そんな魔力をもった文面でもって最初から最後までパレードを眺めるように楽しませて頂きました。

㉕. 永田大空 『いちど忘れていた話(気のせい)』

講評:これぞ即興、手癖の真骨頂!大好きです。
単語と単語の繋がりの根拠は筆者の経験の中にしかなく、意味を成していなくとも強固な正当性を担保されているように自慢げで。
これはそれまでの読書経験が自動で織りなす作文フリーハンドのお手本ですよ。
タイトルも妙ですね。咀嚼を楽しませる工夫心を感じます。
何度も読みたくなる上、何度読んでも分からない、あるいは発見みがある。
撒き餌もいっぱい。まきびしかも。
どこを通っても噛み応えがあるのでリアルとフェイクの見分けがつかない歯痒さが心地よい。
策士、それでいてエモーショナル。

㉖. 乙野二郎 『Ⅱ』

講評:世の中には接客に金を出す価値のあるブランドが4つある。
スターバックス、レクサス、ENEOS五泉中央SS、そしてロイヤルホスト。
※ディズニーは近年やや低下してしまったので今回除外しました。
これらのブランドを見れば、接客のクオリティと時給には相関がないことが良く分かる。
スターバックス、ロイヤルホストは最低賃金からやや乗せ程度の普通の時給であるし、レクサスについては高給取りのセールスマンはクソ接客で安時給の受付嬢の方が今回の評価対象である始末。
ENEOS五泉中央SSに至ってはその土地柄、そもそもが都心部の最低賃金以下からのスタートが宿命である。
ではなぜこの4ブランドに従事する安時給スタッフは目を見張るべき接客態度を表出することが可能なのか。
その手掛かりを得るためにも、としあきとハカセはロイホに辿り着くべきだった!!!
次の機会にはぜひ、オニオングラタンスープとヨーグルトサンデーのコンボを堪能して欲しい。

㉗. 1/2初恋、あるいは最後の春休みの 『毎日が日曜日』

講評:ミャンマーネタくそ笑ったwwwずるい!
たぶん同世代な気がするのですが、たぶん私たちが笑点を視聴した最後の世代ですよね。
私たちが子どものころってレッドカーペットを筆頭にショートネタブームで、1分ネタが幅を利かせていた時代。
そんな中にあって笑点を観ると、いつもは嫌々ショートネタをやらされているコンビが実にゆったりと漫才をしている。
そもそも話し方がゆっくりだし、お客さんの反応を見ながらネタを進めている感じがあって。
その姿を見た時に、子どもながらにやっぱり需要と供給だけが世の中なんだなという感想を持ちました。
それで髪をちょっと伸ばして真ん中分け(当時はセンターパートなんていう言葉はなかった)にしたらやたらモテましてね。
この世界は救いようがないなと思いました。
ところでサンドリではさんぺい派ですか??
私はケツ出しエッフェル塔派です。

㉘. Yoh クモハ 『震えて善をなせ』

講評:流れていく景色だけが洗い落としてくれるものってあるんですよね。
大人になってあんまり悩み事とかなくなった私だけど、子どものころはウジウジ虫で、毎日朝から晩まで嫌なことばっかりだったんです。
話の通じない同級生も、自分より自分を理解している両親も、許可なく吹く風も、喧しい快速電車も。
世界がクソみたいな私の影響を受けて変化するように、私もクソみたいな世界の影響を受けて変化してしまうのが怖くて。
そんな時は荒川の河川敷をよく走りました。江戸川区の、西葛西という街の出身で。
私の住んでいたところはもうほとんど河口近くで、20分から30分ほど河川敷を走るともう東京湾に出るんです。
それで大体毎日嫌なことが70から80個降りかかってくるんですが、走りながら目に映る一つひとつを検分していくと、不思議と気分が晴れたんですよね。
大人になると、日常生活の中でも同じことができることに気づいて、走ったりはしなくなったけれど、最近やや視線が手元に落ちがちになっていたことに改めて気付かされました。
ありがとう。

㉙. 和生吉音 『曜日を守ってゴミ捨てを』

講評:なんでも誰かのせいにして自分の精神を保つ人が好き!!
これあんまり誰にも理解されないというか、ほとんどの人は嫌いだと思うのですが、私は様々なタイプの人間がいる中でも特に何でも人のせいにして俺は悪くない俺は間違ってないって叫んでるおじさんがめっちゃ好きで。
この『曜日を守って~』にも当然そのタイプのおじさんが紛れてて、おそらくこのあと騒ぎ始めるに決まってるんです。
「誰だ最初にゴミを自分たちのために使おうって言い出したのは!」「私は最初から良くないと思っていたんだ!」とか言ってね。
そういうおじさんがたまらなく好きで。お仕事とかでお会いすると声かけて一緒にご飯行くんです。
そうすると2時間でも3時間でも俺は悪くない話をしてくれて、もう最高なんですよ。
その要素がたっぷり詰まった本作、続きが待ち遠しい限りです。
この自治会に参加したい、そう思わせてくれる素敵な作品でした。

㉚. 加藤明矢 『まあそうだよね』

講評:現実と虚構の区別は今後益々重要性を増していくだろうと思います。
昨今の整形ブームは、いわば画面上の加工を現実に下ろす行為であり、客観性や俯瞰の能力がやや軽視される時代になってきた予感があります。
自分の、とりわけ目先の満足が最優先され、他者からの印象評価は下劣であるとさえ言われかねない風潮。
完璧主義は鋼の精神の持ち主にのみ適合する性質であり、生半可な精神強度ではブチ折られるのが関の山です。
自身の定義する完璧を自身が達成できるかを試すセルフ科挙が自傷行為以外の一体何だっていうのでしょうかね。
私は気分屋な自分も素直に謝れない自分も電気消し忘れちゃう自分もゴミ捨てられない自分も好きで、世界で一番かわいい。
顔なんてまさにオンリーワン。誰とも違う私だけの顔。尊すぎるだろ普通に。

㉛. 津早原晶子 『私は風呂に入れない』

講評:悩んでいることや辛いことがあって、それを題材に優れた文章を書く人には、無理のない範囲でずっと悩んでいて欲しい。
そんな極めて残酷な本音本心が、創作の世界を支えていることは、例え誰かが傷つく可能性があったとしても純然たる事実として存在する訳です。
才能は身を滅ぼすという言葉にも色々な解釈があるけれど、ひとつにはこれもあると思っているんです。
悩みがなくて才能のある人が成功するのは実社会、悩みだらけで才能ある人が真価を発揮するのがアートの世界。
あるいは怒りだらけとか、憎しみだらけとか、それは人によるけれど。
私が最も尊敬するロシアの俳優はアル中でした。
酒を飲まないと舞台に立てなかったんです。
でも世界で一番優れた俳優でした。
もしも願いが叶うなら、彼にはずっとずっと舞台に立っていて欲しかった。
でもそのためには、ずっとずっと酒を飲まなきゃいけなかったんです。
酒を飲まないと聴こえて来るんですよ、「テン…ソウ…メツ…」

