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【お題拝借】学生の頃の映画/『嫌われる勇気』のドラマ化

2017年1月22日

日曜日は「お題拝借」ということで、皆さんからの質問にお答えしております。今回は2つお題をいただいております。

Q 先生の講義では良く映画の話題が登場しますが、先生が子供の頃もしくは学生の頃に惹かれた映画は何ですか?

子供の頃に見た映画は、世代的に「ゴジラ」や「ガメラ」のシリーズでした。怪獣ものの中では「サンダ対ガイラ」というのが記憶に残っています。ストーリーは覚えていませんが、やたら怖かったのを覚えています。

大学生になってからは、「早稲田松竹」という映画館に、授業の空き時間を利用して足繁く通っていました。早稲田松竹はまだ現役の映画館で、名画を二本立てで1,100円(学生)で観ることができます。新作ではなくて古い映画をスクリーンで見ることができるというのがいいですね。

大学生時代に早稲田松竹でたくさんの映画を見ました。何を見たのかはもう覚えていませんが「バリーリンドン」とか「時計じかけのオレンジ」はその中で印象に残っているものです。両方ともキューブリック監督ですね。「バリーリンドン」は全部で3時間の長さで、途中に休憩が入りました。すごいと思いましたね。だから今でも長い映画はそれだけでワクワクします。「沈まぬ太陽」とかね。

映画は本当に楽しいです。それは、映画の中でいろいろな時代と遠い世界とありえない境遇を生きる体験ができるというところにあると思っています。だから自分が入り込める映画はすごく面白いです。二つ目の人生を生きているような気持ちになります。

Q いつも楽しく拝読させて戴いています。あらためて、質問させてください。「嫌われる勇気」のドラマ化について、先生の御感想をお伺いしてみたいです。どうぞよろしくお願い致します。

この時点で2回目が放送されていますが、ドラマは見ていません。もともとテレビドラマを見る習慣がないのです。朝ドラも大河ドラマもまったく見ません。ですから、内容についての感想は書くことができません。

テレビドラマという制約から、本の内容を再現することは不可能だと思います。ただどのようにアドラー「フレーバー」をかけるかというところだけですね。

私は『コミックでわかるアドラー心理学』というマンガの解説コラムを書いています。アドラー心理学のような「理論体系」をストーリーに落とし込むのはなかなか難しいことです。このマンガでは、編集者とシナリオライターとマンガ家と私が膝を突き合わせて内容を練りました。なかなか苦労しました。

それを考えるとアドラー心理学をドラマにするのは困難なことでしょうね。

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