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ちはるのファーストコンタクト(2019年)

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2019年に書かれた(書かれる)「ちはるのファーストコンタクト」のすべての記事が読めます。300本以上あります。月額購読するよりも割安になっています。
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2019年2月の記事一覧

【研究】06 研究のつまずき:ハンマーを持つ人にはすべてが釘に見える

水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。しばらく「研究におけるつまずき」というテーマで書いています。 前回は、研究トピックがうまく作れないことを取り上げました。「私は◯◯を研究したいのです」と言ってくる人はなかなかトピックを絞ることができません。その◯◯から生まれるトピックは無数にあるので、その中のどれを研究するのかを決めなくてはならないということです。 たとえていえば、◯◯というテーマは一冊の本にあたります。そしてその本を構成するいくつもの章がトピックにあたり

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【本】ロベルト・ベルガンティ『デザイン・ドリブン・イノベーション』:新しい意味の生成と提案こそが破壊的

木曜日はお勧めの本を紹介しています。 今回は、ロベルト・ベルガンティ『デザイン・ドリブン・イノベーション』(クロスメディア・パブリッシング, 2016)を取り上げます。 ■要約これまでイノベーションは、技術によって推し進められるテクノロジー・プッシュと市場によって引っ張られるマーケット・プルの領域によって起こってきた。前者は製品の問題解決の改善によって、後者はユーザーニーズの的確な分析によって進められる。デザイン・ドリブン・イノベーションは第3の戦略であり、それは意味の急

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【コーチング】04 マズローの自己実現とは全体として自分らしくなること

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらくコーチングの話題で書いています。 前回は、コーチングとはトレーナーとカウンセラーの両側面を持って、クライエントが持っている「何者かになりたい」という希望を実現する手助けをすることだということを説明しました。その過程で、クライエントの専門領域をコーチ自身が学んでいくことに意味があります。 さて、初期のコーチングの理論的背景になったのはマズローとロジャーズといった人間性心理学の人たちでした。そして、マズローもロ

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【アドラーオンライン】01 アドラー心理学オンライン講座を始めます

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。 早稲田大学エクステンションセンター中野校では、毎年4月から「アドラー心理学入門」を、10月からは「アドラー心理学実践講座」としてそれぞれ8回のコースを開いています。この講座は2014年からスタートしましたので、2019年で6年目となります。おかげさまで、毎回の講座では40〜50人の受講生に参加していただいています。中野校では2つの教室をつなげて、広い教室にして開いています。 このnoteでは、入門講座と実践講座の内容を、そ

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【フリー】「ちはる塾 x アドラー心理学 x noteで書き続けること」(03)

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。質問やメッセージは「マシュマロ」からお送りください。匿名で送ることができます。 今回は、2018年10月のアドラーフェストでの講演「ちはる塾 x アドラー心理学 x noteで書き続けること」の3回目です。 2つ目の話題は「私にとってのアドラー心理学」です。 『嫌われる勇気』のベストセラー以降、「アドラー的に考えると」という枕詞でアドラーの考え方は便利に使われるようになりました。それだけアドラーの考え

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【経験と感じ】卒業研究発表会と修士論文公開審査が終わりました。

土曜日は最近の出来事の経験とその感じを書いています。 2月2日、3日と2日間に渡り、eスクール卒業研究発表会が開かれました。向後ゼミからは3人が卒業研究を発表しました。発表時間10分、質疑応答5分という短い時間ですけれども、緊張する場面です。3人ともうまく発表できました。おめでとうございます。 卒業研究を2年に渡って指導してくれた教育コーチの方々もお疲れさまでした。 5人の修論審査会も無事終わりました。こちらは50分の枠での発表と質疑でしたので、より大変でした。その大変

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【Youtube】04 自己評価はあてにならない

金曜日は「思うこと/したいこと」のトピックでYoutubeしています。 第4回目は「自己評価はあてにならない」の話です。

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【本】ティエン・ツォ『サブスクリプション』:月額いくらではなく顧客とダイレクトに繋がること

木曜日はお勧めの本を紹介しています。 今回は、ティエン・ツォ『サブスクリプション』(ダイヤモンド社, 2018)を取り上げます。 ■要約サブスクリプションの革新性は、月額いくら、年額いくらで契約を結ぶことではない。製品を作ってチャネルで顧客に届けるという古いモデルから、サブスクライバーひとりひとりをを中心として、あらゆるチャネルを通じてサービスを体験してもらうという新しいモデルへの転換だ。それはサブスクライバーとサービスの供給側が顧客IDを通じてダイレクトにつながっている

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【研究】05 研究のつまずき:研究トピックが広すぎる

水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。しばらく「研究におけるつまずき」というテーマで書いています。 前回は、ゴールが明示されないために研究がうまく進まないということを取り上げました。これは、自分で論文投稿することを目標とすることで解決できます。投稿するためには大会や研究会で発表して批判を受けておくというステップを踏んでいきます。大会や研究会での発表を研究のマイルストーンとして進めていきましょう。 今回は、研究トピックの適切な大きさということを取り上げたいと思い

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【アドラー心理学の実践】#19 まとめ(後半)

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。10月4日(木)から始まった早稲田大学エクステンションセンター中野校での「アドラー心理学実践講座」(全8回)が終了しました。この連載では、この講座の内容をお伝えしています。講座に参加できなかった方にも、その雰囲気が伝わればいいなと思っています。 いよいよ最終回となりました。前回は、アドラー心理学の中心概念が「劣等感、ライフスタイル、共同体感覚」の3つだと言いました。今回はその後半です。 アドラーは自分の心理学に「個人心理学

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【コーチング】03 コーチングのトレーナー的側面とカウンセラー的側面

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらくコーチングの話題で書いています。 前回は、コーチングの対象になる人は、やる気もそこそこあり、スキルもそこそこある人だということを説明しました。この人に必要なのはやる気を持続させ、さらにスキルを伸ばしていくように働きかけるコーチングです。このような図を示しました。 やる気もスキルもそこそこあるのにうまくいっていないのは、努力する方向性(どこを掘るのか)と努力する方法(どうやって掘るのか)がうまくないからです。

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【フリー】「ちはる塾 x アドラー心理学 x noteで書き続けること」(02)

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。質問は「Peing 質問箱」からお送りください。匿名で送ることができます。 今回は、2018年10月のアドラーフェストでの講演「ちはる塾 x アドラー心理学 x noteで書き続けること」の2回目です。 まず1つ目の話題として「ちはる塾の意味」を話しました。 大人がオンラインで何かを学ぶための「ちはる塾おとな学部」を構想して、まず「おとなの研究コース」を開発して、2017年9月から1期生を迎えました。

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【経験と感じ】Adler UniversityのMarina Bluvshteinとの出会い

土曜日は最近の出来事の経験とその感じを書いています。 水野さんと梶野さんからのお誘いで、3回目の来日で来ているアドラーユニバーシティのマリーナ夫妻と会食をしました。 マリーナはとても素敵な人でした。この出会いに感謝です。3回目の来日だそうです。日本が気に入っているようでした。このあと、東京でアドラー心理学についての講演とワークショップがあります。今回は私は日程が合わずに参加はかないませんでした。

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【Youtube】03 閉店売り尽くしセールの店

金曜日は「思うこと/したいこと」のトピックでYoutubeしています。 第3回目は「閉店売り尽くしセールの店」の話です。

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