㉜. 久乙矢 『水底の日曜市』

講評:ふとした瞬間に繋がる場所には、今行く以外に方法がない。
それはかかってくるだけの電話には出る以外に方法がないのと同じで。
大切なものは目に見えないんだみたいな有名な一文があるけれど、あれは人間存在にとって共通のものを言っただけで、私たち一人ひとりにとって個人的に大切なものは目に見えるものに記憶され保存されている。
例えば私にとっては右の手の甲にある切り傷の痕、押し入れに仕舞った3枚の絵、本棚に鎮座するトルストイ。
それに触れればその時のあの場所へひとっ飛びできる記憶装置へのパスポート。
もしかしたら昔の人はそこに霊性を見て八百万の神々と出会ったのかもしれませんね。
優しい書きっぷりでありながら純度100%で大人向け、私のための掌編。
堪能させて頂きました。
あとイラストずるいですよ、良すぎて。笑

㉝. 海音寺ジョー 『完璧な日曜日』

講評:背景と人物のコントラスト、五感で楽しめるアイテムの配置、意外性のある内情。
特に風邪ひきの犬、ヘルニアの介護士、昼寝をきめる子猿が一番好みでクスりと笑いました。
パッと見で風邪ひいてるのが分かる犬も、明らかにヘルニアっぽい介護士もどちらも演じ甲斐がありますね。
子猿なんかはジャニーズか鈴鹿央士あたりでも良いでしょう。
じゃがいもも良かった。メカザリガニも、責任放棄も。
ところで最後の「したいこと無し」なんですけど、私もしたいことがないタイプなので、そういう有名なセリフがあるのかなと思って調べてみたんです。
そしたら「仕事ができない人の口癖7選」とか「幸せになれない人間の口癖11選」とかいう記事ばっかり出て来て、泣いちゃった。

㉞. 松尾模糊 『サンデーロースト』

講評:甲本ヒロトは解散したバンドの曲を演らないので、もうチェルノブイリも月の爆撃機もコインランドリーも千年メダルも聴くことができない。
だからこそ録音というものの重要性を改めて考えさせられるのと同時に、返す刀でLIVEの持つ価値についても再評価しない訳にはいかない。
孝行したい時に親はなし。
聴きたい時にバンドなし。
1988年生まれの私には、ブルーハーツもBOOWYも過去のもので、とても寂しかった。
ヒロトが過去を演らない一方で、浅井健一は結構ブランキ―の曲を歌ってくれる。
俺がやらないと誰もやらないし、という理由らしいけど、やって良いならやりたい人いっぱい居るんだけどね。
大谷さんは「(米国選手に)憧れるのをやめましょう」と言ったけれど、みんなが憧れてるのは大谷さんだよみたいな。
スーパースターはなぜかちょっと自己評価が低い。

㉟. ましこ 『rainbow』

https://ncode.syosetu.com/n2915eo/12/

講評:言いたいことが2つあって、まずはバター。
パンにバターを塗れる人っていうのはよっぽど優れた教育を受けた人なんだと私は感心しちゃうのです。
だって私は面倒くさいもん。
まず固いしバター。バター用のあの名前分かんない平たい細スプーンみたいなやつをグッとやるとガツーン!と下にぶち当たって痛い。
そんで分量が多すぎたり少なすぎたり。全部が違う。
トーストに塗ろうとしても固くて塗れない。トーストの表面が裂けて中にバターが埋まる。くそすぎる。
だから俺はバナナを食べます。
次に彼女が笑うと世界が色づく話。
実はこれ世界が色づく派と時間が止まる派(通称・ビッグフィッシュのポップコーンパラパラ派)に分かれるんだけれど、私は止まる派でした。
江古田校舎の東棟1階の教室で。ちょうど15年前。
15年前!?!?!?!?!?!?!?
死ぬ。

㊱. 柊木葵 『ユニコーンの先へ』

講評:えっちなの来た~!と思って夢中で読んでいたら最後はきっぱりとNOを突きつけ颯爽と去って行かれました。
私のような軟弱な男にはこれができない。
身の回りにあるものは何でも使ってぶち殺してやるんだそしてこの檻から出るんだと、そんな気概が私にはない。
「わたし」の気高さの、行動力の、信念のほんの末端でも私に備わっていたら……
しかし獣さん、、挿れる前に出ちゃってるし。ぷぷぷ。情けないね!!
でもその情けなさに、情けなくも、自分自身を見てしまった。
というのも、いや、ここでする話でもないですね。
妻と良く話し合ってみます(?)

㊲. 雨田はな 『完璧な日曜日』

講評:瞬間的に脳をフル回転させて言葉を絞り出す時のあの時間の歪み、何度体験しても不思議です。
授業を受ける1時間と恋人とのデート1時間、同じ1時間でも感じ方が……なんて話とは次元が違う。
体感では1時間、でも実際には1秒、それが追い詰められた人間の脳内。
私も役者をやっていた頃に本番中の舞台上でセリフを全部忘れちゃったことがあって。
幸いにして会話4ターン先の相手役のセリフだけ思い出せたので、劇全体の構成と自分と相手役の関係性を考えて、そっから逆算して自分のセリフを推理したんですよね。
考えている間、自分と相手役の間を証明に照らされてキラキラ光る埃が綺麗だな~なんて眺めたりして。
体感では2分間はそうしてた実感があったのですが、後でDVDで確認したら0.1秒以下でした。
古賀コンもそんな体験の片鱗が生じる可能性のあるルールなのかななんて思ったり。
誰か講評で自分の話ばかりしてる私の口を唇で塞いで下さい。(了)

㊳. 不破安敦 『sunny day sunday』

講評:蛇に対する恐怖心を持たない無警戒な鼠が蛇に襲われると、その恐怖心は遺伝され子孫たちは蛇をひと目見ただけで警戒行動を取るようになると。
そんな実験報告を読むと、私たちは自分自身の経験以外にも先祖たちの様々な記憶をDNDと共に継承していておかしくないと思ったりして。
本作『sunny day~』を読むと、そんな体験は自分には全く存在しないはずなのに、妙な既視感を覚えたんですよね。
それが誰の記憶かは定かでないですし、あるいは描写の内包する隠喩が私の中の何かと結びついただけかも分かりませんが。
水辺で駆け回る子どものような喚き声はどこで聞ける音なのか、そこに手がかりがあるような気もしています。
私たちの中に最初から刻まれている、記憶の扉の鍵穴から漏れ出ている音。

㊴. ししゃも 『推せる時に推せ』

講評:俺の人生の推しは俺自身だね。
どこからどう見ても俺が一番可愛いし俺が一番頑張っている。
歌もダンスも上手だしファンサなんかマジで神よ。課金しまくり。
でもでもそんな俺にもちょっと好きな人が居てLE SSERAFIM のキム・チェウォンがちょい可愛いんだな~これが。
今ちょっと調べてみ?クソ可愛い上にダンス超上手いから。あれよ、宮脇咲良が居るグループ。
そもそも俺は俺より可愛い子しか好きにならないのでこの世で俺より可愛いのは嫁とキム・チェウォンだけ。
娘は俺と顔全く一緒だから俺と同着。
トーク力なら若槻千夏が一番好きなんだけどね、あと5年もしたら渋谷凪咲が追いついて来そうだよね。
まさか和牛がさや香より先に解散するとはね。

㊵. 藍笹キミコ 『日記』

講評:めちゃくちゃ良いよこれ~~~!
第1回は詩、第2回は和歌を織り交ぜた掌編、そして今回は絵日記での参戦でした。
この味わい深いイラスト、そして日記であるがゆえ浮かび上がる1日のハイライト。
あ~豆挽くんだ自分で~
バターはチューブタイプなのね~
そのジャム知ってる!
紡ぎ出す言葉に人柄があふれるように、日々の暮らしに馴染んだ日用品もまた私たちの鏡。
生活の中に温かな輝きを見つけ、感謝して満足できる視点、その奥にあるポエジー。
実は私もジャムとバターは半々で塗る面を分けたいタイプ!!!

