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まっくらなせかいに。こぶしをつきあげた。じぶんのためひ。現代詩。

まっくらだ

真っ暗だ

ぼくは

真っ暗だ。

それを

知ってほしい。

死ぬことではない。

死ぬことではない。

死なない。

僕は死なない。

だから

いい。

それで

いい。

鼻血で

息ができない。

それでも

いい。

殴ってやった。

あいつを

殴ってやった。

なぐってやっあ。

なぐつた。

この手で

なぐった。

なぐってやった。

この手で。


この

右手で


あいつを

なぐってやった。


なぐれれると

おもってなかったのだろう。

なぐられると

おもってなかったのだろう。


歪んだ

かおは

怯えだろう。


わかってる。

強者の余裕はない。

いじめっ子の

眼ではない。


どついてやった。

どついてやっあ。


はじめて

ひとを

どついてやった。



それだけだ。

それでも。

それが

光明か。


光がさした。


生きていいらしい。


なんか。

よかった。

なんか。
良かったので。


それでいい。


なぐれれると。
なぐれれると。


なぐって。

やった。


道は真っ暗だ。

ほれでも


光はさしたきがした。


いきるよ。

じぶんのために。


そう。

じぶんだけのために。


そのために。

なぐってやった。


じぶんのために。

じぶんのために。


じぶんのために。


じぶんのために。


じぶんのためひ。


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