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50歳・人生の後半戦をどう生きるか - 旧友との再会から学んだこと

旧友との食事会

昨日長い間会っていなかった友人と再会しました。

私たちは共にキャリアのスタートラインに立ち、数多くの挑戦と変化を経験してきました。

時間が経つにつれ、私たちの人生は大きく変わりました。仕事、結婚、そして家族の誕生。

変わりゆく日々の中で、かつての頻繁だった交流は少なくなりました。しかし、ある日、私が体調を崩したことをきっかけに、友人からの温かなメッセージが届きました。それが、再び定期的に会うようになった始まりでした。


人生の転勤

彼女との会話の中で、私たちは「いつ退職するか」「親の介護が始まった」といった、40代50代60代にとって避けては通れない重要な話題に触れました。

私たちの親が同じ病で倒れ、急に迫られた介護という現実。仕事への姿勢も変わり、人生の後半戦をどう過ごすかについて、お互いに深く考えさせられるようになりました。


新たなつながり

そして、もう一つの驚きは、私の以前の職場の先輩が彼女の勤務地へ転勤してきたことでした。偶然にも彼らは遠い親戚関係にあり、私たちの人生に新たなつながりをもたらしてくれました。

昨日の友人との食事会の時に、偶然「畑で取れた野菜のお裾分けがしたい」と彼女の親戚のおじさまに当たる私の先輩から連絡が入りました。

「いや、今すぐこちらのきて欲しい、あいたい!!!」と私がわがままを聞き入れてくださり、先輩も食事会に合流。

懐かしい先輩との再会は、聞きたいことが山ほどあって、会話が途切れることがありませんでした。その中でも先輩から受けたアドバイスが私の心に深く刻まれました。


人生を楽しむ秘訣

先輩は55歳で早期退職し、現在は悠々自適な生活を送っています。その生活ぶりからは想像もつかないほど、先輩には子どもが五人。若い頃には、0歳の子を含む大家族の支えであった先輩。しかし、今では畑仕事や旅を楽しむ毎日を送っています。

「どうして早く退職し、今そんなに悠々自適な生活を送れているのですか?」と尋ねたとき、先輩は笑みをこぼしながら語り始めました。

その秘訣は、若いうちからの賢いライフプランにありました。先輩夫妻は、家族が増える前に賃貸の家でコツコツと貯金をし、その資金でローンを組まずに自宅を手に入れました。さらに、先輩の給料の大部分は触れずに貯蓄し続け、投資信託にも手を出しました。そして、安い土地を見つけて購入し、事務所として貸し出すことで家賃収入も得ているのです。

そして何度も繰り返し教えてくださったのが「50歳を過ぎたら、退職後に何をしたいか、何をするべきかを考えておかないといけない」という言葉。

これには深い意味が込められていました。先輩がこのアドバイスをくれた理由は、先見の明に基づく自身の経験から。若いうちから未来を見据え、計画的に行動することの大切さを、先輩は身をもって示してくれたのです。

この話を聞き、私は深く考えさせられました。

40代50代が直面する未来は、ただ歳を重ねるだけではなく、どのように生きるかが問われる時期。

先輩のように、未来に備え、計画的に人生をデザインすることの重要性を改めて感じたのです。ただし、お金の面では先輩の秘訣からすると、遅い部分がたくさんあって不安も募りますが・・・でも、考えることには意義がある、と私は実感しました。

だってその先輩があまりにも楽しそうに生きていらっしゃるから。

これからの人生をどう過ごすか、考えるべき大きなテーマです。過去に一緒に時間を過ごした人たちとの再会は、ただの懐かしい時間を超え、自分自身を見つめ直す機会を与えてくれました。過去と現在、そして未来が交差する中で、自分の人生をより良くするためのヒントを見つけ出すことができた、そんな貴重な時間を昨日は過ごすことができました。


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