㊶. 群青すい 『完璧な日曜日』

講評:家に居場所がない、でも刃物を握りしめている時だけ感じられる安息がある。
私の弟妹の中にも一人同じタイプの人間がいて、そいつは寝る時に剃刀を握りしめていたんです。
我が家は優しく愛情いっぱいの両親で仲良し家族だったんですが、それが嫌だったのかな。
親や兄を見ていると消えてなくなりたい気持ちになるんだといつも言っていました。
毒親の元に生まれて元気いっぱい明るい友人も居たし、最高の両親の下で手首ザクザクいく奴も居る。
孤独を感じる、消えてしまいたくなる、そんな若者が増えているとはいえ、一人ひとりが全然違うんだということは忘れちゃだめですね。
ひと括りにすることで見えなくなることはたくさんある。

㊷. ケムニマキコ 『かげろう』

講評:賑やかな飲みの席に唐突に立ち込める死の気配。
週7勤務を7年間続けている私も常に感じております、その気配。
気を抜けば一瞬でそちら側へ転落しそうになるところを舞の海のように土俵際で躱し続けております。
それというのもやはり妻と娘の存在。
自分が立ち止まった瞬間、2人の食う物が無くなる、着る服が無くなる、住む家が無くなる。
もし独り身だったら働いてさえいないかもしれませんね。
それでもあの世に逝った後で、心の底から満足できる人生にできるか。
未練たらたらで娘に取り憑くことだけは避けたい、避けたいです。
まじで避けたい。

㊸. げんなり 『ステキな日曜日』, 『終わりよければ最高!』

講評:もつ鍋という単一概念にはやや過剰な熱い愛情表現に何やら日常生活でのもつ鍋に対する大いなる感動の一端を垣間見る。
1時間で2つの掌編を書き上げ応募を頂いた今回、なかなか評価が難しいかもなんて思いながらページを開いたが結局あっはっはと笑ってただただ楽しく読んでしまった。
肌触りが脳を刺激する情景描写、移動のスピード感を視覚的に表現する仕掛け、そんなものを全て置き去りにするもつ鍋。
視点が変わり、やややさぐれた男、たぶんエロい女、絶対にエロい首筋、それらを置き去りにするもつ鍋。
どれだけ美味かったのか。
想像するしかないが、小皿にもつを取り分けるおたまを持つ指先はエロいしニラの緑が良く映える。
両手の指先で丁寧に小皿を受け取ってまずはスープをひと口、美味ぇ……
そういうことなんでしょ??
許せない。

㊹. 蒼井坂じゅーり 『チバさんが死んだことについて考えながら、完璧な日曜日という詩を書く、という完璧などではない日曜日に、完璧な日曜日などはない、と完璧な日曜日に過ごす。』

講評:チバの話があって、竹井正和の話があって、高校時代の話があって、堰を切ったように書き出される詩。
チバを起点にしていながら、筆者の想いや価値観をちょっとずつ味わわせてもらえる贅沢なコース。
自分に足りていないものって自分が一番分かっているんですよね人間って。
それが有意識上であっても無意識下であっても。
だから私自身は、他人に欠点や短所を指摘する必要性を全く感じていなくて。
人間は短所は全部分かってて長所全然分かってない、というのが持論なんです実は。
じゅーりさんの魅力は正直なところ。
正直さがなくては書き切れないものは思いの他多く、だからこそ正直でない者の多くは作文に苦労をする。
もちろんご存知の通り、作文だけでなく、人生にも。

㊺. 闇雲ねね 『ラフ参り、ビバ日曜』

講評:誰かはやってくれるだろうと思っていた「完璧な日曜日」の実践レポート!
ねねさん、ありがとうございます。笑わせて頂きました。
完璧な日曜日=先祖の墓参り行ってから競馬、このコンボ最高です。
負けても晴れやかな気持ちなのは大好きなお酒のおかげか墓参りによる邪気の払拭によるものか。
私も中山競馬場には良く行ったんですけどね若い頃は。
初めて生で競馬を見た時の感想は「勝負服ってめっちゃ綺麗やな~」でした。
そして遠目でも分かる武豊の完璧に水平な背中。
そして晩酌。
デパ地下で買った総菜があるのにカレーまで。贅沢。
完璧でしたね。
複勝も買っておけば。

㊻. 虹乃ノラン 『シック・サンデイ!』

講評:驚きました。いやもちろん面白かったんですけど驚きが先に来ちゃって!
患者の名前が古賀だったこともあるんですが、大学で演劇を学んでいる時に何か役に没頭できるフックが作れないかと思って、とある授業で神経症的な役を演じる時に親指の付け根を血が出るまで嚙みまくってみたことがあるんです。
そしたらそこに集中できて、芝居に没頭することができたんですよね。
それ知ってました!?同級生なの!?
うふふ。
カウンセラーと患者、というダブル主人公モノだと『K-PAX』っていう映画が大好きで。
ケビン・スぺイシーが患者役なんですけどね、自分のこと宇宙人だって言い出すんです。
それでカウンセリングを重ねていくと、もしかしたら本当にそうかもと思えてきて…みたいな感じで超オススメです♡

㊼. 松本玲佳 『湖畔での奇跡』

講評:夢でも幻でもなんでも良いから、ほんの一瞬でも良いから、と願わずにはいられない光景。
人間誰しも大なり小なり心の拠り所というものはあって、そんなのないよと思っていても実は心の奥底の方にはあって。
それさえあれば生きていける、それさえあれば頑張れるって、そうやってこの困難な日常で藻掻いている。
その一方で、こころの拠り所が自分の中心から離れていれば居るほど喪失のリスクに晒され続けることになり、私たちの課題は心の拠り所を如何に自分自身と同化させるか、あるいは自分の中心に属すものを拠り所として育てるかにあるような気がするんです。
『湖畔での~』の最後にはそのような示唆があり、決して一時的な救済には留まらない明日への希望が見えました。
祝福してくれる人たちに感謝しながら、誰より自分が一番、自分自身を祝福できる存在でありたいものですね。

