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ブラック・ミラー シーズン6 第4位「Beyond The Sea(ビヨンド·ザ·シー)」

 


【注意】ネタバレ込みのレビューとなります



第5位はこちらにて



4位 「Beyond The Sea (ビヨンド・ザ・シー)」

あらすじ

1969年、架空の世界を生きる
2人の宇宙飛行士は
ハイテク技術を駆使した
危険な宇宙任務についていた。
だが、地球で発生した
信じられない悲劇が
2人の関係に暗い影を落とすことに…

■点数

★★★★★  5

■一言レビュー

アーロン・ポールの演技力すごすぎ…

■感想

第4位のランクインだけど
点数は満点です。
ぶっちゃけ最下位の
「Mazey Day」が酷すぎただけで
あとはどれも素晴らしかった

今作はシーズン6の中で最も長編の作品
じっくりと時間をかけて
胸糞で始まり胸糞で終わるという
誰も救われない展開だが
このダークさこそ
ブラック・ミラーの魅力。

Good Point ① 

豪華キャストの組み合わせ

まずはアーロン・ポール

Aaron Paul

彼抜きではこの作品の良さは
絶対に出なかったであろう最重要ポイント

この方、「ブレイキング・バッド」
に出演されていて
エミー賞を何度も受賞している
めちゃくちゃ有名な俳優さんなんですね。
自分はそのドラマを
一度も観たことなかったので
今作で初めての鑑賞

いやぁ…度肝抜かれる演技力でした

レプリカに今、どちらの意識が
入っているかはっきりと分かるほど
全然違う人格の切り替え方、
こちらまで泣きそうになる程
悲しみが伝わってくる
涙を流す時の顔の表情

このたった一作品だけで
すごい実力の俳優さんなんだなと
分かりました

そしてジョシュ・ハートネット

「パラサイト」
「パール・ハーバー」
「ブラック・ホークダウン」
と子供の頃見た映画に出演していて
名残のある俳優さんなんだけど

これ劇中彼だとまったく気付かなかった…
あの人イケオジだったな〜っと
キャストをググったら
ジョシュ・ハートネットやんけ!
びっくり

自分の中では「パラサイト」での
印象が一番強くて
やっぱり彼はプレイボーイ的な
チャラい役柄があうなと改めて思った

ハンサムというイメージしかなかったので
久しぶりに見たら
髭が似合うゲイ受けイケメンじゃないか…(笑)

Good Point ②

現代のヘイトクライムを示唆?

これは個人的な考察なんだけど
序盤でデヴィットの家族が惨殺されるシーン。
犯行グループの理由が
「自然の摂理を守った」
という理由でしたよね。

「機械人間と
    夜を共にしていることは
    自然の摂理に逆らっている。
    自然に逆らう行為には
    代償が伴うべきだ」

このシーン
「同性愛は自然の摂理に逆らっている」
と発言する一部のホモフォビック層を
真っ先に連想したんですよね。

海外ではセクシャルマイノリティを
狙った暴行、殺人事件が2023年現在でも
未だに起こっており、
このシーンはそういったヘイトクライムを
示唆しているのでは?
と当事者の自分は強く感じるとともに
おぞましい恐怖を味わいました。


■総括

とにかく出演キャストの
圧倒的演技にあっぱれ
これほどBGMがないのに
ダルみなく観れるのは俳優陣の技量が
素晴らしいからに他ならない
今作をシーズン6のベスト作品に選ぶ人も多く
それも納得のクオリティ。

個人的にラストでデヴィットが
まったく反省をしてないところが
胸糞さを更に掻き立ててよかった(笑)


以上

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