「」でつづる僕の話

2019.11.28更新しました。

自分のことを書くとなると、変にカッコつけたくなる心理が働くか、逆に予防線を張るために卑屈になってしまうか、どちらかに偏る可能性がある。
僕の場合は後者だ。あと、「俺すごいんだぜ」みたいな、オラオラ外資系保険会社営業みたいな人が基本的に苦手だ。

なので、事実ベースで淡々と書く。

1988年生まれ、男子、168.5cm。
 →この間身長を測ったらなぜか170cmになっていました。なんでだ?
昔好きな子の前で 170cmとウソをついたら、「170あるっていう子って、みんなそれより低いんだよね」と見抜かれて以来、小数点まできちんと申告している。

京都で生まれ、小中を北海道、高校と大学は京都で過ごし、以降は東京で暮らす。
上京した際、京都出身と言えばモテると思い、北海道で思春期の大半を過ごしたことを黙っていた。
しかし最近、北海道もそれはそれで過酷な冬の話など食いつきがいいことを知り、どのように伝えるか検討中。
今でも覚えているのは、散髪屋で聞かされた、春先の小学校で”春を見つけよう”という授業中、つくしやふきのとうではなく「先生、手を見つけました!」という生徒の話。
酔っ払ったサラリーマンが冬のグラウンドで寝てしまい、そのまま雪に埋もれて発見が遅れたらしい。
この話をすると、だいたい引かれる。
もちろん、全くモテることはなく、ついたあだ名は高校では「どさんこ」、上京後は京都だからと「ハンナリー」。東欧かよ。

母一人、父一人、兄一人。
つまり、ごくごく一般的な家庭。
父は会社員。
最近勤め上げた会社を定年退職し、再雇用されている。僕の生きた年数以上を一つの会社で勤め続けたことは、本当にすごいし、心から尊敬している。
口癖は「俺たちの時代は良かった」。そうでしょうね。

母は専業主婦。
僕と兄を大学卒業まで面倒を見てくれた。母は僕にあふれんばかりの愛情を与えてくれたが、どうやら僕にはその受け皿がなかったらしい。
僕らが家を出てからは、専らTVを観ている。
口癖は「録画を観るので忙しいの」。一言で矛盾してくれた。

兄は銀行員。
85年生まれ、 186cm、高校は陸上で全道大会に出場。フィジカルエリート。
旧帝国大学を上位で卒業し、英語、ドイツ語、韓国語に堪能。銀行は海外支店勤務を経て本社勤務。
その上、イケメン。
なんだこのフルコンボ。
『プレジデント』の著者略歴かよ。月9なら主人公だ。
神はなぜ、このような富の偏在を許したのか?マルクス主義は死んだ。
僕の極端に卑屈な性格は、繰り返される彼との比較でつくられたのだろう。
忘れられない一言、「未来に投資しろ」。残念ながら、僕にそんな資力はございません。

部活は吹奏楽部。
パートはトランペット。
数え始めて18年、同じ楽器をやり続けてきた。
気づいたこと、楽器をやっても大してモテない。
僕の大好きな先輩に、そのことを嘆いたら「速く走れないのを靴のせいにするな」と一喝された。
だけどさ、先輩、いくらなんでも履いてるのが下駄だったら速くは走れないです。

会社員を数年経て無職。うつ病治療中。
 →就職が決まりました!!病気は引き続き治療中。
ただ、「かわいそうなボクちゃん」アピールをしたいわけではないし、そう見られたくもない。
誰でもなる可能性があるし、僕の場合はたまたまそういうめぐり合わせだったと思っている。
今は人生ゲームでいう”1回休み”だと割り切って、それなりに楽しく生きている。
ただ、今捕まったりすると「30歳 男性 無職」とテロップに出るのがイヤなので、慎ましやかに生活中。
警察こわい。

頭以外は、超がつくほど健康体。
こればかりは日本語ラップばりに両親に感謝。
体重59.5kgの、体脂肪率9.8%(ちょっとだけエヘン)。
視力も裸眼で2.0あるし、虫歯もない。
昔、歯科検診で「模型みたいな歯」だと言われた。
だけどそのあと歯石が見つかった。アレとるの超痛い。

家族は妻一人。
妻は85年生まれ、160cm、九州出身。テニス部。
これは半分ノロケが入るけど、色白で美人。なんで僕を選んだのかは人生最大の謎だ。
怒るとちょっとこわい、でも普段はやさしい。でも怒るとこわい。
食材のキノコを「菌類」、ジャングルジムを「ジングルジャム」と言ったりする。
決しておバカではない。ただ、ちょっぴり語彙力が終わっているだけだ。
病気になって、仕事を辞めた後も僕を支えてくれている。離婚が選択肢に入りやすい世の中、本当にいい人に出会えたと思う。
僕の先輩が言っていた。「結婚後に病気になって良かったじゃないか。友達は今ハゲで相手探しに難儀している」と。
いや、ハゲとうつを同列に語られるのはちょっと…。

僕の口癖は「友達が少ない」。
これは友人に「お前は友達が少ないんじゃない。友達認定が少ないだけだ」と怒られた。
でも、高校時代友達がいなさすぎて、修学旅行の海辺、一人で体育座りしていたのだから言う権利の一つくらいあるはずだ。
それでも、今は高校時代の同級生と飲みにも行くし、病気をしてからは周りが結構気にかけてくれている。
自分が思った以上に、人には恵まれてきたと最近気付かされた。
病気のおかげでみんなの絆を再確認…なんていい話があるわけないだろう!
うつ病、てめーだけは絶対許さねえ。

そんなわけで、座右の銘は「健康第一」。
もちろんお金も大好きだけど、心と体の健康、どちらも満たされないと何も楽しめなくなる。
母が、「どうせ死ぬんやし。死ぬまでは生きていこ」と言っていた。
僕はさらに、どうせ生きるなら健やかに生きていたいと思う。
他のことは健康になった後に考えればいい。
あ、でも、ホントはお金持ちになってモデルと合コンしたい。知り合いいわく年収4000万円になるとできるらしい。
これは妻には内緒にしないと。

さて。
このブログでは、日々思ったことや体験したこと、考えたことをなるべく読みやすく書いていこうと思っている。
ちょっとした暇な時間、少しでも楽しいと思ってもらえたらとても嬉しい。
それか、「こんなヤツでも生きているんだし、俺も生きていても大丈夫そうだ」と思ってもらえたらそれ以上に喜ばしいことはない。
細く、長く、ゆっくりと書いていきます。

最後まで読んでくださりありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いします。


この記事が参加している募集

自己紹介

ああもう読んでくれただけで嬉しいです。 最後まで見てくださってありがとうございました!