㊽. 枚方天 『朝活』

講評:人生を楽しむコツ。それはお得をつくること。
生きづらさを感じてしまう人は、窮屈なところに向く意識が強すぎて、これは得したとか、これは儲けもんだったと思える余裕がなかったり。
でも余裕は余裕からしか生まれない、だから自分にはずっと余裕は生まれないんだとなればまた辛くなる。
でもジェイムズさんは、早起きすればもう儲けもん。ビラ見せたら店早く開けてくれて儲けもん。
朝起きてから行動するたびに色んなお得を生み出していける人。
さんまさんは生きてるだけで丸儲けと言ったけれど、もうちょっと欲張りくらいで良いくらいなんじゃないかなと思う。
ただでさえシャイだから最近の若い子は。
タリーズはレシート見せるとおかわりが150円になるんだけど、実はやったことなくて。ちょっと恥ずかしくて。
これ打ち終わったらちょうど飲み終わるし、いっちょやってみよっかな。

㊾. 万庭苔子 『理想の日曜日』

講評:これまた驚いた。今回の参加者の皆さんはエスパーなのか…??
何を隠そう、わたくし、ドイツで日曜日に近所のスーパー全然開いてなくて、泣きながら40分歩いて大きな駅まで行ってキオスクでスニッカーズを買った男です。
知らなかったんだもん日曜日やってないって。涙
それはそうと日本人からするとドイツのカフェとか飯屋ってやっぱどこも高いんですよね。
私がいつも昼飯食べてたカフェは、シュニッツェルっていうドイツ版薄肉トンカツみたいなやつのコーヒー付が2,500円くらいだったかな。
美味しいんだけどね。やっぱり日本の早い安い美味いチェーン店って世界に誇れるものなんだよな~。
特に牛丼ね。渋谷の吉野家とかインバウンドだらけ。旅行ならもっと良いもん食えば良いのに。
とか言いつつ、生まれて初めて吉野家食った時、脳幹に電撃走ったもんな~。
今は松屋派です。

㊿. 東藤沢蜜柑 『完璧な火曜日』

https://ncode.syosetu.com/n8019in/

講評:今にも死ぬかもしれない状況で最後に確かめたい生きることの意味。
典型的な日本の核家族であるところの私のこの平和ボケした頭!
やりがいのある仕事、幸せな家庭、元気な身体、美味しい食事、それらが作り上げた平和ボケした頭!
人間同士の戦闘行為さえ片足で踏みつぶす災厄としての怪獣。
それは大いなる自然災害の比喩なのか、あるいは具象としての獣か。
しかし一瞬にして日常が過去のものとなり瞬間的な選択が生と死を分ける状況に置かれた時、私は何を選ぶのか。
ちょっとすぐには分からないので、一旦家族と風呂入って来ます。

51. 日より 『窓辺にて』

講評:自分と世界の輪郭が溶け合う時間帯。
外に向かえば内に潜り、内に向かえば外へ拡がる。
窓の外をぼんやりとながめる時間は、深刻さが人生においてさほど重要ではないことを教えてくれるってそんな気がしてたんですよね。
教室の窓から眺める校庭、電車の窓から眺める見知らぬ街並み、
そして私の実家の自室の窓からはディズニーランドの花火が見えたのだ!!!
毎日20時だったか20時半だったか忘れたけれど花火が始まるとベランダに出て、煙草吸いながら花火を眺めたものです。
特別なにかを考えたり、物思いに耽っていた訳でもないけれど。
それがなくなった今、確かにあれは必要な時間だったんだなと思う訳です。

52. 斎藤優 『木の達磨』

講評:明らかに尋常でない状況にあって当然のように受け入れられる異様な存在。
ホラーでもなくミステリーでもなくもちろんスピリチュアルアクションでもサイキックロードムービーでもない。
ミツキとわたしの間に流れる穏やかな信頼関係と、子どもゆえの不安定さ。
やや急かされつつもやや致し方なくやってる感によってギリ担保される非日常の中の日常性。
そして「ふむ」と「えっ」と「なんでや!」と「そっちかーい!」と「おおぅ…」と「ほぇ~」のちょうど中間の音が口から漏れ出たラストシーン。
なになに~?と思ってまた最初から読んでしまうこの世界観こそ齋藤ワールド。
三度繰り返し読ませて頂き、顔を上げた私は、何故か誇らしげ。

53. ユニイコール七里 『玉』

講評:そんな面白い話が聞けるなら、と思ってとりあえず行き方を調べました。
うちから車で25分、めちゃ行きやすい。しかも常設展は入場無料とな。
でも日曜日展はやっていないみたい。(そりゃそうか)
美術館にたまに居るなぞの解説おじさん。
私の恩師がまさにそれで。
弟子たちを美術館に連れて行っては展示物についてひとつひとつ大演説でもって解説して行く訳なんですが、そういうツアーが始まったんだと勘違いした一般のお客さんもどんどんついて来ちゃって。最終的には大所帯のアートツアーになって館内を一周するという。
今思えば迷惑な集団だったな。
誰か注意しろよ職員!

54. サクラクロニクル 『ブラックホール』

講評:大変素晴らしい。
この分量を書き切るために必要なのは何と言っても「俺は絶対にこう!お前たちは黙らっしゃい!」というブレない性癖の柱。
その域まで行くのは簡単なようで難しい。
多くの人は自分の性癖を内的なものとして捉えているが、その実、案外のところで外的な要因による一時的な嗜好である場合も少なくない。
この話を書き切るためには、あんまんは粒じゃなきゃダメとか、焼き鳥は白レバーしか食わないとか、金玉は左側に仕舞いますとかそういったことではなくて、少なくともパンダが笹ばっかり食っていたりコアラがユーカリばっかり食んでいたりするのに似た半分逝きかけのまま駆け抜けるバランス感覚が必要であったろうと思う。
武豊がピンポン玉がいっぱい載ってるトレーを持ったまま暴れロデオに乗る企画が昔あってね、テレビで。まさにそれを思い出しました。
良くぞ波打つ手綱を離さずゴール板を駆け抜けました!えらい!
大花丸あげちゃう。

55. 山崎朝日 『青瓦の家は夢をみている』

講評:色んな想像が利いてとっても楽しい、それを許してくれて嬉しい。
この『青瓦の家~』を読んだ方は思い思いにダイナミックな解釈でもって物語を楽しんだら良い。それを全部受け止めてくれる度量がこの物語にはある。
お話を読んだ時に、もちろん解釈の余地というものは筆者によってある程度制限されるのが通常ではあるのだけれど、稀に「どう思う?」と問いかけてくるような作品が現れる。
こいつはしばらく私たちの周りを飛び回って寝ても覚めても「ねえどう思う?」「何だと思った?」とうるせーうるせー。
じゃあ俺がどう思ったか言おうか!?
そうして語り合いながら飲む酒が一番美味い。

56. 化野夕陽 『完璧な日曜日』

講評:子どもを見ていると、実に上手に友達を作っていく。
彼らは「一緒に遊ぼう」「いいよ」を挨拶代わりにしているので、とにかく大人とはスピード感が違う。
我々はまず挨拶があって、ここには良く来るんですかみたいな話があって、ご出身はとか、大学はどちらにとか、いま気になってるアイドルとかって、みたいな世間話をしてようやく待ちくたびれた頃に「そしたらちょっとご一緒しませんか?」が来る。
遅い。まどろっこしい。
大人も初手で「一緒にやろ~」と言えばよろしい。
誰に話しかければ良いかは見たら分かるから。
まずはあいつ一番嫌だなと思う人に話しかけてごらんなさい。
たぶん実際には良い人ですぐ仲良くなれるから。
そんでもし本当に嫌な人だったとしたら、小説のネタにしちゃえ。笑

57. 草野理恵子 『日曜日はどこから来たのか 日曜日は何者なのか 日曜日はどこへ行くのか』

講評:ふすまに乗って空を飛ぶことを誰もが夢見た時代がありました。
個人的には、ドラゴンボールの桃白白とアラジンの魔法の絨毯、これのイメージの合算だと思うのですが、きっと私よりも上の世代の皆さんもふすまに乗って空を飛ぶことを夢見た世代でしょう。
最初にそんな空想をしたのは誰と何をしている時ですか?
私は子どもの頃マンションの5階に住んでいて、ベランダの目下が小学校の校庭だったんですよ。
だからこのままベランダからふすまに乗って飛び降りれば、学校まですぐだな~登校時間10秒だ!なんて思ってたんですよね。
ところで私たちって何者で、どこから来てどこへ行くんです?
ずっと考えているんですけど、実はまだよく分からないんです。

58. 日比野心労 『お前たちが大嫌いな月曜日は永遠に来ない』

講評:来ました、心労流エンドレスエイトが。
1時間という執筆時間の中でいかに文字数を増やして読み応えのある作品に仕上げるか、これは皆さん結構考えたことだと思うんですよね。
もう推敲捨てて爆書きしようとかね。
そんな中でこのエンドレスエイト方式はさすがの着眼点、もしかしたらDJ SINLAWからのアドバイスがあった可能性も…笑
私、エンドレスエイト大好きで。等倍速でちゃんと8週分きっちり全部視聴したタイプのオタクでした。
ちょっとずつ変わってるところを見つけるのが楽しいし、服とか、画格とか、あとは何と言っても声優のアドリブ合戦になっていく感じがもうカオスで。
でもあれがあったから劇場版の消失が泣ける訳で、もしエンドレスエイトを全部見ずに消失観ちゃってる方が居たら今からでも遅くありません、エンドレスエイトを等倍速で8週分視聴して下さい。そして改めて消失を観よ!泣ける~

59. ハギワラシンジ 『ドラペ』

講評:うん! うん!
なんつーもん出してくれてんの?笑
いや出すって言ってもドラペのことではなく。笑
てかドラぺって何。笑
あなた、最近我慢していたものを、龍頭?とやらから吐き出すようにひと思いに放出しましたね?
おそろしいことです。
とても人とは思えない登場?物たちなのに、あなたのお顔が浮かぶのです……
一回やってみたら良いのだよ。畑借りて。畑が我々の知っている畑だとはとても思えないけれど、でも仮にでも良いからやってごらんなさいよ。
目覚めちゃうよ何かが。
社会人できないよもう。

60. 只鳴どれみ 『密日』

講評:ほわわ~!
良~~~~~~~~!!!!!!!!!
はわ、ほわわ~~!!
めっちゃ良~~~~~~~~!!!!!!!!!
めっちゃ良賞がなぜ無いのか不思議でならない。
なぜ無いのか、めっちゃ良賞。
どっからどうみてもめっちゃ良だろ。
この分野のNo.1だろほわわめっちゃ良領域の。
ほわわめっちゃ良領域はなに学科なんだよ。
無償化すべきだろ絶対。全人類に学ばせろよ。
好き好き好き好き好き好き好き好き好き。
岸田さん、頼みます、いくらでも増税して良いから、
マチコとマツコだけは非課税にしてやって下さい。

61. 福永諒 『大いなる期待のレシピ』

講評:大人味。
5歳の娘が薬屋のひとりごとっていうアニメを観ていて、「これ大人向けだけどまあまあ面白いねえ」と言ったんです。
それでこの子はどこを見てこれが大人向けだと判断したんだろうと思って尋ねてみたら、答えは結構単純明快で「意味が分からないセリフが多いから」。
そういった意味では『大いなる~』は一見読みやすそうに見えて、子どもなんかには全く意味の通らない完全に大人向けのレシピ。
そして子どもに通らない一方で、我々大人は総じて頷いてしまう仕上がり。
日曜日だ!公園からあげアイスクリームわーい!
月曜日だ!幼稚園お友達お遊戯わーい!
その笑顔を守るために、私はあえて、日曜日に改善の余地を残す――
プロとして――

62. 升宮生 『金曜日の居酒屋にて』

講評:重ねる発想はなかった!w
確かに祝日が土日に被った時とか、あ~もったいないな~なんて思ったことがあったような気がするんですが、もしその時、重なったところが完璧な土曜日あるいは完璧な日曜日になっていたら…くぅ……
行きつけの居酒屋が欲しい。常連同士で飲めるからわざわざ誰かを誘って行く必要がないような行きつけの居酒屋が。。
でも帰ったら飯準備してあるし…くぅ……

63. 継橋 『安息のために』

講評:創造のあとの休息、破壊のあとの休息。
最近、私の住む街のお隣では違法解体業者が問題になっております。
彼らは家を壊す時に、きちんとした衝立を組まないし、瓦礫や粉塵の対策もしない。
それで隣近所に迷惑をかけるだけならまだしも、本人たちもノーマスクで作業しているので粉塵吸い込みまくっているんですよ。
それ見たら恐ろしくなっちゃって。
物を知らないって命を危険に晒すんだなって。
創造にも作法があるように、破壊にもお作法がある。
帰るまでが遠足、オール明けのゴミ捨て場でゲロまみれまでが文化祭でございます。

64. 蕪木Q平 『国境の街』

講評:一瞬の交点だからこそできる打ち明け話もある。
誰でも良いから聞いて欲しい話もあれば、君じゃなきゃダメなんだという話もある。この人になら良いかなという話も。
昔イギリスの森の中に放り込まれてドイツ人5人と生活していたのだけれど、どうしてもホームシックになって日本語が話したくなったら庭の木を登ったり降りたりしている尻尾の太い野リスに話しかけていたんです。
野リスは割りかし飽きずに話を聞いてくれて、本当に助かった。
たまに森から庭に入ってくる鹿は全然話を聞いてくれなくて。
今思えば、もしかしたら鹿には日本語が通じなかったのかもしれない。

65. ひるねちゃん 『明日へ祝福を』

講評:一度やってみたいけど一度やると死んじゃうから出来ない。
そんな憧れはフィクションの中で消化するしかなく、やや甘ったるい憧憬と爽やかな読後感でもって我が内なる衝動は溜飲を下げたようです。
恋人との約束を守って命を絶ってみたいのと同じくらい、すきやばし次郎で腹一杯になるまで寿司食ってみたい。
ナイアガラの滝に飛び込んでみたいのと同じくらい、ウルフギャングで腹一杯になるまで肉食ってみたい。
そうして今日も生きてる。
ラーメンも食べたい。

66. 南国アイス 『セールストーク』

講評:無料分、目一杯楽しんでるw
AIとの会話って楽しいんですよね。
何が楽しいかっていうと、どう話しかけたら自分の希望通りの返答をAIがしてくれるか一生懸命考えながら話すところ。結構ゲーム感覚。
AIがちゃんと意味を捉えられるように、普段よりも言葉の意味や捉えられ方に気を遣い、定義づけを怠らず、返答の数や方法まできちんと伝える。
そんなことしてると、日常生活の中で自分がいかに相手の解読能力に依存して怠惰な会話に終始しているかを思い知らされる。
生きた人間よりもAIに丁寧親切に接しちゃう愚かな私たち。

67. 堀部未知 『しかしかわたりの完熟にしみて』

講評:最高なんです。
すべり出し好調からの徐々にアクセル吹かして覆面を被ってからが今回のメインディッシュ。
無秩序で理不尽なキウイ爆撃、目覚めてからの怒涛の切れツッコミ、白くてかわいい雪たまじゃくし、太陽に光る汗と塩の粒、爽やかなダジャレ落ち。
ありがとうございます、最高の4分間を。
シェフをお呼びして!!!!!
その間に繰り返し読ませて下さい、時間が許す限り何度でも。
あたたかなキウイがいま、胸のところまで来ています。

68. 中川マルカ 『シームレス』

講評:高鳴ってんのかーーーい!!!wwwww
いやはや大変興味深く拝読致しました。
そもそもパンツ、パンティ、ショーツ、スキャンティと呼称のバリエーションがある布地商品ですから、女きょうだいの居ない独身男性の諸君には少々解説が必要かもしれませんね。
まず最初にパンツがありました。これはまず最初に言葉があったのと一緒です。
つまりパンツは言葉なのですが、一旦置いておきます。
次に女性用のパンツをパンティと呼ぶようになります。ただし、滑舌の悪い人にはティがやや発音しづらく、パンテーと呼ぶ方も多かったそうです。
ショーツは企業の販売戦略の過程で生じた呼称バリエーションです。したがってパンティとショーツは同一のものを指します。
最後にスキャンティ。パンティよりも明らかに布面積の小さいものをスキャンティと呼びます。
じゃあ部屋に残ってたパンティはスキャンティなんじゃないのかと、そういった疑問が湧くのも分かります。
でもね!!!問題はそこではないのだよ!!!!!
胸に手を当てて考えて欲しい。
カーシェア、流行ってますね?
なんで車はokでパンティはダメなんですか。
会社で着る制服、クリーニングに出して社員で着まわしているでしょう。
なんで制服はokでパンティはダメなんですか???
私は友達んちの食器が使えません。
子どもの頃からです。
でも友達のパンティは、履けます。
子どもの頃からです。
履けますし、被れます。
大人になって変わってしまったのは君の方だ!!!
靴下はちょっと無理。

69. 紙文 『日曜日のあった場所』

講評:2006年、夏。
甲子園のマウンドで汗を拭う爽やかな少年の手には空色のハンカチ。
ドラ1間違いなしと言われた甲子園優勝投手は周囲の期待とは裏腹に潰しをきかすため早稲田大学へ進学。そして4年後、今度こそドラフト1で日ハムへ。
しかし右肩の故障もあり、プロで芽が出ることもなく引退。
そこに涙はなかったという。
プロ在籍10年間で89登板、通算15勝という成績だった。
引退後に起業した彼が今年、ついにオンラインハンカチショップを開店した。
そのニュースを聴いた国民は皆一様にそうだろうそうだろうやっぱりハンカチだよなと膝を打ったという。
デザインは全9種類。
白地のハンカチ(青じゃねーのかよ)に、王子セレクトの一文字が刻まれている。「信」「勝」「光」「穏」「礼」「始」「楽」「健」「祝」。
その中から私はこの『日曜日のあった〜』に、「始」を、送りたいと思う。

70. 高遠みかみ 『Per day』

講評:一首目の一言目からグッ!と、いや、ガッ!グッ!と、心を掴まれました。
その力でいつまで掴んでてくれるかなと楽しみに読み進め、結局最後まで離してくれませんでした。
連作を拝読する機会において、もちろんこの一首は好きだとか、ここが良いねは何度もあったけれど、目の前に置かれた十首、そのひとつ残らずの一挙手一投足全てに魅了されたのは生まれて初めての経験です。
自分じゃ想像もしない場面、思いもつかないことば、知らない感情、気付かなかった情景。
真にこころ晴れやかな読書体験をありがとうございました。
ご応募に感謝し、これからも推させて頂きます。

71. はしもとゆず 『めんどくさいの始まりは日曜日午後8時』

講評:めんどくさいことが多すぎる!笑
でも気持ちはすっごく分かる。
ちゃんと生きるって消費カロリー高すぎますよね。
雑に生きる分には全然平気なんだけど。
でも雑に生きるとハウスダストとか溜まっちゃって、私アレルギーだから、ある程度ちゃんと生活しないと鼻水止まらないんですよねw
あとみかんの皮剥いたり魚の骨取るのすごいめんどくさくて。。
むかしからお母さんにやってもらってて今は妻にやってもらってて、こんなことTwitterに書いたら炎上しそうだから人に言えないくらい。
はずかしぃ……
でも生きる!!!

72. 入谷匙 『球日』

講評:これはまた不思議なお話を頂きました。
「球体」をキーワードに私の知らない世界が展開され、しかし何やら穏やかな日常をお過ごしの様子。むむ。
良い天気、にこやかな植物たち、赤坂さん。(こんにちは)
読むたびにイメージの変わるこの街に描く姿は果たして人で良いのか。
ちびたちって何だ。何で吸い込まれちゃうの!?そこにあいてる穴は何〜!?
世界の中心に太陽があるのは例えば…地球空洞説に出て来る地下世界とか。
むむ、ロマンか!?これはロマンの話なのか〜!?
とか言ってると変にイメージ固まっちゃうから寝る前に娘に読み聞かせしてみよっと。

73. 蒼桐大紀 『ノンマスカブル・コーリング』

講評:仕事の通知は嫌、恋人からの通知は嬉。
そんな単純な話ではないのです。
恋人からの通知が嬉しかったのは、その恋人と上手くいっているから!
良いですね良いですね、実に羨ましい。
私なんかはね、妻からの通知が来ると動悸息切れで膝がガクガク震えて涙がポロポロ出てきますよ。
え!!!!!!何をやり忘れた!?どれを捨て忘れた!?何を見られた!?どれがバレたんだ!?え!!!!!
ってね。
なのでLINEが鳴ったらまずは水を飲んでうんこをし、出来れば海などを眺めながらオジーオズボーンを聴きます。
出来れば大麻くらいは吸いたいですがそうもいかないのでべっこう飴に包まれたスッパイマンを舐めます。
そこまでやってようやく、LINEを開けるという訳です。
嫌な時代になりました。
生きにくい世の中です。

74. ときのき 『どこまで行けるか』

講評:サモトラケのニケ、ミロのヴィーナス、カート・コバーン、幼い日の日曜日。
失われて初めて完璧性が付与されたもの。
銭形のとっつぁん。
絶対に捕まえたいのに、ずっと追いかけていたい。
ウォーリーをさがせ。
隠れる気のない派手な服。
私たちが今日も歩き続けるための示唆示唆しさ。
明日のために今日なにが出来るか。
全てを疑い、行動出来るか。

75. ゼロの紙 『完璧な日曜日がそこにいるために。』

講評:一文一文、意味を考えながらゆっくり読みました。
ユーモアたっぷりの曜日性格診断、不思議な置き配、追憶の鏡、甘美な林檎。
一歩一歩踏みしめて噛み締めて進んでいくのが楽しく、時間を贅沢に使って堪能させて頂きました。
単なるBL作品にとどまらない知性と奥行きを感じ、きっとまた日を置いて読み出せば違った味わいになるだろう気配と期待感が漂う読後感。

76. 世界彗星灯台プールサイドアサルトライフル 『12月10日(日)』

講評:ごちゃごちゃうるせえwwwwwwwww
最初からずーっとごちゃごちゃごちゃごちゃwwwwwwww
うじうじうじうじwwwwwwww
ごたごたごたごたwwwwwwww
最高のエンディングでございました!!!
今回の「完璧な日曜日」っていうテーマ、実は毎回表テーマと裏テーマがあるんですけどね、今回の表テーマが「完璧な日曜日」で、その裏テーマが「ごちゃごちゃうるせえ」だったんです、初告白。
だからこの『12月10〜』は本当に最高のエンディング作品。
この作品の朗読をバックにスタッフロール流したいくらいなんだよなぁマジでwww
いや〜笑った。今回も最高のフェスになりました。
アサルトさん、ありがとう!大好き〜
こんな最高のエンディング予想してなかった~

以上、76名77作品。
心から感謝申し上げます。
それでは厳かに、授賞式へと参じましょう。

Ⅱ. 各賞概要

第3回私立古賀裕人文学祭では以下の通り5つの賞を用意しました。

「最優秀古賀賞」
・最優秀作品に与えられる賞で、今回の優勝作品です。
・嘘偽りなく真っ直ぐに私の胸を打った作品に授与します。
☆賞品:アマギフ1万円分

「裕人賞」
・優秀作品に与えられる賞です。
・私の文学的琴線に触れた作品の中から、
・特に言葉や文章の魅力を重視して選出します。
☆賞品:何かわたしっぽい粗品

🐸賞」
・優秀作品に与えられる賞です。
・私の文学的琴線に触れた作品の中から、
・特に構成や着眼点の面白さを重視して選出します。
☆賞品:何か🐸っぽい粗品

「🎅🏻賞」
・優秀作品に与えられる賞です。
・観覧者による人気投票で最多得票であった作品に授与します。
・最優秀古賀賞、裕人賞、🐸賞とのダブル受賞も有り得ます。
☆賞品:何か🎅🏻っぽい粗品

「なかよしトナカイ賞」
・佳作に与えられる審査員長特別賞です。
・私の文学的琴線に触れた作品の中から、
・特に私を楽しませてくれた作品を選出します。
☆賞品:いつまでも変わらない友情

それでは……
結果発表ぉ〜!📣

Ⅲ. 受賞作品発表


第3回私立古賀裕人文学祭、受賞作品は以下の通りです👏👏👏

■最優秀古賀賞:

   高遠みかみ 『Per day』

■裕人賞:

   サクラクロニクル 『ブラックホール』

■🐸賞:

   藍笹キミコ 『日記』

■🎅🏻賞:

   虹乃ノラン 『シック・サンデイ!』
   松本玲佳 『湖畔での奇跡』

■なかよしトナカイ賞:

   小林猫太 『「新007/完璧な日曜日」シーン3』
   猫椰子古葉太
『「真666/魔力の刻印」トラック3 ザ・プリズナー』


わーーーッ!!!👏👏👏

受賞者の皆さま、おめでとうございまーーーす!!!👏👏👏

わーーーッ!!!👏👏👏

今回の「最優秀古賀賞」には、高遠みかみさんの『Per day』を選ばせて頂きました。
高遠みかみさん、おめでとうございます!
一首めの「将来の夢は風です」を読んだ時、これはやばいのが来たと思いました。自分が人生で一度も思ったことないもの、大好物なんです。
二首め、三首め、いよいよのめり込んでしまって、そのタイミングで決めたんです。もし、このまま読み進めて行って、一首でも物足りない歌が出てきたら、涙を呑んで、断腸の思いで選外にさせてもらおう、でも、もし、最後まで十首きっちり端から端まで私にとっての最高で、完璧が並んでいたのなら、文句なしぶっちぎりの最優秀賞に選ばせて頂こうと、そう決めたんです。
結果はご覧の通り。高遠さん、最高の体験をありがとうございました。昨日とても感動していて、夜が明けて今日もずっと感動しているんです。
短歌に限りません。例えば短編集、ロックのアルバム、カウンターで食べるお寿司のコース、何でも良いです、あるコンセプトで集められた作品を頂く時に、ひとつ残らず端から端までひとつ残らず一音一句その全てが自分にとって最高で、完璧なものなんて、私の人生では経験がありませんでした。それは私が心から愛していたはずの作家も、ボーカリストも、職人も、家族でさえ成し得なかったことです。
もちろんそれらが私以外の誰かにとっては最高で完璧だったということはあり得るでしょう。でも私にとっては今回が初めてだったんです。
古賀コンは私設の文学祭ですから、私個人の想いで最優秀賞を決めさせて下さい。
文体、リズム感、発想着想観察眼によって生み出された柔らかなのに優しくはないおとぼけ感を纏ったワードセンス、そこに込められたあなたの感性の全てがバチバチに刺激的でした。
改めまして、貴重な体験をありがとうございました、ぜひ最優秀古賀賞、受け取って下さい!好きです!

「裕人賞」には、サクラクロニクルさんの 『ブラックホール』を選出致しました!
サクラクロニクルさん、おめでとうございます!
正直、今回の裕人賞は大混戦大激戦の大乱闘でした。最後の最後まで迷いに迷ったことをここに告白致します。
堀部未知さんの『しかしかわたりの完熟にしみて』、中川マルカさんの『シームレス』、只鳴どれみさんの『密日』、そして世界彗星灯台プールサイドアサルトライフルさんの『12月10日(日)』、以上4作品を、恐縮ながらサクラクロニクルさんにこの場をお借りして、裕人賞の次点として挙げさせて下さい。
それでも今回『ブラックホール』を選ばせて頂いたのは、その圧倒的な文字数でもって掌編を明らかに超えた読後満足感を私の心に与えてくれたから、というのが最大の決め手です。
皆が同じ1時間というルールの中での戦い、今回は77作品という大乱闘。その中で頭ひとつ抜け出すためには、やはり他の追随を許さない何か突出したものが必要だったのかなと、改めて思いました。
もちろんただ文字数が多い、分量が多いというだけではとても選出できません。1時間を全速力で駆け抜けながら丁寧に描かれる心情、小骨のように刺さった後悔と諦め、そしてそれを振り返らず無理やり歩き出される日常。
その世界観の創造創出をやり切るためにブレーキの壊れたフェラーリに美少女2人を乗せて住宅街を爆走するような作文、感服いたしました。
ぜひ裕人賞、受け取って下さい!本当にお疲れさまでした!好きです!

🐸賞」には、藍笹キミコ さんの『日記』を選出致しました!
藍笹キミコさん、おめでとうございます!
かわいい絵日記をありがとうございました。
ページを開いた瞬間に飛び込んできた魅力的なイラスト。癖のある線から伝わってくる丁寧な筆跡と込められたポエジー。
良く観察された色使い、添えられた端的な言葉。
完璧な日曜日のはじまりを感じさせる、それでいてそれが全てのような完結感、そして一日のおわりに記されるこの日記。
たった1ページの中に込められたキミコさんの生活感、人生観、価値観が心地よく私の胸を打ちました。
今回は絵日記ということで🐸賞の進呈です。
ぜひ受け取って下さい。喜んでもらえたら嬉しいな!好きです!

「🎅🏻賞」には同率で2作品が選出されました!
虹乃ノランさん、松本玲佳さん、おめでとうございます!

今回、初の試みとして導入した人気投票。
投票期間の延長などありつつ、最終的に81票のご投票を頂くことが出来ました。結果、ノランさんと松本さんが7票ずつを集め見事1位に👏
おめでとうございます!素晴らしい〜!!
次点はこちらも同率で4票獲得、エンプティ・オーブンさんの『あいつを待つのには完璧な日』と、久乙矢さんの 『水底の日曜市』でございました。
読者から寄せられた票、これ自分だったらめっちゃ嬉しい。
『シック・サンデイ!』は、2人の対話劇に込められたユーモアとひとつまみの狂気でもって読者の心を存分に楽しませてくれました。好きです。
『湖畔での奇跡』は、その美しい情景と心打つ神秘表現で私たちの心をしっとりと満たしてくれました。好きです。
おふたりともこの度は本当に本当におめでとうございます!
🎅🏻賞、ぜひ受け取って頂けたら嬉しいです!

「なかよしトナカイ賞」には小林猫太 『「新007/完璧な日曜日」シーン3』、そして猫椰子古葉太 『「真666/魔力の刻印」トラック3 ザ・プリズナー』の2作品を選ばせて頂きました!
小林猫太氏いわく「主催者慰労接待作品」。でもね、接待ってやつが一番難しいんですよ。接待は社会人にとっての最上級のビジネススキルであり、相手の好み、理解力、体調、バイオリズムにビタッと合わせられる力量が求められるもの。今回はしかも!あの007シリーズのオマージュ!そこに主催者を想起させる人物を登場させ、上質なエンタメに仕上げる。これ、めちゃくちゃレベル高いですよ。生半可な腕ではスベり散らかす危険性大だもの。
でも小林猫太、さすがはオマージュの達人。正直脱帽ですよ。掛け軸に描いて古賀家の家訓として居間に飾りたいくらいですこの作品。
こういう古賀コンの楽しみ方もあって良いし、みんな思い思いにやってもらえたらなっていう個人的な想いもあったし、何よりめっちゃ笑わせてもらって、おかげさまで元気もらって、77作品、きっちり読み切って講評することができました。
猫太さん、ありがとう!
そして古葉太さん。オマージュのオマージュがオリジナルを超えてはダメですよ(笑)。言うなれば古畑任三郎がドストエフスキー罪と罰を超えるようなもので、ウルトラC過ぎます。実は今回の古葉太さんの作品、ツボにハマりすぎちゃって、途中まで最優秀古賀賞の候補に入ってたんです。
いつもの古葉太さんの(中の人の)詩も好きだけれど、今回猫太さんに乗っかる形でユーモアに全振りした時に漏れ出て来た古葉太さんのサービス精神、明るさ、知識量、語彙力なんかが、元々の古葉太さんのポエジーに相乗りする形でいつも以上にストレートにガツンと私の胸に刺さりました。
古葉太さん、ありがとう!
お二人の仲の良さと確かな技術力、そして私好みのユーモア、センス、喧しさを祝して、「なかよしトナカイ賞」、ぜひ受け取って下さい!好きです!

以上、改めまして受賞者の皆さま本当におめでとうございます!👏
喜んでくれたら嬉しいな☺︎

とか言いつつ語り尽くせぬ各作品の魅力&魅力ーーー
77作品もあったんだからやっぱり、、、
📢< 今回も後夜祭を実施しますよ~!!!絶対来て~!!!

Ⅳ. #古賀コン3後夜祭 @Xスペース

日時:2023年12月19日(火)21時00分~
場所:古賀裕人のX(Twitter)スペース機能にて
テーマ:第3回私立古賀裕人文学祭講評&振り返りトーク
私の話を聞く係:ハギワラシンジ
このnoteに書き切れなかった各作品への想い、語らせて下さい。
伝えたいこと、たくさんたくさんあるんです。
絶対来て!!!絶対聴きに来て!!!
※初めて聴く方、お気をつけ下さい。引くほど喋ります。

閉会の言葉

ここまでお読み頂いた皆さま、ごめん長すぎましたね、3名くらい残っていてくれたら嬉しいな。ほんと、サンキューね。

前回の後夜祭では話していたんだけれど、第3回(今回)は30作くらいの応募になるんじゃないかなと予想していたのね。
前回の「アメリカの入学式」というお題がありがたいことに結構評判が良くて、その効果もあって45作もご応募があって。
だから前回はお題効果で集客があっただけで、たぶん第3回はまた落ち着くだろうとね、話してたんです。
初回は11作だったし(みんなありがとう)、まだその規模感のイメージが頭に残ってて。

それが蓋を開けたらびっくり。
77作品もご応募があって。
めっちゃ嬉しかった~。

はじめましての方からご応募があると、え!嬉しい~!ってなって。
お久しぶりですの方からご応募があると、え!嬉しい~!ってなって。
毎度どうもの方からご応募があると、え!嬉しい~!ってなって。

ほんと、主催者冥利に尽きます。
ご参加頂いた皆さま、ご観覧頂いた皆さま、本当にありがとうございました、古賀コン3はいかがでしたか?
もしこの企画が、あなたの日常の雑踏の中に、ホッとひと息つける時間を、あるいは全てを忘れて夢中になれる時間をご提供できていたら嬉しいなと思っています。

完璧な日曜日が、今とこれからを生きる子どもたちに遍く訪れますように。

そんな願いを込めて、本祭を〆させて頂きたく存じます。

私立古賀裕人文学祭は、過去の受賞者の皆さまを含めどなたでも何回でもご参加頂けます。
ジャンルフリー、NGなし。

「1時間で書き上げた文章、優勝したら1万円。」

あなたの1時間を私に下さい。

次回は来年3月!

ではまた👋

#古賀コン  #古賀コン3

主催者プロフィール

古賀裕人(こがひろと)

1988年生まれ35歳 
うお座 B型
183cm 88kg(前回から5kg↑↑)
三度の飯より麺が好き。
1月から無職確定。助けて!!!!!

ポニョのお父さんの気持ちがいま分かりかけてきた男。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?